2017/07/26

首で体の動きを一瞬で矯正する方法の理論は「錐体外路系?」 

超瞬間矯正
一瞬なので、目の前で見てもわかりません。(^_^;)


昨日の「自分で行なう猫背矯正」の記事で、ご本人からメールが届きました。
内容は、
【説明不足だったかも知れません。放射線技師(だったかも)から、一度だけ「側弯気味ですね」と言われたことがあり、本当に側弯ではなかった可能性があります】
ということで、申し訳ございませんでした。

さて、先日の臨床実践塾ではいろいろなことをやり過ぎたような気がします。
頸部をサッと触って体幹の歪みを整える方法、胃経で腰痛を治す方法、皮鍼の刺し方とコラボ鍼等々、実技内容がちょっと多かったかも知れません。
でも、参加者の皆さんは楽しそうに実技をしていました。

最初に、「超簡単調整テクニック」と題して、頚部に触れて一瞬で体幹を調整する方法ですが、あまりに一瞬過ぎるので、

「今、何したんですか」とか

「もう一度やってくれませんか」とか

「触るところはここですか」とかと質問が多く出ました。

ほんとは3~5分で終わる予定でしたが、なかなか終われませんでした。
このテクニックは、多分YouTube辺りでも公開されているのがあると思いますが、理論的なことは説明されてないかも知れません。
「こうすると、こうなるよ」というだけの説明ではないかと考えます。

しかし、理論的な事がわからなかったら、「何故治ったのか」がわからないので、所謂「まぐれ中り」とか「偶然」で片付けられてしまいます。
そして、何より大切なことは、理論がわからなければ応用が利かないことになり、たった一つのためのテクニックで終わってしまいますので、価値の少ないテクニックになってしまいます。

私もこのテクニックについてネットでちょっと調べてみたのですが、「これだ!」というのを探すことはできませんでした。
ただ、「コラボ鍼の理論」とも関係する「皮質脊髄路」で考えると、何となくわかるような気がします。

皮質脊髄路とは、大脳皮質の運動野から脊髄を経て骨格筋に至る軸索(神経線維)の伝導路(束)のことで、錐体路ともいいます。
皮質脊髄路を構成するのはほとんどが運動ニューロンの軸索です。

延髄までは一本の束になっているが、脊髄では外側皮質脊髄路(錐体側索路)と前皮質脊髄路(錐体前索路)の二本に分かれている。
だからこのテクニックでは、左右同時に刺激を与えるのが条件になる。
これが体の右半身が左脳に、左半身が右脳に支配される理由にもなります。

ちょっとわかりにくいですが、錐体外路系の機能は、脊髄における運動性反射回路や、脳幹、小脳および運動野そのものにおける運動性反射回路に影響を及ぼしているので、脳神経に反射を起す頚部を触ることで、皮質脊髄路が動いていると考えることができるということです。

もっと説明しますと、私が鍼灸学校1年生のときに発表した論文『骨格矯正鍼』の理論で、「錐体外路系」と「姿勢調整作用」もあるのですが、長くなりますので、ここらで止めておきますが、もう一つだけ付け加えておきます。

それは、錐体路は筋肉の動きを支配する神経系で、日常の動作を支配していますが、錐体外路は筋肉の緊張を支配する神経系で、バランスを保っている神経系ですので、錐体外路を刺激することで、筋肉の緊張を支配すればいいということになります。

それが、この頚椎を軽く触って体幹の動きを調整する方法ではないかと考えているわけです。




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