2017/12/13

手根管症候群の治療法と嬉しいお知らせ (12月24日の臨床実践塾)


応用範囲が広い「五虎穴」



先日、拙著  『人体惑星試論奥義書』  をご購入頂いた方から嬉しいメールが届きました。
メールによりますと、
【左手根管症候群で第1~3指掌側抹消がピリピリする患者さんに、百防、顖前、右合谷、心包査穴と肺査穴、我流の頭頸椎、最後に五虎穴にパイネックスで症状が焼失しました】
という内容で、お礼の言葉を述べられていました。

こちらの先生は先日の中医学研究会のセミナーに参加された方です。
セミナーの後、中医学研究会の事務局を通じて『人体惑星試論奥義書』の申込みがありましたので、即日お送りしました。
セミナーが11月26日でしたので、多分、本が届いたのは12月の初めごろだと思います。

なのに、「顖前・百防・査穴」も把握しているということは、かなりのスピードで読んだものと思われます。
読むだけじゃーありません。
すでに使っているのです。

驚きと共に非常に嬉しくなりました。
私もそうですが、本を読んで、著者にお礼状を送るなんてことは、なかなかできないことです。
私も「見習おう!」と思います。

さて、手根管症候群の治療ですが、顖前、百防への刺鍼は、大正解だと思います。
というのは、七星論で考えると、エネルギーの流れは、「百会から注入され、背中を回って腹部を上昇し、顖前から抜ける」と考えており、エネルギーアップにつながるからです。

そして、心包査穴・肺査穴は、腱鞘炎の起こっている「第1~3指掌側抹消」に、木の流れをつくり、痛みを解消してくれるからです。
それから「合谷」になるのですが、「合谷と足三里」は万能のツボとして知られており、「合谷」は「陽明大腸経」に属し、肩凝り、腹痛、咽喉や歯の痛み取り等にも使われるツボですので、痛みを緩和させるツボとして用いたと思います。

最後に、こちらの先生が使った「五虎穴」(上図参照)とは、台湾の『董氏の鍼』にあるツボです。
董氏の鍼は、いろいろな先生が本を出版されていますので、多少表現の違うのもありますが、この「五虎穴」に関しては、【主治:治全身骨腫】となっています。

親指の基節骨で、表裏の肌目に、2分間隔で5本刺鍼するのですが、応用範囲は広く、踵の痛、足痛、手痛などへの治療効果は顕著です。
そして、手の腱鞘炎、足趾の疫痛、脚跟痛、足背疫痛、頭痛なども治せます。

これらの主治を見ていますと、その治療法は理想的と言えますので、治ったと思います。
さらに付け加えるとすれば、腱鞘炎は「筋・腱」の関係ですので、肝経を加えるか、背部兪穴に巨鍼を加えたなら、再発の心配なないと考えることができます。
(それらは加えなくても再発はしないと思いますが……)



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