2017/07/02

今すぐ病院でMRIの画像診断を受けてきてください

キネシオロジー
FAT診:機能調整療法での診断訓練


約1ヶ月前、一人の男性が治療院の留守番電話に腰痛を訴えてきました。
その日は休診日でしたので、こちらから電話を入れたら、かなり困っている様子でしたので、近い日にちに来てもらうことにしました。

そうとう痛いらしく、付添の方も一緒に来られていました。
その時、歩き方がおかしいので、FAT(機能調整療法)で診断をしましたら、「脳出血」の反応がありました。

FAT の診断法とは、患者さんの体に触れる事なく、術者の筋肉反射で患者さんの状態を把握する診断法です。(エネルギー療法による診断法)


問診をすると、
① 右腰から足にかけて痺れる
② 歩く時にふらつきがある(2~3日前から)
③ 血圧は普通で上が120くらい

ということでした。
そこで、患者さんの体に触れもせずに、身体の状態を言うと信じてもらえないので、脈診をして、関節の可動域の検査などをしてから、
「脳出血か脳梗塞の可能性があるので、MRIで調べた方がいいようです。近くに脳神経外科がありますので、そこでMRIの検査を受けて来てくれませんか」と告げました。

すると、不満げな顔をして、
「今までそんなことを言われたことはないのですが……」と言う。
それはそうです。
言われた事があれば、ここには来てないはずです。

そこで、
「ええ、しかし、多分脳出血か脳梗塞を起していますので、MRIの画像診断は受けたほうがいいです。そこは当日でもMRIの診断を受ける事ができますので、予約を入れてみますね。すぐに来てくれということなら、そこへ行ってMRIを撮ってきたほうがいいです」

周囲にいたスタッフたちも不安げな顔をしていましたが、いちいち説明している時間がないので、その脳外科の電話番号を調べて予約を入れるようにさせました。
しかし、その日が木曜日で、その脳外科は定休日だったのです。

そこで、定休日のことを伝えて、どこか目当てのある病院があれば、そちらに行ってもらうように話をしたのですが、ご本人は、
「いや、わたしは腰が痛いのです」と、私が言った脳血管の事は無視して、腰痛を治して欲しいと訴えるので、

「とりあえず腰痛は、一時的には治ると思いますので、腰痛の治療はしますが、原因は脳血管だと思いますので、必ず脳神経外科でMRIは撮ってきてくださいね」と説明して、腰痛と足の痺れの治療をしました。

そして、腰痛が楽になったせいか、次の予約の話をするのです。
そこで、再び「いや、脳神経外科で脳血管の様子を診てもらってからのほうがいいですよ」と言ったのですが、
「明日にでも病院は行ってきますから、予約は入れておきます」と予約を入れていました。

今まで何人かそのような患者さんを診てきたので、その経験からしますと、脳血管障害で起る腰痛でも、巨鍼を使うとその場は痛みが取れます。
ですから多分、この方も「このままで腰痛が治れば病院へは行かなくてもいいだろう」と考えたと思います。

ですから念を押して、
「鍼をしたので、腰痛はちょっと楽なったかも知れませんが、原因が脳出血か脳梗塞だと思いますので、痛みはすぐに再発します。ですから、MRIは撮っておいてくださいね」と、付添の方にも告げておきました。

そして帰られたのですが、夕方になって、家族の方からキャンセルの電話が入りました。
話によると、当院から帰った後、病院へ行ったら、すぐに有名な脳神経外科に回されて、即、手術を受けた、とのことでした。

そして1か月後の先日、治療に来られました。
「いやー、あの時は助かりました。病院に行ったのが、2時59分で、後1分で受け付けが終了する所でした。それで別のことでお世話になっている先生にその事を告げたら、すぐにCTを撮ってくれて、これはうちではできないから◯◯脳神経外科へ搬送しますと言われて、その脳神経外科ですぐに手術をしてもらい、5㎝切って血腫を取り出してくれました」

そして先日、
「退院したので…」と予約が入り来院されました。
その時の症状は、「右腕に痺れ感があり、右腰~足外側が痺れる感じでダルイし、左膝内側が階段を降りるときに痛む」ということでしたので、その治療をしたのですが、右腕は手術の影響で、経筋腱収縮牽引が起っていので、それを解除したら楽になりました。

右下腿の問題も、だいぶ軽くなったので、何回か治療すれば治るはずです。
そして、膝は、捻れがありましたので、捻れを矯正したらその場で楽になり、
笑顔で「あれっ? 膝が軽いのですが…」と言っていました。


治療師の方なら、最初の診断で「脳出血の可能性」と判断したことに興味があると思います。
実はこれ、当院の臨床実践塾で行なっている「エネルギー療法での診断法」なのです。
つまり、患者さんの体に触れることなく診断ができる方法なのです。

この診断法は、頭で理解しても、感覚が伴わなければ検査はできないので、その検査法を覚えてもらうために、最初は上の写真にあるような、キネシロジーの手法で訓練してもらいますが、前回の実践塾では、多くの先生方がコツをつかんでいるようでした。
コツを掴んだからすぐに使えるものではないのですが、コツを掴めば、日ごとに上達してきます。



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