2018/03/03

3月からの臨床実践塾は、「診断即治療」をテーマです


あ、座れました



針灸院にもいろいろな患者さんが来るもので、一昨日来られた患者さんは、上の写真のような座り方ができないと訴えていました。
話によると、「鼠蹊部の両側に痛みが出て座れない」と言うのです。
試しに座ってもらったら、後ろに倒れて座れませんでした。v(^◇^)v

鼠蹊部に痛みが出るのは、骨盤の歪みで、片方の腸骨の前傾などが多いのですが、腸骨の前傾を調べるために、足の長さを診ました。
しかし、長さは揃っていたので、下肢のどこかに経筋腱収縮牽引が起こっていると診て、「一穴整体鍼」で治療することにしました。

そして、左下肢に鍼を1本打たせてもらいました。

「はい。さっきみたいに膝を立てて座ってみてください」

「こんなですか。あれー! あははは、座ってる。座れてますね。あははは、ええーっ、なんで?」

「骨盤に繋がっている筋肉が引き攣っていたんで、その引き攣りを取っただけですよ」

「ここに鍼をしていましたよね。ここですよね」と鍼の跡を押していた。

「はい、そうです。ここですが、これは〇〇さんだけですよ。誰にでも同じ場所で治療できるとは考えないでくださいね」

「ふむ、ふむ。ここですね、ここ。私だけね。はい!」と、何か宝物でも見つけたように目を輝かせていました。

治療には「診断」が必要です。
「診断なくして治療なし」です。
患者さんの主訴や症状から、どこに原因があるのか、その原因を取り除くにはどうすればいいのかを考えるのが治療師です。

このブログを書き始めた2004年から、この「診断即治療」をテーマにブログを書いてきましたが、やっと本筋に辿り着いたという気分です。

3月の臨床実践塾は、先ず、「診断」から始めますが、これは従来からの五行論での診断と、持論の人体惑星試論(七星論)での診断が入ります。
特に、七星論での診断は、顔を見て、歯を見て、体の歪みを見て、背中を見て、痛みや症状の場所を見て、お腹を見てと、いろいろな場所を見ることで診断ができるようになっていますので、「診断」という小難しい言葉にも愛着を感じるようになってくると思います。

治療に関しても、七星論での陰陽の考え方や対応する経絡などを活用し、さらに特効穴理論を学ぶことで、今まで難しかった治療がスムーズに行えるようになります。
そして、今まで理論が明確でなかった「ツボ療法」も、理論的に覚えられるようになるので、診断から治療までのスピードが変わってきます。
再発をする率が減ってきます。

たとえば、動悸の治療点として使う「第二生泉水穴」は、七星論で視ると、「火=心・小腸」になるし、寝違いの治療点である、手の「落沈穴」は、治療効果がある場合とない場合がある理由もわかるようになります。
「寝違いならこのツボ」というのはないということです。

とにかく、おもしろく学べる治療法の講習を行っていきたいと考えていて、遠方の方々のために、既に専門の会社に頼んでDVD製作もしてもらっていて、遠方の方でも勉強できるように段取りしています。




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