2017/07/16

前胸部に電気が走るようにピリピリとした痛みがある。(7/23臨床実践塾予告)


沙織1
ここら辺がピリピリして痛いのです


タイトルのような症状に合わせて、

・上を向いて顎を挙げると前胸部から首筋が張る
・息がしにくい
・上半身の汗が滝のように流れる
・右肩の筋が痛い
・右腕が挙げにくい・
・左股関節周囲が冷たくてダルイ

と訴える方が来られました。

このような症状を聞くと、「心臓と肺(大腸)と肝臓に問題がありそうだ」と考えてしまいます。
しかし、最近開発した「一穴整体鍼」を使うと、一挙に整えられると考えたので、とりあえず、一穴整体鍼をしてみました。

すると、頭を後に倒し、顎を持ち上げて、
「あ、胸の引っ張っているのがなくなりました。楽です」と言いながら、右手を水平から後ろに倒すようにして、
「あ、はい。これも良くなっています」と言う。

沙織2
「あ、はい。これも良くなっています」


これでやるのがなくなったような気がした。(笑)
しかし、股関節の問題が残っていましたので、仙腸関節を整えるようにコラボ鍼をしました。
コラボ鍼は、承山辺りに皮鍼をして、それから仙腸関節をゆらゆらと動かしたのですが、これでちょっとは治まりました。
しかし、まだすっきりしてないようです。

沙織3
このように皮だけに引っ掛ける鍼です


沙織4
仙腸関節の簡単な調整法です


そこで今度は仕方がないので、「骨格矯正鍼」を使う事にして、骨格矯正鍼をしました。
※ほんとは、出来れば、骨格矯正鍼は使わずに、一穴整体鍼とコラボ鍼だけで治めたかったのですが、
「出産してからずっとそこが痛いです」ということでしたので、「奥の手」として骨格矯正鍼を使ったわけです。
そして、骨格矯正鍼を使ったら、股関節の問題も解消されたので、治療を終了しました。

この「骨格矯正鍼」も、「一穴整体鍼」も、たった一つのツボに、1本の鍼を刺す方法で、治療時間も1~2分です。
自分で言うと手前味噌になってしまいますが、ほんとにすごい方法を見つけたものだと考えています。

そして、その次に出てきたのが「コラボ鍼」で、これも面白い。
何が面白いかと言うと、一穴整体鍼で取れなかった異変を、部分的に調整することができるのです。
しかも、皮に引っ掛けるだけの鍼ですので、痛みもありません。

七星論は、2010年に 『人体惑星試論奥義書』 を出版してからも、どんどん進化を続けてきましたが、七星鍼法(七星論による治療法)の体系化がまとまってきたような気がします。
これらを整理することで、3ヶ月もあれば鍼灸治療を教える事ができそうです。
「3ヶ月」と言うと、
「あいつはアホなことを言っている」と思う人もいるかも知れませんが、私の座右の銘は、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」です。(^_^;)

つまり、努力は惜しみませんし、勝算のない戦はしないようにしているのです。
ですから、今まで教えてきた経験からしても、「3ヶ月もあれば、一人で臨床現場に立てるような診断と鍼灸治療は教えられる」と考えていて、ぼちぼちその準備に入っています。

※ 鍼灸学校や大学は、鍼灸師の資格を取るための教育を主にしていますので、学校を卒業しても臨床現場で治療のできない人は多いものです。



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2017/07/15

めまいがして、手首と足首が痛い。コラボ鍼で治す (7/23臨床実践塾) 


めまい1
このように曲げると足関節が痛い


めまい2
手関節もこのように曲げると痛い


「めまいがして、両方の手首と左の足首が痛い」と訴えて来た方がいました。
スタッフが問診してくれたカルテを見て、即「心包だ」と判断したので、
「めまいも、手首も足首も心筋が原因のようですよ」と話した。

すると、
「えっ? 心臓ですか」と言う。

「はい。心臓と言うより、心臓は筋肉でできていますから心臓の筋肉、つまり心筋なんですが、この暑さで、心臓の症状を訴えて来る人は多いですね」と話ながら、手首足首の痛みの出方を確認しました。
それが上の写真で、酷い痛みではなかったのですが、力を入れると痛むわけですから、不都合は不都合だと思います。
ただ、この方は忍耐強い!

