2017/06/29

足首の痛み(足関節の痛み)の治し方




下のイラストはこちらのサイトからお借りしました。



足首に関するトラブルは多いものです。
・足関節が痛い
・正座ができない
・足首が腫れた
・足の甲が腫れた
・足首から土踏まずが痛い
・足首にガングリオンができた
・捻挫しやすい

このブログを読まれている方にも、このようなトラブルを起こした方は多いのではないでしょうか。
そして、足首にトラブルを起して、治したつもりでも完治してない場合があり、常に違和感を覚えている方も多いようで、「何かしたときに強い痛みが出てしまう」という方もいます。

このように再発をするような足首のトラブルは、多くが足骨の歪みが原因で、習慣的になっているようです。
ですから、再発させない治療を行なわないといけないわけです。

足首(足関節)を 人体惑星試論(通称・七星論) で見ますと、「地=心包・三焦」になりますので、足関節を何度も痛めるという方は、心包(心筋と考えてください)や三焦(消化器と考えてください)に異常がないかも調べる必要があります。
と言っても、病院の検査では何もかからないと思いますので、身体前面の中心線と、乳頭と乳頭を結んだ点辺りを指で押して、上下に動かし、痛みがあるかどうかを調べてください。

多少痛く手も問題はありませんが、「クッ」と胸をすぼめるような鋳たさなら、心包に問題があると考えたほうがいいです。
そして、仰向けに寝て、お腹を押していき、痛みがないかどうかを調べます。
痛みがあるようでしたら、消化器に問題があると考えます。

これも病院レベルでは問題ないと思いますが、代謝が落ちていることは間違いありませんので、代謝を落とす食べ物(一般的に言われる酸性食品)を控えるようにします。
代謝を落とす食品の中でも、砂糖の入った飲食物は極力避けたほうがいいです。

心包・三焦の治療としては、先ほどの胸の真ん中に千年灸をしてもいいのですが、何か心臓の症状のようなものがある方は、治療院の門をたたいたほうがいいと思います。

さて、一穴整体鍼の話です。
一穴整体鍼では、一穴整体鍼で全体を整えてから、習慣的になったと思われる部分も矯正していきますが、中でも足関節は非常に重要な部位になります。
何故なら、人間の体重は、全て足関節にかかってくるからです。

しかし、関節矯正の基本は、多くの関節に応用がきくものです。
足関節も同じように考えて治療すれば上手くいきます。
考え方としては、

① 関節の動きは、上下、左右、回旋

② 上下左右はスライドで検査し、回旋は回転させて検査する

③ 引っ掛かりがあれば、軽く押しながら動かしてみる

④ その後に軽く牽引して動かしてみる

⑤ 動きが良くなったと思ったら、普通に動かしてみる

これが基本のパターンですが、足関節を例にあげますと、

1.上のイラストで、距腿関節を広げるように、片手で内踝と外踝を掴み、片手で距骨を掴みます。

2.掴んだら、そのまま引き離すように引きます。

3.その後、距骨下関節も広げるつもりで引き離します。

4. 片手で足首を掴んで、片手で足先を掴んで回転させ、どちらが回り難いかを確かめておきます

5. 距腿関節を引き離した状態のまま、左右にスライドさせます。

6. 同じように距骨下関節も引き離したまま左右にスライドさせます。

7. それから、片手で足首を掴み、片手を踵骨の後ろに当てて、前後にスライドさせるように足首を掴んだ手で、2~3回押します。
時々、ゴチッと音が出ますが、整うときの音ですので心配しないでください。

8. 足首を背屈させるように足先を頭の方向に押します。(10=20秒)

9. その後、内反の場合は距骨を掴み、内前方に回転させるように押します。
   外反の場合は外前方に回転させるように押します。
   (多くが内反気味ですが、内外の判断はちょっと難しい)

