2017/11/06

頭皮鍼のテストは方向を間違えないようにしてください (10月26日の臨床実践塾の準備)



頭皮鍼のテスト



頭皮鍼に興味が湧いてきて、寝るときも頭皮鍼をしたまま実験をしています。
治療と言うよりは、何が、どう変わるかを観たいのですが、今朝起きて鍼を抜こうとしたら、1本足りないので、慌てて探しました。
幸い、枕元に落ちていたので、一安心しました。

写真を見て頂くとわかるのですが、前頭骨に前から後ろに向かって3本、頭頂骨に中心から横に向かって左右で2本、後ろ向きに1本刺してあります。
一応全て「脳」に反応を起こさせるつもりで刺しています。
今までの臨床では、何人かが「頭がすっきりした」というようなことを言っていましたので、多少期待できるかも知れません。

頭には、全ての反射点があると言われ、2~3年前に発表した「頭蓋JAA」(頭蓋関節調整鍼)では、その場で臓器の痛みが取れるという大きな発見がありまして、その後も「鎮痛点」や「頚椎調整鍼」を見つけたので、今後も何らかの治療点が見つかるのではないかと考えています。

20年ほど前になるかと思いますが、「朱子頭皮鍼」というのがあり(もちろん今もありますが)、「専用の鍼」まで購入して頭皮鍼をやっていました。
しかし、専用の鍼は結構太いので、痛いのです。
私は主に、脳梗塞後遺症の半身不随の治療に使っていたのですが、患者さんが痛がるので、いつしか使わなくなっていました。

治療効果があったとしても、患者さんが痛がる治療は、できるだけ避けたいと考えるからですが、七星論を考え始めてから、「頭七」(頭部七星)に、普段使っている日本の5番鍼を使ったら、それほど痛くなく刺すことができたので、再び頭皮鍼を使うようになったのです。

しかし、鍼には「補」と「寫」というのんがあり、補の方向に刺すと問題は出ないのですが、「寫」の方向に刺すと、大きなマイナス変化が出る事があります。
それは頭七の実験をしているときに、そのような話をしたら、一人のスタッフが

「私にやってみてください」と言うので、

「いやあ、止めたほうがいいよ」と言ったのに、

「いや、やってください。やってください!」としつこく言うので、やったのですが、

「あ、目が回ってきました」と、彼が座り込んだのをきのうのように覚えています。

その後、「返し鍼」をして、ある程度は治まったのですが、その影響は翌日まであったようです。
このように、頭皮鍼は補の方向に刺すとプラスの変化が大きく現れますが、寫の方向に刺しても大きなマイナスの変化が出るのです。
もっとも、「陰を転じて陽にする」という手法で、マイナスの変化を利用して「劇的なプラスの変化」を出すことも可能です。

と言うことで、頭皮鍼の実験をしてみたいと思う鍼灸師は、十分に理論と実技を勉強してから使うようにしてください。
即効性は抜群ですので、多分患者さんからの評判は良くなると思います。

このような実験を最初に行なうのは、我々鍼灸師であるべきだと考えています。
ただ、実験の行われた手法は安全だと考えますので、該当する疾患には使ってもいいと思います。

11月26日の臨床実践塾では、 この頭皮鍼の話と実技を行ないます。
勿論、注意点もしっかり教えるつもりです。
普通は、こういうマイナス点は話をしないと思いますが、物事には必ず表と裏があり、その療法を知って使うことが大事ではないかと考えています。



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