そこで、
「最近面白い鍼の仕方を考えたので、ちょっとやってみましょう。皮に引っ掛けるぐらいの鍼ですので、全くと言っていいほど痛くないですよ」と言いながら、心包経にコラボ鍼をしました。

めまい3
こんな感じで刺すのですが、鍼の向きは人によって違います


それから、痛くない足首を曲げること3回。
「はい。治りましたよ」と言うと、
「そんなアホな!」という顔をしていましたが、先ほどのように曲げても痛くないので、
「あれっ? ほんとですね。痛くないですねぇ」と笑っていました。

「でしょう。おもしろいでしょう」と言うと、頷きながら、もう一度
「痛くない!」と言っていました。
手首も同じようにやったのですが、手首の痛みも消えました。

さて何故でしょう。

7/12のブログにも書きましたが、 「人体惑星試論奥義書」 には、「関節への七星配置」というのがあり、各関節を七星に分けてあるのです。(七星論独自のもの)
つまり、どこの関節が痛いかで、大まかな臓腑との関係がわかるわけです。
下の図がその解説用ですが、手関節も足関節も「地=心包・三焦」となっていますので、この方が訴えて来たのを聞いただけで、「心包」と判断したわけです。

関節の七星
関節への七星配置

ですから、心包経を使ってコラボ鍼をしたわけです。
一応痛みが治ったので、それだけでも良かったのですが、念には念を押して膻中に千年灸をしてもらった。
そして、こういう場合は胸椎にも歪みが出ていますので、軽く胸椎も矯正しておきました。




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2017/07/14

ゴルフ肘とコラボ鍼の威力 (7/23臨床実践塾) 

ゴルフ肘1
痛みが出るように捻じると、指で指した奥が痛い(写真よりもうちょっと肘寄り)


ゴルフ肘とは、正式には「上腕骨内側上顆炎」という病名を持つ肘関節の病気です。
約1ヶ月前に、「ゴルフ肘」を訴えて来た方がいまして、その日の治療で痛みは取れたのですが、昨日来られたときには、
「力を入れたりすると痛む時がある」と話していました。

そこで、痛みが出る格好をしてもらったのですが、肘を曲げ伸ばししながら、
「何かした時なので、今は痛みが出ないですね。だけど芯は残っている感じがします」
と話していました。

そこで、どのような角度で痛みが出るかを確認するために、肘関節の動きを確認させて頂きました。
すると、曲げ伸ばしは何ともなかったのですが、捻りを入れると痛みが出ました。

「これだな!」と思い、

「おもしろい鍼のしかたがあるんですよ。皮に引っ掛けるだけなんですが、おもしろいように治るんです。やってみましょうか」と言うと、首を縦に振り、

「ええ。はい、お願いします」という。

そこで、コラボ鍼をしました。
そして、痛みの確認をしたのですが、もう痛みは出ません。
そして、こう言いました。
「へー、そんなところに鍼をしても治るんですね」

ゴルフ2
こんな感じで鍼をしましたが、それだけでは治りません


「いやいや、これは特別な鍼で、最近開発した鍼の方法なんです」と言いながら、先ほど撮影した写真を見せますと、
「この写真を撮らせてもらえませんか」と言う。
つまり、私のスマホで撮った写真を、自分のスマホで撮影したいというわけです。

「いいですよ。スマホの画像から撮れますかね」と聞くと、経験があったようで、

「撮れます、撮れます」と、私のスマホを撮影していた。

さて、治療は何をしたかと言うと、痛みの出る患部を確認して、その経絡と関係のあるツボに、皮だけを引っ掛ける鍼をして、反対側(健側)の腕に力を入れてもらったわけです。
この治療法は、経絡で考える方法と、筋骨で考える方法があります。

「意味がわからん」と言われそうですが、その通りですので、意味は解らんでもそのまま理解してください。




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2017/07/12

指が曲がらない時の診断と治療法 

 
指を曲げることができない → 3~4回の治療で曲げられるようになった
写真は嘘っぽく見えますが、精いっぱい曲げてこれでした。(⌒_⌒)

