2018/02/14

腱鞘炎の治し方


赤の破線で示したところが痛い



側頭部に鍼を1本刺してテストをしました



あ、ペットボトルが開けらます。これでいいです



腱鞘炎で来られた患者さんがいます。
この方は、最初に来られたときには、両手にサポータをして、手への軽い接触でも避けるようにしていました。
その症状は、初回でだいぶ良くなり、何度か治療して腱鞘炎も治まり、仕事に復帰したのですが、たまに腱鞘炎の痛みが出てやって来ます。

仕事がパソコンで入力するのが多いようで、手首から指までを酷使しているのは間違いないようです。
しかし、その方だけがパソコン入力をしていることはないので、他にも原因があるはずです。
炎症を起こしやすい飲食物の摂取です。
飲食物のことを言うと、敬遠される場合が多いのですが、それを言わないと治療が長引くし、完治させられない場合もあるのです。

たとえば、「アルコール性肝炎」の患者さんがいたとして、基本的にはアルコールを飲むのを控えるように言うのが治療する側の常識ではないかと思います。
同様に、炎症を起こしやすい飲食物を摂りながら、「炎症を治してくれ!」と訴えてくる患者さんには、「炎症を起こしやすい飲食物を控えてください」と言うのも常識の範囲内だと考えています。

では、腱鞘炎は整形外科ではどのように考えているかというと、手首の親指側に起る炎症を「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」と呼ばれていて、親指のつけねの内側に観られる症状のことを言います。
この説明は、  「日本整形外科学会のHP」 にイラスト入りで掲載されていますので、そちらを参考にされてください。

炎症とは: 細菌やウイルス、外傷などの物理的作用、また薬物などの化学的作用により起こる生体の防御反応で、発熱、発赤、腫脹、疼痛などの症状があります。
私は、精白糖の過剰摂取によって化学的作用が発生すると考えています。


さて、この方の腱鞘炎ですが、

「どのようにしたら痛いのですか?」と聞いたら、

「親指を広げるときも痛いし、ペットボトルが開けられないんです」と言うので、スタッフにペットボトルを持って来てもらって、

「はいこれ! 開けてみて! 写真撮りますね」と写真も撮らせてもらった。

ペットボトルを開ける動作をすると、痛そうでしたので、

「わかりました。ちょっと頭を触らせてくださいね!」と頭皮鍼をする場所を探しました。

それから仰臥になってもらい、側頭部に1本鍼を刺してから、

「はい。起きてペットボトルを開けてみて!」と言うと、起き上がってペットボトルを開けて、

「はい。はい。これでいいです」と言う。

「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。もっと治療させてくださいよ。これだけだとすぐに再発してしまうと思うので……」と治療を続けました。

側頭部への鍼は、「頭蓋JAA」と言って、2~3年前に私が開発した方法で、「臓点」というツボを使っています。
ここで注意してほしいことは、頭皮鍼で症状が軽くなったら終わりではないことで、ほんとはここからが大切なのです。

腱鞘炎を起こしている人は、首、肩、肘、腕にも症状が出ているので、そこらも治療したほうがいいのです。
たとえば、この患者さんも、

「両手の示指から拇指にかけて、腱鞘炎が痛く、首から肩にかけて凝りがひどくなってきた」と訴えていたのですが、治療が済むころには、それらの症状も消えていました。



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