2017/10/12

「右のお尻の上が痛い」「手が震える」・・・頭皮鍼の効果はすごい!

背中が痛い
    右のお尻の上が痛い

手が震える
    手が震える


頭皮鍼法には面白いテクニックがあります。
たとえば、20代の女性で、「右のお尻の上側が痛い」という方が来られました。
右の腸骨稜のことですが、まずは、最近よく使う 「頭蓋JAA」 で痛みを取ってから他の治療をしようと考えました

このような痛みなら、手技療法でも取れてしまうのですが、手技療法だとベッドに横になってもらわなければならないので、座位のまま頭蓋への鍼で痛みを取ることにしました。
そして上の写真のように、髪の生え際より少し内側に入った部位に1本鍼をしました。

「どうですか?」と聞くと、

「はい。痛くないようです」と言います。

「いや、それでは分かりにくだろうから立ってみて」と立ってもらった。

それから、前後左右に動かして、痛みを確認してもらったのですが、ニコニコ笑いながら、

「痛くないです」と言う。

それからスカルセラピーをして、経絡治療をしてから再度確認をしてもらうつもりで、ベッドから降りて床に立つように指示したら、床に足を着くなり、

「あ、すごい! 足の裏が床に着いています。ピタッと着いています」と言う。

「ん? ん? 足裏が着かなかったの?」と聞くと、

「はい」と笑いながら頷いていました。

経絡治療との関係もあるかも知れませんが、おそらく最初にした「頭に鍼1本」が効いたと思います。
何故なら、このところ何人もの患者さんを頭皮鍼で治療しているからです。
頭皮鍼法にもいろいろありますが、変化を出すのが早いのです。


たとえば、2番目の写真を見て下さい。
この方は、

「ご飯を食べる時にお父さんが、手が揺れているよ、と私の手を摑まえるんです」と言って来られた方です。

とりあえず、どれぐらいの揺れかを確認しました。
なるほど、「これではお茶もこぼれて飲めないだろうな」というぐらい震えていました。
そこで、座位のまま頭に3本鍼を刺し、再び震えを確認してもらったら、震えが止まっていました。

「あらー、嬉しいわー。どうしようかと思っていました」と喜びの声を上げていました。
それから仰臥になってもらい経絡治療を行なったのですが、
そやそやと思い、

「あのー、ブログに使いたいので、頭の写真撮ってもいいですか? 顔は写らないように撮りますので」と許可を取ってから、上の写真を撮らせてもらった。
そして、顔が写ってないことも確認してもらいました。

さて、上の二つの写真を見ても、何が何だかわからないと思いますので、今後ゆっくり説明していくつもりですが、ここでは簡単に説明しておきます。
一番上の写真は、頭部への七星配置で、「地=心包・三焦」の角度になり、「右の地」を動かせば、右半身も動くだろうと使ってみたのです。
二番目の写真は、「大脳」、「小脳」、「木=肝・胆」を狙って刺したものです。

やることは一杯あるのですが、いつも「痛みがあれば痛みから、なければ主訴から先に治す」と考えているので、このような簡単で効果の高い治療法を突き詰めていきたいと考えています。



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2017/10/11

耳鳴り、難聴と肝・腎の関係:研修で学んだことと董氏の鍼

親指足底
    董氏奇穴図譜治療学にある「花骨一穴」


董氏奇穴図譜治療学表紙
『董氏奇穴図譜治療学』中華民国88年(1999年8月)第三刷版


音は外耳から中耳、内耳へと伝わります。
内耳では電気的信号に変えられ、神経を介して脳に伝わります。
この流れの中で、どこかに障害があると、聞こえが悪くなって難聴になります。

耳が聞こえづらいと感じた状況別を分けてみますと以下のようになります。
① 外傷(耳をぶつけたとか耳かきでほじくり過ぎた等)
耳かきでの外傷は鼓膜に傷がついたときで、こんな場合は耳鼻咽喉科で診てもらったほうがいいです。