年齢と共に関節は硬くなってくるのが一般的ですが、それは動脈硬化や関節の硬化があるからです。
関節は筋・腱の収縮によって動きが悪くなります。
脊椎も、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個からなり、全て関節で繋がっていますので、筋・腱の収縮が原因で縮んできます。
ですから年齢とともに身長が縮んでくるわけです。(泣)

この方も「若くない年齢」の方ですが、
「歩くと足のタコが痛い!」と来院されましたが、「指も曲がらない」と話していましたので、「ブログのネタにするので写真を撮らせてくれませんか」と頼み、写真を撮らせてもらった。
何度も書きますが、当院へ来る患者さんは、写真撮影に関して協力的なので助かります。(笑)

指が曲がらない3
足裏のタコ

足のタコは写真の場所です。
この場所を七星鍼法で診ますと、リスフラン関節は「月」になります。
つまり、足関節が「地」で、リスフラン関節が「月」になるわけです。

足趾の七星
足への七星配置

七星論での「月」とは「三焦経」を言い、普段は「地=心包・三焦」と表現していますが、必要と思われる場合は、「地=心包、月=三焦」と分けて説明しています。
それは、三焦が原気になるからです。

原気とは、先天の精から化生し、後天の精微により、絶えず磁生されるもので、命門から発して丹田に蔵され、三焦を通って全身に輸布され、五臓六腑や組織器官の全ての活動を推進する動力源となるものです。
つまり、体の全ての原動力になるわけです。

故に、出産や他界が、月の引力と関係の深い「潮の満ち引き」と関係しているわけです。

さて、この方の治療ですが、手指は「火・木・土」と関係しているのですが、筋・腱が硬くなっています。
ですから、「肝は筋膜を主る」で、基本的には「肝」と診て治療していきます。
方法は、肝胆の治療をするのですが、手指自体も筋膜リリースで動かしていくと、指の関節が柔らかくなって動きが良くなってきます。

問題は、足のタコで、かなり年期が入っていますので、単に「月=三焦」の治療をしても回復は望めません。
月を動かすには、肝胆と腎から整えなければならないからです。
ですから、当院では経絡で肝胆と腎と心包三焦を考えて治療します。

具体的には、タコが慢性症状ですので、臨泣へのお灸も使いましたが、巨鍼を怖がったので巨鍼は使いませんでした。
そして、手指の筋膜リリースです。
ご本人は、「指が曲がるようになった」とかなり喜んでいました。

タコの痛みは、1回目で楽になったどうですが、(多分食べ物が原因だと思いますが)時々少しだけ痛みが出るようです。




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2017/07/11

心臓と夏バテ、そして北斗鍼(灸) (7/23の臨床実践塾予告)


コラボ鍼2
コラボ鍼は、皮だけに引っ掛けるテクニックを使います


夏バテはこれからの季節に出てくるものですが、すでに夏バテのような症状が出ていつ人がいます。
そんなときには、上の写真のような 「コラボ鍼」 のやり方(刺鍼法)を使うと、患者さんは楽に治療を受ける事ができます。

そして、症状がひどい場合は、「北斗鍼(灸)」というのを使います。
北斗鍼(灸)とは、 『人体惑星試論奥義書』 に書いた治療法です。
これは、かなりの虚証になった患者さんに使うのですが、熱中症や夏バテにも使える「優れもの」で、虚証の治療で、こんなに即効性のある方法は見たことがありません。

ここ何日か、北斗鍼(灸)を何人かに使いました。
このところの気候(気圧)の変動で、心臓に異変が起こり、熱中症のような症状が出ていたからです。
熱中症の症状は、以下の「熱中症の症状」を見てもわかりますように、東洋医学的に診ると主に心臓からの症状です。

熱中症の症状
 口が強く渇く(この症状を感じてない人もいます)
 めまい・立ちくらみがする(この症状は多い)
 生あくびが頻発する(この症状も自覚している人は多い)
 頭痛(強い頭痛ではないので、気付きにくいようです)
 吐き気や嘔吐がある(胃が悪いと思っている人もいます)
 手足のけいれんが出る(サロンパス等で治まると考える人もいます)
 身体がだるくなる(この症状があると熱中症を疑うようにしています)
 まっすぐに歩けない(ちょっと深みに入った状態です)
 汗が出過ぎたり、出なくなったりする(汗は心臓と関係があります)
 意識がなくなる、混濁する(こうなると急いで病院へ行ったほうがいい)