10. その後、片手で踵骨を、片手で足背を捉まえて、軽く牽引します。

11. 一応これでOKです。
   慣れてない方には難しいと思いますので、治療が上手な治療院へ行かれたほうが賢明です。





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2017/06/28

仙腸関節や肩関節の治し方 ≪一穴整体鍼の講習≫ 

大胸筋200 大円筋
          大胸筋と大円筋の位置


一穴整体鍼は、一穴で全身の筋肉や関節を整える方法ですが、それは一般的な整体レベルまでは整えられると考えているのです。
一穴整体鍼は、ほんとに一穴で全身の歪みが取れてくるのですが、発症してから時間の経っているものや、内臓からの影響が強い場合は、その限りではありません。
そのため、一穴整体鍼で取れてない所は、取れてないところの矯正をするのです。

先日の実技講習では、肩関節、仙腸関節、足関節などの矯正方法を解説しました。
たとえば、先日治療に来た方は、1週間ほど前から大転子当たりが痛く、歩くときも「痛いので、歩き辛い」と訴えてきました。
それで一穴整体鍼を使ったのですが、軽くはなっても痛みは残っている様子でした。
そこで、股関節を矯正して痛みを取ったのですが、この方は、骨盤がかなり捻れていました。

臨床では、このようなパターンが多々あるので、各部の矯正方法も知っていなければならないので、そのような矯正方法も解説したわけです。

まず、治療院へ来る患者さんに、腰痛の方が多いのではないかと思いますが、珍談と治療法もいろいろありますので、今回は「仙腸関節の簡単調整法」というのをやりました。
どんな方法かと言うと、うつ伏せになってもらい、仙腸関節部を押圧しながら揺すっていく方法です。

つまり、仙腸関節に歪みが出ていたら、関節部に圧をかけて矯正する方向の応用ですが、これは仙腸関節を矯正する角度にして、「揺する」という変化を与えることで、仙腸関節が自動的に矯正されるようにするわけです。
これは非常に簡単な方法ですが、それなりに効果があります。

次に、肩関節の調整で、肩関節に異常が出るときは、筋膜の捻れもあるのですが、筋膜の捻れを取っただけでは治りにくい場合があります。
その時は、肩関節に関係する筋肉を調整するのです。

今回は、大円筋と大胸筋の調整方法を実技でやってもらいましたが、ちょうど肩に痛みのある方がいましたので、その方にモデルになってもらい、手法を説明しましたら、「あ、楽になった」と言っておりました。
五十肩の徴候が出ていましたので、完全には取れませんでしたが、前にも五十肩の治し方を講習したことがありましたので、その方は多分自宅でそれをやってくれていると思います。

その方法は、痛みのある反対側の手で、大円筋を掴み、グーッと圧をかけて、5~10秒ぐらいで放し、再びグーッと摘まんで圧をかけるという方法です。
この方法は、当院で長年指導している方法で、かなり確率のいい方法です。
ただし、ポイントがあります。

「グーッと圧をかけて放す」ということですが、多くの方は、チョンチョンと摘まんでしまいますので、その効果は期待できません。
理由は、グーッと摘まんで圧をかけるというのは、血管を圧迫して血流を止め、その後手を放すことで「ドン」と血液が流れ、筋肉が解れるというのが、この治療法の原理になるからです。

その方法を応用したのが今回のテクニックで、患者さんの痛みのある側を上にして横臥になってもらい、大円筋を片手の指で押圧して、そのまま腕を上に挙げたり、回転させたりするわけです。
つまり、 『人体惑星試論奥義書』 にある七星鍼法の 「筋腱鍼の原理」 になるわけです。

大胸筋の治療法も原理は同じで、天井に伸ばした腕を後に引いていくと、肩関節の近くで大胸筋が掴めますので、そのまま大胸筋を掴んで(指で挟んで)、腕を後に倒したり戻したりします。
すると、大胸筋の血流がよくなりますので、大胸筋が柔らかくなり、肩関節への負担が軽くなって肩関節の可動域が広がってくるわけです。

そして、足関節の矯正ですが、関節の動きは、前後(もしくは上下)、左右へのスライドと、左右への捻転が基本になりますので、その動きを再現させると、ひっかかりがわかりますので、それを調整していくわけです。

