2017/06/01

七星論の魅力は「診断即治療」です

延命学の本


七星論を組み立てる時に、いろいろなことに気付きました。
① 身体各部は七星に分類できる
② 七星に分類した図を用いれば診断が簡単になる
③ 各部に配置された七星は全て繋がっている
④ その繋がりを経絡に集約すれば少数穴で治療できる
⑤ 手技療法のテクニックも七星で解くことができる
⑥ つまり鍼灸で関節を含めた筋骨格系の治療もできる

その他にもいろいろありますが、それはこのブログで順次書いていきます。
面白いのは、身体各部への七星配置で、どの部位に症状があるかで、大まかな原因臓腑の検討を付けることができるということです。

たとえば、新日本延命学という整体療法があるのですが、それは宮原一男という先生が創作したもので、私も長年その延命学で治療をしていました。
それはどんな理論化と言うと、たとえば「胃」に問題がある場合、その胃の活動を妨げているものがあり、それが筋腱の縮みというわけです。
その筋腱の縮みが固まったところを「延命の玉」といい、治療では、その延命の玉をつぶすように解していくわけです。

そして、その延命の玉を解せば、胃の制限が取れて、胃は正常な活動をすることができるというわけです。
具体的には、大腿内側などに現れる「凝り」を解すのですが、こらがまた痛いのなんのって、悲鳴をあげたくなるほどの手技療法なのです。

しかし、延命の玉がほぐれると、確かに内臓の働きは良くなりますので、体調がすこぶる良くなります。
その手技療法で治療しているときに、私はある部位の凝りと、患者さんの主訴が一致することに気付いたのです。

大腿後面の真ん中辺りに強い凝りのある人は、心臓か心包(心筋と考えてください)に異常があることがわかり、その大腿後面の凝りを解すと心臓や心包まで楽になることが分かったのです。
下の図を見るとわかると思いますが、ちょうどその部が「火=心・小腸」や「地=心包・三焦」になるからで、大腿後面の凝りを取ることが、心臓や心包の治療になっていたわけです。

大腿後面七星


つまり、整体をしながら診断をし、同時に治療もしていたわけです。
これが、「診断即治療」に繋がってくるわけです。
下肢にこのような現象があることを知れば、上肢にもあるはずだと考えるのが一般的なはずで、上肢にも同じような反応を調べたのですが、バッチリだったのです。

このような要領で身体各部に七星を配置したのですが、配置されて七星同士はそれぞれ関係がありますので、手足のツボが使えないときには頭のツボで、頭のツボが使えないときには背中のツボで、というように、いろいろな部位のツボを使って治療することも可能です。

診断に使えて、即治療にも使えるということは、診断と治療が密接な関係にあるということで、非常に論理的だと考えています。
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