治療院に来られる方の多くは、何らかの「痛み」を訴えて来る方が多いので、ついつい「痛みの治療」に専念してしまい、熱中症のことは気付かないこともあると思います。
しかし、熱中症のような症状には、体の歪み矯正をする手技療法では対応が難しいし、下手すると悪化させてしまうので、熱中症だと判断したら、鍼灸治療を加えていきます。
歪みの治療には、 「一穴整体鍼」 や「コラボ鍼」を使い、内臓機能の調整には「北斗鍼(灸)」を使います。

「北斗鍼(灸)」は、陰経(腎、肺、心包、心、木、土の経)の原穴に、軽く鍼をしたり、糸くずみたいなお灸をしたりするものです。
それをすると、患者さんは治療の途中から身体が楽になってくるのを自覚するようで、多くの患者さんが、まだ治療は終わってないのに、「楽になりましたわー」と言ってくれます。

この北斗鍼(灸)を考え出して、実際の臨床に使ったときのことを今でも思い出します。

一人の患者さんが、息子さんに連れられて、息も途切れ途切れで、歩くのもおぼつかない様子でやって来ました。
問診をしようにも、呼吸が苦しそうで、スムーズに言葉が出てこないのです。
そこで、息子さんに事情を聴いて、北斗鍼をしたのですが、北斗鍼をしている途中から、
「先生。凄く楽になってきました、、、、、。……ほんとに楽になりましたわー」と喜んでもらいました。

最近来られた患者さんで、脳出血後遺症で車椅子に座ったまま治療をする患者さんがいるのですが、話ができないので、家族への問診で治療を進めていきます。
先日来られたときには、
① 痰が多いのか、やたらに咳払いする
② 全身がかなり怠そうだ
③ 元気がない

と言うことでしたので、脈を診たら、予想より強いので、これは芯熱だと判断し、すぐに北斗灸をしました。
それから鍼をしたのですが、鍼は通常の半分ぐらいです。
すると、治療の途中から、咳払いがなくなりましたので、
「もう楽になったと思いますよ」と言うと、家族の方が、
「どう?楽になった」と聞いたら、眼瞼を開け閉めして、楽になった事を伝えていました。

その方には、「一穴整体鍼」や「コラボ鍼」は必要がなかったのでしませんでしたが、他の方で、熱中症と思われる患者さんには、歪みを診てから「一穴整体鍼」をして、まだ歪みが残っていると思われた場合には、「コラボ鍼」を加えるようにしています。

治療は、大きく分けて「筋骨の調整」と「内臓調整」の二つをやることになるのですが、この二つを行なうことで、治療効果を長持ちさせることができます。

今度の臨床実践塾 は、主に「コラボ鍼」をやりますが、季節がら「北斗鍼」も加えたほうがいいようなので、少し時間を割いて「北斗鍼」の実技もやることにしました。




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2017/07/10

コラボ鍼って、なに? (7/23の臨床実践塾)

今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ に書いていく予定です。

CM関節1
この方は、親指のCM関節が痛くて、このポーズが何年もできませんでした

親指のCM関節

CM関節が痛むと、物が持てません

CM関節2

鍼は、軸方向に垂直に刺しましたが、部位や症状によって、縦方向に刺します


 
左がビフォー、右がアフター


腰を捻ってもらうと、コラボ鍼をする前は、力を入れていましたが、コラボ鍼の後はスイッと捻れました。
そして、笑顔を見せながら、
「あれっ?」という顔をしていました。(笑)

そして、親指のCM関節のテストをするように言いましたら、一番上の写真のように四つん這いになりました。
そして、

「あ、これができるわ!」

「これは痛くて絶対できなかったんです。痛くて!」と言いながら、3回ほど起き上がっては四つん這いになり、起き上がっては四つん這いになっていました。

コラボ鍼は、
① 治療効果が高い
② 時間がかからない
③ 患者さんに痛みを感じさせない

等々の利点がありますので、頻繁に治療に取り入れていますが、いつも患者さんと一緒に笑ってしまいます。
そして、このコラボ鍼はまだまだ展開できる鍼なので、 今度の臨床実践塾 までには、いろいろな角度からのアプローチができるようになっていると考えるからです。

なぜなら、「コラボ鍼」のコラボは、コラボレーションのことですので、「協力」「協同」「共同研究」の意味があるからで、作品の「合作」や「協力関係」なども指し、いろんな手技療法との「混合治療」が考えられるからです。




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2017/07/09

コラボ鍼の実験動画ができました。 (⌒_⌒)

画像クリックでどうぞ!

