2017/05/27

手首の痛みで荷物も持てないときの治し方 (5月28日の臨床実践塾)

手首の痛み1

手首が痛くて、これ以上曲げる事ができない

手首の痛み2

「あれ? 痛みがない。氣ィですか?」


お父さんの付添いで来た娘さんですが、
「手首が痛くて荷物が持たれへん」と言う。
見ると、テーピングで固定してある。
忙しかったので、ちょっと待ってから手首を診ることにしました。

どんな方法で治そうかと考えていたのですが、時間がないので、とりあえずエネルギー療法で治療して、補足の治療をスタッフにお願いすることにしました。(サービスですので、お金は頂きません)
その娘さんの指先を軽く触り、約30秒で治療は終わりました。(触らなくてもよかったのですが…)
エネルギー療法で治療したわけです。

最近は臨床実践塾の準備の為にエネルギー療法を使う事が多くなった。
多くなったと言うより、「使うようにしている」と言ったほうが正しいかも知れない。
エネルギー療法のことを、七星鍼法ではFAT(ファット:機能調整療法)と呼んでいるのですが、FATを使うと患者さんがビックリするので、その顔を見るのが面白い。(^_^;)

この娘さんは、FATのことを知っているので、手首を治療してから、手首を曲げてもらったら、スッと曲げる事ができるので、「氣ィですか?」と聞いてきました。
普通なら「えっ? 何で?」という顔してから笑う人が多いものです。
人はわからない事が目の前で起ると、多くは笑ってごまかそうとするからです。

さて、この娘さんの手首は何日か時間が経っていたようで、エネルギー療法だけで終わってしまうと、すぐにも再発すると思われましたので、
「手首の痛みの原因は、心筋にありますよ」と言い、女性スタッフに頼んで、膻中に千年灸をしてもらった。

「手首は心筋の関係?」と不思議に思った方もいると思いますが、七星鍼法では、人体の関節も七星に分けてあり、肩関節が水=腎・膀胱、肘関節が金=肺・大腸、手関節(手首)が地=心包・三焦、中手指節関節が火=心・小腸、近位施設関節が木=肝・胆、遠位施設関節が土=脾・胃となっています。

ですから、手首は地=心包・三焦となるわけで、七星鍼法では心包を「心臓を包む臓器」と考え「心筋」としているわけです。
これは諸説あるので、とりあえずここでは「心包=心筋」と考えてください。

ですから、手首に痛みが出たときに、指先に触れるだけのエネルギー療法では、根本的な治療とは言い難いので、万全を期すために、「経絡」を使ったり、「募穴」を使ったりして再発を防ぐわけです。
募穴は下の表に書いてありますが、心包経の募穴は「膻中」です。

募穴

経絡と募穴


膻中への千年灸が済んでから、

「どう? もう痛みはないでしょう」と言うと、ベッドに手を着いて痛みを確認しながら、首を縦に振り、

「えへ!」という顔で笑っていました。そこで、

「もしかすると、ちょっとだけ残っているかもしれませんが、それは名残なので時間と共に取れてきます。もし、取れなかったら、自分で千年灸を使って家でお灸してください」と話して治療は終了。

治療をしてから、「どう?」と聞いて、患者さんが笑ったときは、改善されたときです。
痛みがなくなったときです。
症状が残っているときは、難しそうな顔をして、「う~~~ん」という顔や、ボディランゲージで答えてくれます。

この場合の手首は、膻中への千年灸もしたので、再発の心配をする必要はありません。
仮に再発するなら、心包経に負担のかかる(害のある)食べ物を疑います。
この娘さんの場合は、そのことをよく知っているので、そこまでは言いませんでした。(^―^) ニコリ
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