② 大きな音を聴いて難聴になる人も少なくありません。
この場合は、聴覚を司る蝸牛(かぎゅう)が大きな音や衝撃により損傷を受けたことによって起こります。

③ 大音量で音楽を聴いたりした後に、耳がキーンとして詰まった感じになる「急性感音難聴」と呼ばれる難聴。

④ 騒音の中で長期間働いて起こる「騒音性難聴」と呼ばれる難聴。

⑤ 耳が炎症を起して起こる難聴。
飛行機に乗って急激な気圧変化や、風邪やインフルエンザになったときの難聴。
いわゆる「急性中耳炎」と呼ばれる難聴。

⑥ 耳に水が入ったときに聞こえなくなる難聴。

⑦ ダイエット等で体重が減少したときの「耳管開放症」と呼ばれる難聴で、所謂栄養失調による難聴です。

⑧ 睡眠不足、精神的ストレス、騒音などの肉体的ストレスなどで、耳鳴りやめまいが起る場合もあり、突発性難聴、メニエール病、低音障害型感音難聴の引き金になる可能性もあると言われます。

⑨ 薬の副作用によるもので、結核の薬、リウマチの薬、利尿剤、抗がん剤などが知られています。所謂薬害です。

⑩ 加齢によるもので、内耳や神経や血管の老化で「老人性難聴」と呼ばれるものです。

⑪ 突発性難聴。原因が特定されない場合が多く、鍼灸院に来る方々の多くがこの「突発性難聴」です。

さて、難聴を治療する方法としては、耳の周囲にも鍼を使いますが、臓腑活性も考えて「肝・胆」と「腎・膀胱」も狙います。
狙うと言っても、鉄砲で撃つわけではなく、肝臓系と腎臓系の機能を整えるということです。

その方法は、手足のツボを使っての「経絡治療」もするのですが、今までの経験からすると巨鍼が著効を現したように思えます。
というのは、小さい鍼だけで治療するよりも、巨鍼を使ったほうが治療回数が少なくて済むのです。
「大きな鍼が怖い」と言う人には、巨鍼は使いませんが……。

それは何故かというと、耳の構造は「膜」「耳小骨」「筋肉」で構成されているからです。
そして、東洋医学では、「肝は筋膜を主る」と言い、筋肉や膜は肝臓が支えているという言い方をします。
さらに、「腎は骨髄を主る」とも言い、腎が骨や髄を支えていると考えられてきたわけです。

となると、先ほどの耳の構造は、「膜、筋肉、骨」でしたので、肝と腎に支えられているということになります。
つまり、肝と腎が整えば、肝経、腎経が支えている器官も整うと考えることができるわけです。
もちろん、難聴などになると耳自体も代謝が落ちていると考えますので、耳の周囲も代謝を上げるために鍼をします。

ここまでは一般的な東洋医学なんですが、先日の研修では、なんと、足の裏に鍼をするのです。
聞いただけで痛そうですが、実際にも痛そうでした。(^_^;)
がしかし、鍼をした後は聞こえが良くなるようでした。

そのツボのことを、董氏の鍼では「花骨一穴」と言い、主治に「耳鳴、耳聾(じろう)」と書かれています。
董氏とは台湾の有名な医家で、独自の経穴や手法であらゆる難病を治療して来られた先生です。
耳聾とは、耳が聞こえないことですので、難聴と言うことです。
そして、このツボの位置を診ますと、肝経が流れる足裏になります。
つまり、足裏から肝経を狙っていると考えることもできます。

「それなら裏から狙わずに足の甲から鍼をすればいいではないか」という質問が出てきそうですが、その本には「鍼の深さ5分から1寸」と書かれています。
つまり、それだけの深さだと足裏から足の甲の近くまで突き通し、途中の筋肉や腱も整えていると考える事ができるわけです。

