2017/08/23

鼠蹊部痛の治療。 コラボ鍼はいろんな痛みの治療に使えます(8/27の臨床実践塾の準備)

コラボ鍼1
写真1

コラボ鍼2
写真2


コラボ鍼は、鍼灸での経絡走行や筋肉の起始停止を考え、さらに運動療法的な治療法を組み合わせて組み立てた治療法です。
鍼灸は元々臓腑を狙って治療するのが主体ですが、皮だけに引っ掛けて治療するスキン鍼という方法もあります。

スキン鍼は、頭痛の治療に手指の皮に鍼を引っ掛けて治すのにも使うのですが、即座に頭痛を治めてしまうので、鍼灸師としては面白い方法だと思います。
しかし、残念ながら持ちが悪いので、それだけで治療を終わると、再発しやすいので、病因となる臓腑の治療まで行なう必要があります。

ということは、スキン鍼を使うと、その経絡上に現れた症状は、鍼で気血の流れを調整すると、短時間であっても治める事ができるということになる。
そこで症状が治まっている間に、筋・骨格系の調整をすれば、筋・骨格系の治療にも使えることになる。

それならば、筋・骨格系の治療だけでもいいのではないか、ということになりますが、筋・骨格系だけの治療法だと、1~2割は症状が残る感じがすし、臓腑の治療がないので、治療効果の持続期間に問題があると考えるのです。
そこで、このコラボ鍼を考えたのですが、このコラボ鍼を使うと、鍼の痛みもなく、治療効果の持ちもいいのです。
そこで、このコラボ鍼を考えたのですが、このコラボ鍼を使うと、鍼の痛みもなく、治療効果の持ちもいいのです。

具体的には、スキン鍼と「操体法」や「新正体法」の理論を応用します。
操体法というのは、医師の橋本敬三先生考えたもので、かなり普及された治療法です。
一方の新正体法というのは、柔道整復師の宮本紘吉先生が編み出したもので、名古屋から西の方は私が講習をして回っていました。

操体法理論: 動きやすい方に動かして、抵抗を加えて瞬間脱力する
新正体法理論: 動きにくい方に動かして、緊張を与えてから瞬間脱力する
初めての方は混乱するかも知れませんが、ここで説明を入れますと紙面が足りませんので、「これが運動系の理論」ということだけ覚えていてください。

具体的には患側にスキン鍼をして、健側に運動系理論での治療を施す治療です。
そう言われてもわかり難いと思いますので、もっと具体的に説明します。

「腰掛けに座っていても鼠蹊部が痛む」という方が来られました。
仰臥になって、両膝を立て、右膝を外側に倒すと鼠蹊部に痛みが出ます。

鼠蹊部の痛みは、股関節や内転筋群とも関係が深いのですが、胆経とも関係がありますので、写真1のように右下腿の胆経にスキン鍼をします。
この場合、鍼の痛みは全くありません。

そして、写真2のように体の右側を下に寝てもらい、左足を挙げてもらいます。
その挙げた左足を私が上から軽く押さえます。
患者さんには、「押されないようにしてね」といいながら力を入れてもらいます。

そして10秒ほどしたら足を降ろしてもらいます。
それから再び左足を挙げてもらい、私が上から軽く押さえます。
これを3回ほど繰り返すと、それでOKです。

鍼を抜いてから、

「はい起きて座ってみてください」と座らせます。

「どう? 痛みを確認してみて」と聞くと、患者さんは上半身を、前後左右に動かしながら笑い出します。(⌒_⌒)

で、「どうですか?」と聞くと、

「はい。痛くありません」と言います。

この理論を患者さんに説明すると混乱を起しますので、説明はしません。(^_^;)



このブログや当院へのお問合せやご質問は、下記のフォームからお願い致します。
この問合せやご質問でのお客様情報は、他への流用は一切ありませんのでご安心ください。


関連記事
スポンサーサイト