2017/08/11

腱鞘炎やばね指の治し方。(臓腑と経絡)

腱鞘炎
    人差し指が腫れています


腱鞘炎とは、腱と腱が通る「腱鞘」という間に起こる炎症を言いますが、腱鞘炎を経験している人は多いと思います。
「ばね指」も腱鞘炎に分類されるのですが、これは腱鞘炎に入れるよりも臓腑・経絡の異変と考えたほうがいいと思います。

腱は「腱鞘」という「鞘(サヤ)」の中を通っているのですが、何等かの原因ですべりが悪くなって摩擦が起こると発症すると考えられています。
一般的には、痛みや炎症が起こるので、その原因を「使い過ぎ」とされがちですが、実は使いすぎでなくても起こる場合があるのです。

たとえば、上の写真は人差し指が腱鞘炎になった方なのですが、人差し指に腱鞘炎が起こった場合、経絡で考えると「大腸経」になります。
つまり、大腸に何等かの異常が起こっていると考えるわけです。
ですから、その指を治そうとしても、原因となっている大腸を整えなければ治らないことになります。

この方も3回目の来院になるのですが、東洋医学で考えると、「筋・腱の異常は肝の異変」と考えますので、2回目までは肝を狙った治療をしていました。
そして、腰痛もありましたので、「腰痛が良くなった」とか言って喜んでくれたのですが、指の痛みはまだ取れてないので、私は納得できませんでした。

そこで、大腸経が通っている指なので、「大腸の問題では?」と基本に立ち返り、「はっ!」と気付いたのです。
つまり、「腱鞘炎」と考える前に、「大腸経の指だから大腸の治療が必要」と考えたわけです。

この2年ほど、手技療法の研究ばかりしていたものですから、鍼灸の基本中の基本を忘れていたのです。

「私の不覚」です。

そこで改めて、大腸を整える「腹七金押圧」という簡単な手技を施したら、指がスッと曲がったのです。
そして、それから大腸を整える治療をして、曲げ伸ばしが楽になったので治療は終了しました。

帰りには玄関まで送ったのですが、
「ほんとに楽になりました。保護具をつけなくても大丈夫です」と、保護具を着けずに帰って行きました。

治療は、やはり基本の臓腑・経絡を常に考えなくてはいけないと、久々に反省させられました。



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