即ち、経絡というのが、筋肉に影響を与えているとすれば、深いとところにある筋肉を強く刺激することで、治療効果を上げることができると考える事ができるわけです。
実際にも、中国鍼と日本の鍼を使ったときの違いを知っている鍼灸師は多いはずで、中国鍼の刺激量は、日本の毫鍼とはかなり違います。

私たちが実験した結果によりますと、5番鍼と3番鍼でも大きな違いがありました。
その実験の様子は 『人体惑星試論奥義書』 に書いてありますので、興味のある方はそちらを参考にしてください。

それで、昨日の研修では、鍼をした直後に、「どう? 聞こえる?」と質問すると、「はい。先ほどより聞こえる気がします」という答が返ってきました。
鍼をして5分か10分ほどして、そのような返事が返ってくるのです。
もっとも、こちらの先生は有名な先生ですので、「治る」のが当然かも知れません。

当院での耳の治療は、経絡治療、耳周囲への刺鍼、巨鍼で肝腎を整える、というパターンで、それなりにいい結果も出しているのですが、その共通点を考えますと、やはり「肝・腎」の治療がメインになっているのではないかと考えました。

その他にも興味深い治療法がありましたので、先方の先生(医師)に迷惑がかからない範囲で、研修報告をさせて頂ます。



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2017/10/08

歩くと足額部(足趾の付け根)が痛くて、首から肩も凝って痛い

足額部
    左足の囲んだところが歩くと痛い

足裏への七星配置
    七星論での足裏への七星配置


タイトルのようなことを訴える方が来られました。
肩を触ると、ほんとにガチガチに凝っていました。
しかし、肩は触りません。

足裏を見ても、表面上は問題がない様子です。
そこで足裏への七星配置を考えるのですが、そこは「目や肩」と配置してあります。
しかし、そこも触りませんでしたが、ブログのネタとして撮影だけさせてもらいました。

次に、側頭部の「地:心包・三焦」に関係する部位を指で探ってみますと、
「痛い、痛い!」と言います。
強く押したわけではありません。

左の側頭部だけ痛がり、右側は何ともありませんでした。
これは七星論での頭部への七星配置から考えると、わかるのですが、右側の症状は右の頭部に現れるからです。
つまり、頭部への七星配置は交差がないわけです。

頭部の七星配置
    頭部への七星配置

そこで、痛みの出た頭部へ1本針をさせてもらいました。
そして、
「肩の痛みはどうですか?」と聞いたら、肩を上げ下げして、

「あら、痛くないです」と言うので、今度はベッドから降りて歩いてもらいました。

「どうですか足裏は?」

「あら、痛くないです。オホホ、、、。何でですか?」

「う~ん。実はその痛みのある趾の付根は肩と関係があるのです。そして、肩と趾の付根も関係があり、鍼をしたところと肩も関係があるのです。ですから、頭に鍼をしたら痛みが取れたわけです」と説明しました。

鍼灸師にこのような説明をしても、わからない人が多いので、多分この方もわからなかったと思いますが、「なんとなくわかりました」という顔をして頷いていました。
そして、治療の途中で、

「ここへ来ると、体も楽になり、いろいろなことも教えてもらえるので嬉しいです」と話してくれました。

「頭への鍼」と聞いて、「何だろう?」と思った方も多いと思います。
実は、最近になって、また「頭蓋JAA」の研究をしているのです。
「頭蓋JAA」 とは、「頭蓋関節調整鍼」という意味で、頭部に鍼をして治療する方法ですが、このテクニックは瞬間的とも言えるほどの速さで痛みが取れてしまうもので、現在でもたまに使っています。

しかし、3~4年前に開発したこの「頭蓋JAA」は、今一つ「診断法」が確立できてなかったし、センスが問われるテクニックでした。
そこで今回、あるヒントがあって、センスを問わない「診断法」を思い付いたので、再び炎上させることにしたのです。(^_^;)

