2017/07/07

名付けて「コラボ鍼」と言います (7/23の臨床実践塾)

皮疹

皮鍼(皮だけに引っ掛ける鍼)


またも即効性のある治療法を組み立てています。
写真のように、皮だけに引っかける鍼なのですが、この鍼のやり方は昔からありますので、知っている鍼灸師は多いと思いますが、この鍼をするだけでは関節調整までは、難しいものです。
しかし、「刺さない鍼」で証明されるように、鍼としての効果はあります。

ではどうするかという事ですが、この鍼の治療法を生かしたまま、筋骨系の治療を加えるわけです。
実は私、20数年前に、7年ほど名古屋から沖縄までを担当して、整体の講習を行っていたことがあり、整体(筋骨系)の治療法も、少しは心得ています。
ですからこの新しい治療法を組み立てることができたのだと思います。

この治療法の特徴は、右半身に異常がある場合、右半身にこの鍼をするのですが、左半身を動かすことで、右半身の症状を治めるという治療法です。
これは「脳反射」を利用した方法になるのですが、鍼灸治療にも「巨刺法」(こしほう)という似た治療法があります。
巨刺法は、痛みのある反対側に強刺激の鍼をして治す方法ですが、このコラボ鍼は、「全く痛みのない」と言っていい刺鍼法を使います。

それが上の写真です。
皮に引っかけるだけの方法ですので、痛みも感じないわけです。
時には皮より少し下までいくときもありますが、患者さんの顔を見ながら刺していきますので、顔の動きがあると、刺し直します。
そして、巨刺法では、症状のある部位と反対側の全く同じ部位に刺鍼するのですが、コラボ鍼では、経絡や筋肉を考えて刺鍼します。

症例としては、昨日だけで5~6件ありますが、その一例を紹介しますと、足を写真のように組むと、右鼠蹊部に痛みが出て、強く押せない状態でした。
そしてコラボ鍼をした後は、ギュギュっと押しても痛みが出なくなりました。

コラボ鍼1

コラボ鍼2


使ったツボは、右の「二陰交」(にいんこう)というツボです。
「二陰交」とは、  『人体惑星試論奥義書』  に書いたツボですが、このツボは肝経と脾経を同時に整える作用があり、七星論を学んだ皆さんは汎用しているようです。

この症例の場合は、股関節や仙腸関節の問題ですので、他の方法でもいろいろな治療法があります。
しかし、コラボ鍼だと、そのままの姿勢で、コラボ鍼をして、軽く体を動かすだけですので、検査⇒治療⇒検査の流れが、短時間にスムーズに行えます。
そして、鍼を使いますので、治療効果の持続時間が長いのです。

これから何件か「コラボ鍼」の臨床例を書いていきますので、興味のある方は参考にされてください。
そして、この「コラボ鍼」は、7月23日(日)の臨床実践塾でも行います。



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