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2017/11/06

振戦(手の震え)の診断と治療・「前篇」 (11月26日の臨床実践塾の準備)


振戦

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この方の虹彩です



先日、振戦の患者さんが来られました。
20代の女性です。
振戦と言えば、パーキンソンが有名ですが、パーキンソンでなければ、多くが「本態性振戦」と診断されるようです。

「本態性」という名前が付くと、だいたいが「原因不明な」という意味と考えても構わないと思います。
皆さんがよく耳にするのが、「本態性高血圧」なんて言葉ではないでしょうか。
「本態性」なんて病名がつくと、何となく「病名が付いたのだから治るのではないか」と考えてしますかも知れませんが、「原因不明」と言われているのです。

私のところに来られる患者さんで、難しい病気の場合は、FAT診(エネルギー療法での診断法)や虹彩分析をします。(前は全ての患者さんを虹彩を分析していました)
FAT診では「治せるだろう」と診断結果が出ました。
そして彼女の虹彩から読み取れたのは、以下のような内容でした。

① 米を食べるのが少なかった
② 果物や生野菜、或いは新薬が多かった
③ 腸がよくない
④ 脳にはそんなに問題がないようです
⑤ 肝臓が弱い

軽い振戦の場合は、多くが心や心包と関係しているのですが、この方のように振戦が激しいと「脳」を疑います。

ですから治療は、最初に座位のまま、脳区を狙って頭皮鍼をしたのですが、あまり変化は見られませんでした。
そこで、仰臥になってもらい、腹部を探りながら押圧しました。
すると、僅かでしたが震えが緩くなりました。
腸と脳は関係が深いのです。

何の本だったか忘れたのですが、その著者は医学者で、
「最後の腸内細菌が死ぬとき、人の心臓も止まる」というような内容が書かれていました。
つまり、「腸内細菌がなくなれば人は死ぬ」というわけで、それだけお腹(腸)と脳は関係が深いということです。

それで、片手でお腹を触り、片手で振戦のある手の指を刺激していたのですが、お腹の手を放すと振戦がひどくなるのです。
そこで、「肺=大腸」の関係から、鎖骨下筋を解したら、振戦が少し緩みました。

さらに肝臓を整えるつもりで巨鍼もしました。
それから、伏臥になってもらい、後頭部にあるツボに鍼をしたのですが、その時には振戦が止まっていたので、その方に声をかけました。

「震えが止まっていますが、わかりますか」と。すると、

「はい。わかります」と言う。

そして、鍼治療が終わった後に座ってもらい、振戦を確認したら震えが止まっていたのです。
傍で囲むように見ていたスタッフたちも、ツバを呑むようにして見つめていたような気がします。

で、後1回治療して、その後は、その患者さんを紹介してくれた鍼灸師に治療をお願いする事にしました。
そして、必要ないかなとも思ったのですが、せっかく来ているのだからと、膻中にも千年灸をしてもらいました。

それでその日の治療は終了したのですが、再発の可能性もありますので、来週も来てもらう事にしました。
ですから、このブログ記事も、「前篇」と「後編」の2回に分けて掲載します。



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