もう既に、その診断法を臨床で使っているのですが、なかなか面白いです。
診断法が簡単なのです。
指で探って、痛みのある部分に鍼をすれば結果が出てくるのです。
新しい「頭部の地図帳」を作るには、2~3ヶ月はかかると思いますが、やり方がわかりましたし、既に使っていますので、そんなに永らく待たせずに発表できると思います。




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2017/10/01

右肩が痛くてスイングができない。久しぶりに燃えた鍼灸治療


頭皮鍼?
    この鍼の手法は初めて見ました


昨日は、有名な漢方医師の先生が当院に来られました。
こちらの先生は、西洋医師ですが、漢方や鍼灸をかなり研究していて、その道ではかなり有名です。
その先生がおっしゃるには、
「中国の知人から送られたビデオで、歩けない神経疾患の患者さんが巨鍼で、その場で症状が軽減して、歩いて帰る様子が撮影されていたので、巨鍼療法を見せて欲しい」とのことでした。

で、昨日来られた患者さんは、
「自転車に乗って、右手でもう一つの自転車を引っ張って運転していたら、坂で、自転車が逸れていくので、それを右手でガッと引っ張ったら、右肩峰の辺りで「グギッ」と音が出て、腕が挙がらなくなった」と訴える方です。
昨日で2回目の治療でした。

1回目の治療で、腕は挙がるようになり、
「あ、これだとゴルフに行けますわ」と喜んでいたのですが、時間と共にまた“痛みが出てきた」と言うのです。

それで、その先生に、簡単に症状を説明したら、
「うん、わかった」という顔をして、すぐに頭に鍼を刺し始めた。
その鍼の刺し方が私にはわからなかった。

で、1~2本刺しては、腕を動かさせて、
「どう?」と聞く。
すると、
「あ、軽くなってきましたね」

それを何度か繰り返したら、
「ああ、これならスイングしても大丈夫ですわ。ゴルフに行ってもいいですか?」
という質問をしながら、スイングをするポーズを何度も繰り返していた。

スタッフが、その先生に質問をしました。
「なんというツボですか?」

「ツボの名前はない!」

「えっ? ないんですか?」

「ない! これは想像だけでやる鍼なんだ」

「ふ~~~ん」(多分スタッフは意味が解らなかった)

そして、次の患者さんも面白かった。
先生が顔を覗き込み、
「冷えが入っているようだな。腎臓も調子良くないですね」と言うと、

「えっ? わかるんですか」と失礼な質問をした。

「物忘れが多いんじゃないの?」

「ええーっ! そうなんです。先日は大事な約束をすっぽかしてしまいました。治るんですか?」

「ちょっと診せて」と言いながら、頭を触った後、鍼を2本ほど刺した。

その時は、患者さんも何が何だかわからない様子でしたが、治療が済んでから、
「頭がすっきりしたみたいです。新城先生、この治療法をぜひ習ってきてくださいよ」と何度も「習ってきて」という言葉を繰り返していた。

私も久しぶりに興味深い鍼を見せてもらったので、その先生に交渉して勉強させてもらう事になった。
それにしても、久々に燃えてかきたてられる治療法を見せてもらった。

「認知症」が恐れられている近年、この治療法を使って何とかしてみたいと考えました。
だから、予定を変更しても勉強に行ってきます。




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2017/09/29

右手が腱鞘炎で包丁も持てないんです。・・・それって腸がおかしいですよ

腱鞘炎
    原因と症状の出る部位は必ずしも一致するとは言えない


昨日、急患で腱鞘炎の患者さんが来られました。
「手首から母指球辺りまでが痛くて包丁も持てない」と訴えます。
話によると、病院へも行ったのですが、
「腱鞘炎ですので塗り薬を塗っててください」と言われて、塗り薬を塗っていたそうですが、ぜんぜん良くなる様子もないので、当院に来たというわけです。

このような場合は、「治る!」と感じてもらうのを優先することが多いので、昨日も、
「ちょっと診せて」
と動きを調べ、肘関節をちょっと調整したら、ちょっと楽になった様子でしたので、
「これは、ここだけの問題ではなく、肩までおかしいので、肩を調整してみますね」と肩関節の調整をしました。

