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2018/03/05

「かぶれる場合」の治療法は気血の流れを考える (3/25の臨床実践塾)


右手前腕内側のかぶれ



左前腕内側のかぶれ



背中のかぶれ



「かぶれ」の治療で来た方ではないのですが、鍼をしようかと思ったら、前腕にかぶれがありました。
しかも、左右の前腕内側に、
さらに、伏臥になってもらったら、背中にも描き傷のようなかぶれがありました。

このような場合は、アレルギーとまでは言わなくても、一応「アレルギー反応」として考えたほうがいいです。
このような症状を治めるには、どのような方法があるかと言いますと、実はこれ、血液が汚れたときに出てくる症状なのです。

ですから、皮膚科へ行っても「接触性皮膚炎」と診断されて、フルコート(ステロイド)などを処方されるのですが、これがまたなかなか治らないのです。
塗ると、その時の症状は治まりますが、すぐに再発するのです。

今までに診たひどい皮膚炎は、「かわいそうに!」と思うほどの症状でした。
若い娘さんなのに、陰部の痒みが我慢できなくて、引っ搔き傷でヒリヒリとした痛みまで訴えるのです。

女性ですので、患部は見ませんでしたが、一緒に付き添って来たお母さんが、

「先生に見てもらいなさい」と強く言うので、こちらが緊張してしまいましたが、

「いや、原因はわかっているので、見なくていいです」と、お母さんの意見を跳ね除けました。

そして、何故そうなったかという説明をし、気血の流れを良くし、体液循環を良くするような治療をし、家でも気血の流れがよくなる方法を教えておきました。
それから、食養の話をして、

「このような食事をすると、一週間もあれば治ると思うので、それで治らなかったらまた来てください」と帰ってもらいましたが、来ることはありませんでした。
結果が非常に良かったようで、後日お母さんが来たときに、
「先生。娘はあれで治りました。私が悪かったのですねー」と反省していました。

さて、上の写真の患者さんですが、別の治療で食養の話は既にしてありましたので、ポツンと一言注意して治療にかかりました。

こういう症状の場合は多くが「大腸」から始まり、「肝」、そして淤血と深い関わりのある「腎」が弱っています。
この患者さんも「心包」と「心」の症状もありましたので、腎と同時に「心」、肝と同時に「心包」も整えておきました。

すると、最初はミミズ腫れになりつつあった皮膚が、治療が済むころには、腫れは引いて、赤い色だけになっていました。

このような症状は家庭で治すこともできます。
ヒントは、血液循環を良くすることです。
① 少しぬるめのお風呂に20分ぐらい浸かる
のぼせなければ、もう少し長くてもいいのですが、このような症状が出る人は陰性食品過剰が原因で、体温が低いのが一般的なので、長めのお風呂は、あまり勧められません
② 体を動かして血液循環を良くする
このような症状が出る人は、体を動かすことが少ないので、30分~1時間程度の散歩をさせるようにします

これを続ければ治ります。
アレルゲンなど考えなくても大丈夫です。
「病の原因を自分の体の中から取り去ればいい」というわけです。

鍼灸院でこのような診断と治療をするところは少ないと思いますが、私は7年ほど「マクロビオテック」の講師をしていたので、このような体質的な病の治療に慣れているのです。今度の臨床実践塾でも、「診断と治療」の一環として、簡単な食養法の話も出てくると思います。



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