具体的には、距腿関節、距骨下関節の調整になるのですが、アキレス腱とも関係してきます。
文章でこれを説明すると、勘違いして失敗させる可能性がありますので、後日に検討してから折を見て説明することにします。




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2017/06/27

臨床実技講習に参加した方々が得られたモノは大きかった 

2017年6月25日 実践塾


今回の臨床実践塾は、「一穴で全身の筋肉や骨格を整える鍼」という信じられないタイトルでした。
普通は、こんなタイトルだったら参加者を集めるのに苦労すると思いますが、スタッフも入れて20名ほどの方が参加してくれました。

講習を始める前に、名古屋から来た先生に、瞬間的に肩関節が緩む方法を試してみました。
時間にすると2~3秒です。
本人は、何をやってもらったかわからないほど瞬間的なやり方です。
それは今回の講習には含めてないので、講習の前にやったわけです。

でも、何人かの方が見ていましたので、結局講習の途中でもやって見せることになりました。
すると、かなり興味を示す先生がいまして、親睦会の会場でもその質問が出てきました。
このテクニックは、次回のセミナーで説明はしますが、どちらかというと、パフォーマンスに使うテクニックです。

今回の臨床実践塾でポイントになるところは、検査→治療→検査というパターンをしっかり覚えてもらうことでした。
ですから、最初は検査の方法から行ないましたが、これまでもいろいろな検査の方法をやってきましたので、混同を避ける目的で、2人1組になって実技で行ないました。

参加者の多くが、何度も参加している先生方でしたので、それはスムーズに進みましたが、「1穴に1本の鍼を刺すだけの治療」てすので、ちょっと難しかったようです。
実技を見ていましたら、遠くから見ても間違っている、と思われる手技をしている方が何人かいましたので、そっと近づき、やり方を教えました。

そして、刺鍼・抜鍼が終わり、確認の検査をする段階になると、

「おお」とか、

「ええーっ?」とか、

「緩んでる、緩んでる」とか、

いろいろな声が聞こえてきました。
私もこのテクニックを考えながら、自分に鍼を刺して試したときには、
「えっ? あれーっ? 何で?」と思ったので、皆さんが驚くのは無理もありません。
むしろ、驚かないほうがおかしいはずです。

たった1本の鍼を、たった1つのツボに刺すだけで、股関節も肩関節も頸椎も整うのですから、今までの鍼灸では考えられないことです。

親睦会の会場で誰かに説明したのですが、その理論は 『人体惑星試論奥義書』 に書いたものです。
『奥義書』の応用になるので、そのまま書いてあるわけではないのですが、発想の起点となる考え方は書いてあります。

この「一穴整体鍼」は、関節調整をするために考えたのですが、関節、則ち骨格を整えると、それに付着した筋肉も整うので、こういうことができるわけです。
ですから「整体鍼」ではなく、「関節鍼」でも良かったのですが、「関節鍼」というと、関節に鍼を刺すイメージが強いので、「整体鍼」と名付けたわけです。
と言っても、「整体鍼」で「決定」というわけではありません。

でも、凄いですよね。
自分で言うのもなんですが、凄いテクニックだと思います。
全身の骨格や筋肉を整えようとすると、早くても10分はかかると思いますが、「一穴整体鍼」だと、治療に使う時間は20~30秒ですからねー。

このセミナーを受講した先生方は、

【今日、臨床実習で、少し時間があったので、一人の学生さんに身体チェックをしてもらい、腱の張りの強い方を、自分で刺鍼してもらったのですが、腰のつっぱり、頭部の側屈などが、直後に改善されたので、驚いていました。】とか、

