2017/06/14

治療の見せどころ! (6/25臨床実践塾)

鍼管

鍼管で押してから刺鍼すると多少、刺鍼時の痛みは和らぎます


鍼灸師は、鍼灸学校で、基本的に経絡で考えるように教育されるからか、筋・骨格系には弱い部分があります。
それは、診断が四診(望聞問切)で、身体を動かしての動診や検査の方法を使ってこなかったのも一つの理由かと思います。

しかし、鍼灸の利点を活かすと、弱いと考えていたのが逆転することもあります。
たとえば、6月25日の臨床実践塾では、一穴で足関節から頚椎までを整えることができる方法を発表する予定ですが、これは経絡と関節や筋骨を考えていたら出てきたものです。

たとえば、大胸筋や僧帽筋、腸腰筋などの異変は、仰臥になってもらい、バンザイをさせると、左右の手の長さが違うので、左右どちらの筋に異変があるかがわかります。
その検査をしてから、左右どちらかの一穴(一つのツボ)に刺鍼すると、それだけで両手が揃うのです。

座位での上半身捻転でも同じです。
両手を前で合わせてもいいし、両手を首の後ろで組んでもいいのですが、その状態で上半身を左右に回旋させると、左右差のある人がいます。
その時も、左右どちらかの一穴に刺鍼すると、左右の回旋が同じようになります。

さらに手技で、足関節を20秒ほど調整すると、足関節も整いますし、股関節も20秒ぐらい調整すると整います。
これは簡単なテストですぐわかりますし、3分学べば誰にでもできる方法です。
ただし、ツボの触り方や刺鍼の方法に大きく左右されるので、ただ鍼をさせばいいというものではありません。

最近の手技療法では、「誰でもすぐにできます」というのを宣伝文句にしているのが多いのですが、この治療法はちょっと違います。
瞬時に、整体と同じような効果を出すのですから、それぐらいの勉強は必要でしょう。

ここにツボの名前を書くと、必ず失敗する人がいますので、ツボの名前は書きません。
失敗した人は往々にして、「このツボは効かない」なんて言いかねないからです。
この治療法のポイントとしては、各種手技療法で行なわれている検査にあります。
各種の検査法を勉強していたら、この方法が出てきたのです。

一般的に、鍼灸師は筋・骨・関節に弱い人が多いのですが、鍼灸師でないと鍼は使えませんので、鍼を使わない方法も考えてあります。
ただ、鍼のような効果は望めないかも知れません。
しかし、「見せどころ」として使うなら、それでも十分だと思います。

いろいろな検査をして、異変のあるところを患者さんにも確認してもらい、その後たった一つのツボで、それらの異変が治るのですから、見せどころとしては非常にインパクトのある場面になるはずです。
治療の「パフォーマンサー」ですね。(^_^;)
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