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2018/01/29

昨日の臨床実践塾 第一部「ハンドトリートメント」は素晴らしかった


ハンドトリートメントの練習風景 



昨日の臨床実践塾の第一部は「ハンドトリートメント」の講義がありまして、理論的なことをお話ししてから、二人で向かい合って、お互いの手をモデルにトリートメントの方法を学んでいました。

理論編では、「タッチングのメカニズムと効果」の説明をしてくれたのですが、「なるほど!」と思わせるような、生理学や神経分類によるタッチングのメカニズムなどの説明があり、きちっと出典も示され、「心地良く感じる速度」の実技につなげていました。

興味を引いたのは、たとえば「入院患者のタッチにおいて、着衣の上からマッサージしても効果がある」という報告で、これは非常に実用的だと思ったし、実際に身内や知り合いを病院で看病している方などに、聞いてもらいたい内容でした。

物事は、論理的に解説され、実際にやってみて感じることが大切ですので、ハンドトリートメントで、脳内ホルモンの活性化が促されるとなると、試してみたくなるのが人情です。
そこで、講師の先生は、その理論を実技で感じてもらうために、ハンドトリートメントが及ぼす影響を解説してから、実技に入っていきました。

トリートメントに慣れている方も初めての方もいましたが、さすが教え方に慣れた講師の先生で、全てのテーブルを回りながら、細かい解説をしていて、
「こうすると、硬く感じますよね。だから、このように滑らせていくといいですよ。もう一度やりますね。これだと、硬い感じがして不満が残りますね。しかし、これだと優しい感じがしますよね。・・・わかりますよねぇ!」

で、親睦会の時に、男性の方が、

「やっぱり女性の方が軟らかく感じますよね」と言いましたら、

「そう思うかも知れませんが、こういうようにするとどうですか?」とサッと、その男性の腕を擦りました。

「あ、優しく感じますね」

「でしょ! ではこれはどうですか?」

「あ、全然違います。硬いです」

「でしょ! うふん!」

そして、いろいろいい所はあったのですが、講師の先生は実際に出張などでケアもしているそうで、出張をするときの注意点とか、持参する小物などの説明もしていました。

これは貴重です。
テクニックのための理論や実技だけでなく、仕事としてやる場合は、何が必要なのか、どのような順序でやるべきなのか、という仕事の基本となる常識的なことまで教えてあげていました。

「価値ある講習」でした。

山本五十六の「やって見せて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」です。
最初から完璧の人はいませんので、講師の先生も多分、最初の出張で困ったことがあったに違いありません。
その困ったことを、「受講者の方々が困らないように」と、暗に教えているようにも見えました。

論語でいう「君子」のような考え方ですね。



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