「はい。ちょっと動かしてみて」

「あ、楽です。軽くなりました」

「軽くなっただけでは面白くないので、捻れも調べてみますねー」と手首の捻れを調べた。

「あ、あ、痛くなりました。先生、痛くなりました」

「ま、ま、慌てない慌てない。これからですから」と、肘関節、手関節、手根骨と調整していきながら、

「だけど、この腱鞘炎の原因はお腹にある見たいですよ」と言うと、
「全く信じない」という顔をしながら、

「お腹ですかァ?」と言う。

「そうなんです。ちょっとお腹を押してみますねー」とお腹を軽く押したら、

「イタ! イタ! 痛い、痛い!」と言います。

そこで、
「こんなに軽く押しても痛いのですから、普通ではないですよね?」と尋ね、頷くのを確認してから、
「ブログのネタに使いたいので、写真を撮らせてくれませんか?」と尋ねて許可をもらい、スタッフを呼んで、痛みの出たお腹に手を当ててもらって撮影しました。
それが上の写真です。

そして、軽くお腹を押さえてから、再び腱鞘炎の痛みを確認してもらうと、軽くなっている。
驚いた顔をしながらこう言ってきました。

「でも先生。病院の先生は腱鞘炎と言っていましたよ」と。
「腱鞘炎は腱鞘炎かも知れませんが、病名を付けたから治るわけではありませんよね」と、言いながら治療を続け、さらにこう言いました。
「病院の診断は正しいのですが、多分、その病院では治せないでしょう。はい、ではもう一度腱鞘炎の痛みを確認してみてください」と再度確認してもらったら、笑顔になって、こう言いました。

「最初からここに来ておけば良かったー」

あまりに不思議だったのでしょう。
その後も何度か腱鞘炎の痛みを確認していた。

さて解説です。
腱鞘炎の現代医学的解説は、多くのサイトにありますので、そこを参考にしてください。
ただし、それらの説明を読んだからといって治る分けではありませんので、ここでは、七星論(人体惑星試論)での診断と治療法を説明します。

まず、手関節の調整をするのに、肩関節から調整するのは、七星論では肩を「水=腎・膀胱」、肘を「金=肺・大腸」、手首を「地=心包・三焦」という診方をします。
ですから、最初に肘関節から調整したのは、「金=肺・大腸」で、特に大腸に問題があると思ったからです。

それから腹部を軽く押して、本人にも腸が原因である事を認識してもらいました。
つまり、根本的な原因を治療する為には、本人の認識も大切だと考えているからです。
そして、腹部を触ってから腱鞘炎が軽くなるのも確認してもらいました。
それから、肝臓と腸の関係を説明しましたが、鍼灸理論での難しい話は理解できないと思いましたので、簡単に説明したのですが、私の理論はこうです。

この図を見て下さい。
木=肝胆と金=肺大腸は向い合っています。
これを対応経絡と言います。
つまり、木と金が対応しているということで、木の異変が金に出たり、金の異変が木に出たりすると考えて下さい。

宙を含む円循環
    七星論での循環説明図

この方の場合は、肝の異変が大腸に出て、大腸の異変から肩部に凝りを生じ、それが高じて肩関節に異変を起し、肩関節(水)→肘関節(金)→手関節(地)と順を追って歪みが発生してきたのです。
つまり、七星論で云うと、エネルギーは水(肩)→金(肘)→地(手首)と流れるので、水の異変が金に、金の異変が地に出てきたと言うことです。

ですから、最終的には肝を整える必要があるわけで、この方も肝臓の治療が終わったら、
「ああーっ! ぜんぜん、ぜんぜん痛くないですわ。嘘みたいです」と喜んでいました。
この方は、発症してからそんなに時間が経ってなかったので、簡単に治りましたが、発症してから長期間経ったのは、1回で、と言うわけにはいきませんので、その点ご了承ください。




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