2017/07/07

「コラボ鍼」での臨床例はおもしろい(多汗症) (7/23の臨床実践塾)

多汗症1
左は何ともないのですが

多汗症2
右に捻じると右脇から背中の痛みが出ます


先週来られた多汗症の方が再診で来られました。
「車の運転などで座っていると、お尻がべとべとになるぐらい汗をかく」ということでしたので、その日は、自律神経と関係のある頸椎1番の調整と、肝臓の治療を主にしました。
そして、砂糖と汗の関係も説明して極力砂糖の入った飲食物を避けるように話しておきました。

そしてきょう、様子を聞くと、
「汗をかくことをしてないので、あまりわからない」と言います。
しかし、
「じっと座っていても汗をかく感じがない」と言っていましたので、好転してきていると考えて、どれだけ砂糖の入った飲食物を避けたかを聞いたら、かなり抑えているとのことでした。
となると、今まで多汗症の方の治療経験からして、治るのは時間の問題です。
※すでに良くなってきているようですが…。

そこで、頸椎1番の調整と肝臓の治療をすることにしました。
前回来られたときには、頸椎の歪みがけっこうあったのですが、今回は歪みがあまり感じられませんでした。
そして、身体の捻じれを診るために、上の写真のように座位のまま、足を組み、上体を捻じってもらいましたら、左に捻じるのは何ともないのですが、右に捻じると、右の脇から後ろが痛むと言います。

多汗症3
黄色い丸で囲んだところが痛い

これは肝臓からの  経筋腱収縮牽引 が原因です。
そこで、右肝査穴にコラボ鍼をして、それから上体を左に捻じってもらい、少しストレッチのようなことをさせました。

※痛いのは右に捻じった時ですが、力を入れてもらう筋肉は左です

そして、元に戻ってもらい、

「どう?」と聞くと、顔を横に振り、

「痛くないですね、、、、、。ええーっ? 何でですか?」と言う。

肝臓からの経筋腱収縮牽引が解消されたのです。
つまり、肝臓の働きに負荷がかからなくなったということです。
その状態がいつまで続くかは、まだわからないので、全経絡を整えて、頸椎1番を調整して、できるだけ長く持つようにしました。

多汗症で、ほんとに苦しんでいる人は、ハンドバックを持つ手がビショビショになり、人と(彼氏と)手をつないでも、タラタラと汗が垂れると言います。
そんな多汗症の方でも、巨鍼を使えば早期に治すことができるのですが、多汗症の人は甘いものをたくさん食べていますので、鍼をすると痛がりますし、お灸をすると灸痕が長く残ります。
ですから、多汗症の治療に、このコラボ鍼は一役買うと思われます。

これまで来た多汗症の方で、「ひどい!!!」と思ったのは、20代後半の女性で、治療ベッドに寝ていても手から汗が出てくるのです。
そして、

「すみません。タオルか何かないですか? 汗がひどくてベッドが濡れてしまいます」と言っていました。

だから聞いてみたのです。
「こんな状態なら、スプーンでご飯を食べるときなんか大変でしょうねー、滑って!」

「ええ、ですから人と一緒にご飯を食べるのが嫌なんです」

「彼氏とデイトするときは食べにいかないの?」

「今はいまセン!」

「あ、ごめん」

「いいえ、だから彼氏がいた時も一緒に食事には行かないようにしていました」

悪いことを聞いてしまったと思いました。




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