コラボ鍼
2017/07/09

コラボ鍼はもっとおもしろい (7/23・8/27の臨床実践塾ご紹介)

整体鍼・水野1

ビフォー

整体鍼・水野2

アフター

整体鍼・水野3

これは説明写真用に刺した鍼で、実際にはパターンがいくつもあります



主訴と同時に「肩が凝る」と訴えてくる方は多いのですが、この方も肩が凝っていました。
そこで、
「おもしろい治療法を考えたので、ちょっと協力をお願いしてもいいですか?」と聞いたところ、
「はい。何をするんですか?」と聞いてきました。

そこで、
「いやね、皮を引っ掛けるだけの鍼をするのですが、関節の可動域がかなり良くなるのです。皮に引っ掛けるだけですので、痛くも何ともないです。きっと笑ってしまいますよ」
と説明してから、ビフォーの写真を撮らせてもらい、コラボ鍼をしてから、アフターの写真を撮らせてもらったのですが、案の定、何度も腕を後に回しながら、笑いが止まらない様子でした。

だって、「鍼」と言っても、写真で見てもわかるように、皮だけに刺す鍼なので、皮膚に貼りつけたようにも見える鍼なのです。
鍼をしたことのある方にはわかると思いますが、普通は皮膚に垂直か斜めに刺すのに、この鍼は、ほんとに皮をひっかけただけですので、全く痛みを感じないのです。
ですから、この方も、鍼をするのを見ながら、「へー!」と小さな声を出していました。

そばで見ていた女性スタッフも、「うふふふ」と笑っていました。
もちろん私も笑っていました。
他のスタッフは、他のブース何かしていたので、こちらには来ませんでしたが多分、患者さんや我々が笑っているのを聞いて、一緒に笑っていたと思います。

この方の主訴は、「肩が凝る」ということでした。
(当院に、肩が凝るというだけで来院する方はほとんどいない)
肩凝りと同時に出て来る症状は、肩甲骨内側の痛みや凝りですが、この方も肩甲骨内側の凝りを訴えていました。

そして、上の写真のようなコラボ鍼をしたら、一挙解決したのです。
肩凝り以外には、これという症状がなかったので、これで主訴は解決したわけです。
ですから、(そんなことはしませんが)これだけで終わってもいいわけです。
しかし、たった2~3分の治療で納得する人はいないし、こちらの責任として、「肩凝りの原因」まで治療する必要があります。

ですから、肩凝りの原因となっている心包の治療と、心包が原因となる肝臓の治療を加え、全体的なバランス調整をして、最近の気候と心包の関係を説明して、この方の肩凝りの予防法を説明して治療を終りました。

前回の臨床実践塾で公開した「一穴整体鍼」の威力もすごかったのですが、このコラボ鍼の威力も素晴らしいものです。
そして、このコラボ鍼の特徴は、症状のある側に鍼をして、左右反対の筋肉を反射として使って治療することです。

つまり、上の写真で説明すると、(仮に)左の肩が痛いなら、左肩に痛みと関係のある経絡や筋肉を考えて、左側にコラボ鍼をします。
それだけではほとんど変化は出ませんので、今度は右側の関係のある経絡や筋肉に、圧をかけたり、押したり引いたり、筋緊張を与えたりさせます。

患者さんとしては、全く痛みのない部位への刺激ですので、遊んでいる感じで治療が進むので、
「はい。症状のあったところを確認してみてください」と言われても、何を言っているのかわからないようで、
「はい。先ほど痛いと言っていた格好をしてみてください」と言われて、初めて主訴の確認してくれます。

でも、患者さんの中には、そのように言われて、最初に痛みのあった格好をして、痛みが消えている事に気付かず、
「これでいいですか?」と聞く人がいます。(笑)

