2017/05/07

七星鍼法の診断法や治療法は検証を重視して組み立てられました  連載3

七星鍼法3
エネルギー療法の訓練に使える手法の訓練


七星鍼法には特殊な鍼法がたくさんあります。
五行論にはない理論で組み立ててあるからです。
いわゆる「七行論」みたいなもので、これを使うと五行論で解けない問題も解きやすくなります。
というのは、私が七星論を考えた理由がそこにあるからです。

鍼灸の特性から話ますと、五行論で学んでいると疑問がたくさん出てきます。
たとえば、心包・三焦がそうです。
臨床ではよく使う経絡なのに、実態のない臓腑として扱われますが、経絡としては実在します。

どういう意味?

つまり、器質(携帯的・解剖的性質)はないが機能(本来備えている働き)はあるということです。

う~ん!

そして、心(心臓や心臓に関連すること)を整えるには、心経を使うのではなく心包経を使いますが、その理由は「心経を使うと強烈な刺激で心がおかしくなる」と教えられたような記憶があります。
ですから、鍼灸学校の基礎教育でも、「心経を使うと危ない」というように教えられたと思います。

しかし、実際にはそんな事はありません。
七星鍼法ではバンバン心経を使います。(心経への瀉法は使いません)
心経を使ったほうが即効的な治療ができるからです。
※瀉法とは、鍼灸には「補法と瀉法」があり、補法では補い、瀉法では抜きます。

文章にするとたったこれだけですが、この反証をするのにはかなり時間がかかりました。
何度も実験をし、何度も自分の体で試し、自信がついてからスタッフにそのことを話してから試させてもらうという繰り返しでした。

先ほどの「補法と瀉法」についても、学校の座学では理屈は習いますが、実技は違うのです。

どういう意味?

早い話が、それを証明するような実験方法が考えられていなかったと思われます。
「2千年の歴史」とか言われる割に、検証方法がなく歴史を積み上げたのでしょうか。
ですから、先生が鍼をして「ほら、これが補法だ」と言えば、何が何だかわからないけど、「ほー、これが補法か。なるほど!」と知ったかぶりをしていたわけです。(笑)

しかし、七星鍼法は最初に実験をして見せます。
「補法とは補うことなので、それができているか試してみましょう」と実験を行なうわけで、それをすると鍼灸学生はかなり納得してくれます。
いや、鍼灸学生だけでなく、私の臨床実践塾に参加した鍼灸教員の方々も納得していました。
それはそうだ、それまで実験方法がなかったのですから。(少なくても私の知る限りです)

則ち、算数に検算がないようなものだったわけです。
検算のない算数なんて考えられませんよね。
2+1=3(補法)
3-1=2(瀉法)及び(検算)

七星鍼法では、そのような検算方法を作って、それで検証しながら臨床をするので、当然治療効果が高くなるわけです。
つまり、七星鍼法での「偉い先生」は検証(検算)になるわけです。
教条主義ではないのです。

トップダウンは軍国主義思考です。
ボトムアップは民主主義思考です。
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