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2018/02/06

喘息の治療


『喘息大学』に載っている喘息の治療薬 



ある方から、「喘息の方を連れていきますので、よろしくお願い致します」という電話が入りました。
具体的な話はお聞きしていませんが、「とにかくひどい状態なんです」と言っていました。
季節がら喘息の発作が出やすいですので、きっと喘息で苦しんでいる方も多いに違いないと思い、喘息について書くことにしました。

もう20年ほど前になると思いますが、喘息で苦しむ患者さんがいまして、その時に、私も勉強するつもりで一冊の本を買いました。
その本は、1991年12月13日第11刷発行となっている『喘息大学』という本です。
よくそんな古い本を置いていたものだ、と思ったのですが、本にはいろいろな気付きがあるので、なかなか捨てられないのです。(^_^;)

その本は、5人の医師が共同執筆されたもので、薬の知識などには16ページも割かれて書かれています。
内容は以下のように小節に分けられています。

① 喘息がおこるメカニズム
② 喘息患者の心得
③ 喘息発作の対策
④ 喘息の“根”を断ち切る
⑤ 喘息とくすり
⑥ 食べ物に気をつけよう
⑦ 心の問題解決のために

小節では、それぞれ小節に関する説明が書かれていて、アレルゲン、日常生活の注意点、吸入薬に対する注意書き、心の大切さ、体を鍛えるためのヨガの方法等が書かれていますが、喘息の治療で一番大切なところは食事療法になると思いますが、そこは簡単すぎてちょっと残念です。

なぜなら、喘息は食事療法で治るからです。

こんなに簡単に「食事療法で治る」なんて言われると、信じ難いと思いますので、もうちょっと説明します。

喘息の患者さんならわかると思いますが、空腹になると呼吸が楽になり、食べ過ぎると呼吸が苦しくなったり発作が出たりしやすいのです。
この『喘息大学』の本は現代医学の医師団が書いたものですが、その本にもそのように書かれています。

つまり、大腸と喘息(肺)は、臨床的に関係が深いということです。
それは、東洋医学でいう「表裏の関係」にあるからです。
つまり、大腸が表(陽経)で、その裏に肺(陰経)があり、その二つの臓腑は一対であると考えているわけです。

ということは、表に火がつけば、裏まで燃えてしまうと考えてください。
則ち、裏(陰経)に症状が出た時は、表(陽経)から治療するほうがいいわけで、喘息でいうと、肺経の症状として喘息の発作や呼吸が苦しくなったら、表である大腸を治療すればいいということになるわけです。

そう考えると、食事療法がいかに大切かがわかると思います。
とは言っても、なかなか食事療法を実行する人はいません。
特に大人はダメです。
食べ物に対する執着が強いからです。

では、どうすればいいかということになりますが、そこに鍼灸があるわけで、そこで鍼灸が活躍するのです。
鍼灸で、肺・大腸を整えれば喘息は穏やかになります。

しかし、喘息の患者さんは一般的に「鍼治療」を嫌います。
それは、喘息が陰性な病気なので、同じ陰性な鍼を嫌うわけです。
ですから、必ず鍼でなくてはいけないと言うわけではなく、手技療法でも治療できます。

そして、患者さんが敬遠しない程度に食事療法を教えていけばいいのです。
私は喘息を以下の3つに分けて考えていて、それぞれによって鍼灸での治療法は変わってきますが、食事療法は一緒です。
① 気管支喘息
② 心臓喘息
③ 腎臓喘息

治療師にとっても食事療法を勉強するのは大変なことだと思いますが、食事療法を勉強しないと、生活習慣病は非常に治し難くなりますので、この機会に勉強してみたらどうかと思います。(この『喘息大学』の本に書かれた食事療法ではありません)

そうすれば必ず治ります。

この記事の反応によってですが、必要と思われたら、今月の25日に開催する臨床実践塾で説明しようかと考えています。



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