そこで、
「そうです。痛みは消えていますかね?」と聞くのですが、その時初めて、症状の消えていることに気付くようです。

ただ、これを解説するのに、健側を動かして、刺激を入れるためのパターンがいくつかあるので、1回の講習では時間が足りません。
ですから、臨床実践塾は今月と来月の2回に分けて講習を行ないます。



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2017/07/09

「一穴筋骨鍼」から「一穴整体鍼」に名前を変えました

一穴整体鍼


これまで「一穴筋骨鍼」という名称で呼んでいたテクニックを、「一穴整体鍼」に変更しました。
理由は単純で、「一穴筋骨鍼」は「カ行」が多くて言いにくいからです。
それなら「一穴」をはずして「整体鍼」だけにしたらいいのではないかとも考えたのですが、「整体鍼」という名称でのテクニックは、以前に組み立てて公開したのです。

また、このテクニックの治療効果から見ても、一度に全身の筋骨を整えるので「整体」と名付けたほうが、テクニックの内容を表現しているとも考えました。
「一穴で整体できる鍼」という意味でも、この方が名称に相応しいのではないかと考えていますので、よろしくお願い致します。

また、ホームページ、ブログ、SNS、その他ネット関係や印刷関係などに、「一穴筋骨鍼」と書かれた方々にはご迷惑をお掛け致し、誠に申し訳なく思います。
どうぞ、ご厚情のほどをよろしくお願い致します。



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2017/07/08

一穴整体鍼とコラボ鍼の威力 (7/23臨床実践塾の予告)

櫛橋1

「私、五十肩ですかねー、27才なんですけど……」

櫛橋2

「出た―!!! マジックやー 気持ちワルゥー!!!」


昨日、大笑いすることがあった。
上の写真ですが、左手を挙げてもらったら、一番上の写真ぐらいしか上がらないので、

「もっときっちり挙げてよ」と言うと、

「挙げてますよ! 私、五十肩なんですかねー、27才なんですけど……」と言う。

「あっ、ごめん。すぐ治しますから」と、大笑いしながら、一穴整体鍼をして、再び手を挙げてもらったら、手を挙げながら、

「出た―!!! マジックやー 気持ちワルゥー!!!」と声を挙げた。
この子が「気持ちワルゥー」と言うのは、「マジックで騙されたような」と言う意味で、信じられないことが起こった時に使う言葉です。

それが下の写真です。

この子は、有名なアスリートですが、多くのスポーツ選手がそうであるように、時々体を痛めてやって来ます。

昨日は、
① 左膝の痛み

② 左ハムストリングスの痛み

③ 右下腿のアキレス腱下部の痛み

④ 左肩の痛み

⑤ 外転で90度ぐらいしか回らない

⑥ 左臀部にも痛みがある

⑦ 右足へ幾つでアキレス腱の一部に痛み

と訴えてきました。

左肩の問題は、一穴整体鍼で解決したのですが、実は一穴整体鍼は、身体のあらゆるところの整体を整えてくれるので、肩の検査の後、ハムストリングスの痛みを聞いたら、
「ほとんどないです」と答えてくれた。
ハムストリングスの痛みが消えたことで、左臀部の痛みも軽くなったのは想像できるので、
「臀部の痛みはどうですか?」と聞いたら、それもほぼ解消されたとのことでした。

それから、右下腿アキレス腱下部の痛みを聞いたら、まだ痛いと言う。
そこで、手技を使って足関節を矯正して、その後にコラボ鍼をしたら、それも取れました。

体の歪みというのは、一部が歪むと、その歪みが波及するので、ポイントになるところの歪みを見つけきれるかどうかが問題になります。

普通は、骨盤周辺か足関節付近、特に距骨に問題が出やすいのですが、この子の場合は、左の腕をかなり使うスポーツなので、多分、左の肩が原因で、いろいろなところに歪みを発生させていたと思われました。

つまり、左肩に関係のある肩関節、上部胸椎、脊椎などを整えることで、いろいろな部位の歪みが取れてくるわけです。

7月23日の臨床実践塾では、このような治療法を解説していきますが、7月の1回だけで全てを説明することはできないので、8月27日の臨床実践塾も、この続きになります。
鍼灸師は、筋骨系の治療に弱い先生方が多いのですが、この2回の講習を受けることで、かなり自信を持って「筋骨系」の治療ができるようなります。

※ 7月23日の 臨床実践塾案内 はこちらから。



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