2017/11/28

きのうの臨床実践塾に参加した方々は頭皮鍼のコツを覚えました


冷え性を治す三温鍼の刺鍼訓練



きのうの臨床実践塾は、即効療法の一環として、
① 頭皮鍼の刺鍼部位図面

② 刺鍼部位の診断方法

③ 症状別選穴方法

などを主に行ったのですが、「季節に合わせた治療」として、冷え性を治す三温鍼(上の写真)も行いました。
今までのプレゼン方法とはちょっと違って、当院での頭皮鍼臨床写真を提示して、「症状の原因」「選穴方法」「刺鍼方法」などを解説し、それらに合わせて刺鍼訓練も行いました。

ツボの決め方では、爪を使う診断方法を解説したのですが、これはかなり評判が良かったようで、わざわざメールでお礼を送ってくれた方もいました。
そして親睦会でも、
「あのツボの探し方はよかったですねー。今まで頭皮鍼の本を読んでも、どこに刺せばいいのか、どのように刺せばいいのかわからなかったのですが、きょうの講義を聞いて、自信がつきました」というような内容のことを話してくれたからです。

頭へのツボは、手足や体幹のツボと違い、基準となる関節や筋肉がわかりにくいので、苦労した人も多いと思います。
それは「頭蓋JAA」を教えているときにも感じていたのですが、そのころは上手く教えることができませんでした。

しかし今回はバッチリだったように思います。
理由は、最近では毎日頭皮鍼を使っており、ツボの「いい探し方」がわかったからです。
ツボの探し方と同時に、鍼の方向も上手く説明できるようになりました。

刺鍼法の基本は、頭蓋JAAの方式で、基本としては以下のようになります。
 髪の毛の流れに沿う
 髪の流れに逆らう
 頭蓋骨縫合に沿う
 横刺で刺す

「流れに沿う」と「流れに逆らう」は相反することになるのですが、「補」と「寫」と考えてください。
つまり、髪の毛の流れに沿うのは「補」で、逆らうのは「寫」と考えるわけですが、経絡治療での「補寫」とはちょっと違います。

経絡治療での補寫は、「虚すれば補し、実すれば寫す」なので、虚実がはっきりしてなければ「補寫のテクニック」は使えないのですが、頭皮鍼では虚実を強く意識してないようです。
なので、経絡治療よりも学びやすいと思われますが、頭皮鍼での「寫のテクニック」は強烈な「寫」の作用が出てくる場合があるので、これは注意が必要です。

そして横刺を使うのは、「朱子の頭皮鍼」を何年かやっていましたので、私が横刺に慣れているし、横刺を使うことで、「一穴多透刺」(1つのツボへ刺鍼して、いくつかのツボを突き通す)ができるので、痛みが少ないわけです。

そして、皆さんが「良かった、良かった」と言ってくれた裏には、実は、、、、実はですね、頭皮のツボだけでなく、頭にある七星(宙、水、金、地、火、木、土)の見つけ方や、鍼の刺し方も教えたからだと思います。
則ち、頭皮鍼の一番難しいと思われる、臓腑のコントロールです。

頭皮鍼を学んだことのある方はわかると思いますが、この臓腑の診断で必ず苦労したはずです。
私もそうでした。
巨鍼療法を日本に持ち込んだ後に「朱氏の頭皮鍼」を学んだのですが、朱氏の頭皮鍼は、頭を「頭鍼帯」として分けていて、「感覚区」とか「運動区」とか「暈聴区」と帯状に範囲が示されているのですが、五臓としての取穴はなかったと記憶しています。

そして、その帯状になった箇所に横指で鍼を刺していくのですが、「頭皮鍼専用の鍼」というのがあり、かなり太いのです。
だから痛いのです。

私もその鍼を買ってきたので、その鍼で治療をしていたのですが、患者さんが痛そうにするので、そのうち勇気がなくなって、いつしかその鍼を使わなくなってしまったのです。
その鍼を使わなくなったせいで、「頭皮鍼の治療効果が少ない」と思われたので、そのうち頭皮鍼も使わなくなったわけです。

その後、10何年かしてから「頭蓋JAA」というのを考え出し、5番鍼での頭皮鍼を使うようになりました。
が、しかし、
かなり即効性があり、パッと症状が消えてしまうので、患者さんは「手品みたい」(騙されたみたい)に思えたようで、「ゆっくり治療してもらうほうがいい」と考えていることを察知したので、そのうち、頭蓋JAAも使わなくなっていたわけです。

しかし、七星鍼法を学んでいる方々はわかっていると思いますが、頭部の「顖前・百防」だけでもかなりの治療効果があるので、再び頭皮鍼の研究に入ったわけです。
 12月、1月の臨床実践塾  は、基礎編と応用編をする予定ですが、練習を兼ねるので、「ツボ検索法」はかぶるところもあります。
なので、受講費も一般10.000円、学生5.000円として安くして、広く普及できるように考えているわけです。



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