【第二部の「臨床実践塾」では、「一つのツボで全身の筋肉や骨を矯正できる【整体鍼】」を教えて頂きました。これは、あるツボ(七星論を学んだ方は知ってる)を使うのですが、その効果に驚きました。
まず、その変化を確認するために色々な検査をします。
頸椎、胸椎、腰椎、肩関節、股関節、仙腸関節などの動きを確認し、その後に秘伝のツボに整体鍼をします。すると・・・・・動きの悪かった関節すべてが矯正されているのです。
参加している皆さんも「おぉ~、動きが全然違います。」とか、「引っ掛かりがなくなりました」など、驚きの声をあげていました。
私も、ビックリしました~】

【さっそく今日の患者さんに使ってみましたー!
すぐに使える内容で参加して本当によかったです( ´ ▽ ` )】

等々と、ブログやフェイスブックに書いたり、メールで送ってきたりしてくれました。




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2017/06/23

一穴整体鍼はすごい武器になりそうです

一穴整体鍼

このところ一穴整体鍼での臨床が増えてきた。
それは、今度の臨床実践塾の準備もあるのですが、この鍼がおもしろすぎるのです。
ほんと毎回「ニヤッと」笑ってしまいます。

たとえば、昨日来られた「突発性難聴」の方は、治療しながらも「キャー、キャー」と叫んでいました。
鍼が痛いのではありません。
できなかった体の捻じりがグニャッと捻じれたり、曲がらなかった首が曲がったりして、想像もつかないことが自分の体に起こったからです。

そして、治療の途中から「だいぶいいです。いいみたいです」なんて話していて、治療が済んでからは、「聞こえがよくなったし、耳の周囲が軽くなった」と何度も言っていました。
それでも、突発性難聴の場合は、再発の可能性が高いので、再度来院することになった。

もう一人の方は、股関節が開かなかったのですが、整体鍼をしたらグニャッと開いたので、
「他には何もしてないですよね。その鍼だけでこんなに変わるのですか? 先生、何かしました?」と、疑っていた。
もちろん、鍼を1本刺した以外は何もしてない。

先週から、かれこれ10数人に一穴整体鍼を使ったはずですが、確率も、患者さんの反応もいいので、「病みつき」になりそうです。

この一穴整体鍼の利点は、超短時間で(30秒ぐらいで)、一つのツボで、頸椎から胸椎、腰椎、上肢、前胸部、股関節、仙腸関節、膝関節、足関節など、ほとんどの骨格や筋肉が整えられ、患者さんにその場で確認をしてもらう事ができることです。

追随を許さないテクニックになりそうです。
2017/06/21

臨床実践塾のご案内: 第一部運命学  第二部臨床実技講習

「FAT:ファット・機能調整療法」

こちらをクリックで「FAT:ファット・機能調整療法」実技


5月の臨床実践塾で、「顔面への鍼1本で首を調整する方法」を公開しましたが、なかなか好評でした。
実践塾の後、自院で臨床に用いた方は何人もいたと思います。
中には、わざわざメールで報告をしてくれる先生もいました。

そして、5月の講習では、「脈診」についても解説したのですが、反応は弱かったようです。
その理由を考えてみましたら、多分「時代の流れ」が関係していると思われました。
10年前だと、「1~2週間で脈診ができる方法」となると、参加者の皆さんは一生懸命に実技をして、いろいろと質問をしてきたのですが、この頃は「脈診」というだけで避けているように思われます。

それは、鍼灸業界においても脈診に疑問を持つ人が増えてきたからだと思います。
私も脈診に疑問を持っていたので、 『人体惑星試論奥義書』 に、七星論独自の脈診法と検証法を書いたのですから、鍼灸業界がそのような方向へ行くのは自然なことかも知れません。
さらに、脈診の人気が落ちたように思われる要因として、最近の傾向が「診断を必要としない治療法」が増えてきたこともあると思います。

ここで云う「診断を必要としない治療法」とは、主に筋骨系で用いる治療法で、所謂理学系や柔整系が得意とする「肩凝り・五十肩・腰痛・膝痛・足痛」等々の治療のことです。
つまり、筋骨系で説明するとわかりやすいし、学びやすいし、科学的証明がされやすい治療法です。
もっとわかりやすく言うと、画像診断のできる、実在する、体の状態で説明が付く治療法というわけです。

