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2018/01/06

ボルダリングと虫様筋「薬指が痛い」


虫様筋



ボルダリングがオリンピック競技となってから、急激にボルダリング人口が増えたようですが、スポーツは急にできるものではないので、皆さん一生懸命頑張っているようです。
ところが、指先だけで体重を支える競技なので、指のケガや落下して骨折なども多いようです。

当院のスタッフですが、その人もボルダリングをしていて、「薬指が痛い」と訴えていました。
話によると、指を曲げて力を入れると痛いし、基節骨を押さえると、近位指節間関節まで痛むと言うのです。
そして、ジムの先生に聞いたら、「虫様筋の障害ですね」と言われたそうで、「とりあえず休んだほうがいい」とも言われたそうです。

そして、本人は、薬指を触りながら、
「千年灸をしたらよくなりませんかねー」なんて言っていました。
確かに千年灸でも良くなる可能性はあると思ったので、千年灸をすることにしました。

最初は、サービスで送られてきた千年灸を使っていましたが、熱が弱かったようで、「あまり変化がありませんね」と言う。
「それでは、いつも使っている千年灸でやってみたら?」と言ったら、いつもの千年灸でお灸をしていました。


千年灸


そして、「やっぱりあまり変化はないよううですので、鍼をしてくれませんか?」と言うので、「虫様筋に刺すのもいいのですが、そこは七星配置で木になるので、“二陰交”に補法で鍼をしてみたらどう?」と話した。
※ 二陰交とは、七星論独自の経穴名で、肝経と脾経が交わるところです。

ちょっと時間が空いたのを見計らって、自分で二陰交に鍼をしていました。
そして、何分かしてから、
「効いたようですね。痛みが随分楽になりました。曲げると少し痛みは残っていますが、だいぶ良くなりました」と喜んで様子を見せてくれた。

これは七星論の面白いところで、中手指節間関節(MP関節)が「火=心・小腸」になり、近位指節間関節(PIP関節)が「木=肝・胆」になりますので、MPからPIPの間は「木」の支配下にあると考えるわけです。
ですから、「肝経」と「脾経」が交差する「二陰交」を選んだわけです。

そして、二陰交の位置は、「金」にもなります。
金とは、肺・大腸経ですので、消化器系も関わってきます。
薬指は三焦経の経絡が流れるところで、三焦経は「消化器系」という考え方もしますので、肝、脾、消化器の治療をしたことにもなるわけです。
もっと説明することができますが、説明をすると、すご~く長くなりますので、ここでは割愛させて頂きます。

ここで大切なことは、千年灸をしたのは「対症療法」になり、二陰交に鍼をしたのは「根本療法」になることです。
治療は、症状の現れているところを考えるのは、多くが対症療法になり、根本的なことを考えるのが根本療法になる場合が多いものです。
ですから私たちは、根本的なことを考えるために、経絡を考え、臓腑を考え、そしてツボを選ぶようにしています。

それが再発させない方法だと考えているからです。



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