それらは、現代医学の「外科領域」になるわけですが、鍼灸が得意とするのは、どちらかというと「内科領域」に力を発揮する場合が多いと考えています。
それは診断の基本となる「五行色体表」(七星論での七星色体表)を見てもわかるように、臓があり、腑があり、それらから派生させて診断や治療に使うからだと思います。

七星論表


それでは、「鍼灸では骨格矯正はできないのか」という疑問が出てきますが、そんな事はありません。
このブログで何度も話してきた、持論の「骨格矯正鍼」は、鍼灸での筋骨調整法の代表的なものと言っても過言ではないと思います。

何故なら、この「骨格矯正鍼」を発表する前に、日本を始め、中国の老中医(中医学のベテラン)にも、「骨格を整える鍼というのはないですか」と質問しまくり、「ない」という返事ばかりだったからです。

今度の臨床実践塾 で公開しようとしている「一穴筋骨調整鍼」も、おそらく骨格調整の鍼灸に何らかのヒントを出すものと考えています。
たった一穴(一つのツボ)で、多くの骨格や筋肉が整えられるですから、そこから多くのヒントが出ないわけはありません。

たとえば、数ある手技療法も、骨筋の解剖生理を分解して考えると、新しい治療法を作ることができます。
つまり、ある手技療法からヒントを得て、別の角度から同じことをするわけです。
ですから、手技療法を分解してみると、「同じようなモノ」がたくさんあります。

上の画像にリンクさせた、2014年4月発表の「FAT:ファット・機能調整療法」も、エネルギー療法の一つとして発表したものですが、あれも「道教」の考え方からヒントを得たもので、氣の流れを使ったものです。
そのFATを発表した頃、あるエネルギー療法のセミナーにも参加したし、他のエネルギー療法の説明会にも参加しましたが、参加費は高額です。

今回の臨床実践塾でも、エネルギー療法の訓練をしますので、ちょっとだけその説明と実技を行なう予定です。
それだけでもエネルギー療法ができるように説明していきますので、かなり益のあるセミナーになるはずです。




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2017/06/20

6/25日の臨床実践塾内容と臨床の話

頚椎・女性

首の異常は、首よりも上部胸椎が原因の場合が多い


最近始めた「FC2ブログ」の表示が、正常でないので、FC2ブログさんに問い合わせて、指導通りにやったら正常に戻りました。
「FC2ブログ」はすごく親切です。
丁寧に教えてくれました。
ありがとうございました。 <(_ _)> m(__)m (゚゚)(。。)ペコッ


先日、首に異常があると訴える肩が来られました。(写真の方ではありません)
かなり歪んでいましたので、スタッフを呼んで、「見てて」と言いながら上部胸椎の歪み診方と後頚椎一番の矯正方法を説明しながら矯正しました。
そして、再度上部胸椎の歪みを見てもらったら、「あっ!」という顔をして、首を縦に振っていました。

これは、何回か前の臨床実践塾で解説下矯正法ですが、スタッフは、まるで「初めて見る」という顔をしていたのです。
多分、今までは上部胸椎がどのように歪んでいるかがわからなかったと思います。

私も反省しました。
私だけがわかるのではなく、実践塾の参加者にわかってもらうのが大切なのに、パッパッと実技をするので、参加者の皆さんがまだ理解してないのに先に進めていたと思ったからです。

話は変わりますが、最近、バンバン新しい治療テクニックが公開されますので、何を学んだらいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
私も一緒ですが、私が治療テクニックの宣伝を見るときには、「七星論」というメガネをかけて見るようにしています。

何故なら、バックボーンがなかったら、迷いが多くなるからです。
たとえば、 前回の臨床実践塾 で公開した「頚椎鍼」は、顔面への七星配置で考えたものですが、参加者の方から「頚椎の緩むのがわかる」とメールまでいただきました。

今回の臨床実践塾でも、筋肉や関節の歪みを一つのツボで調整する方法を公開しますが、これも面白い方法です。
たった一つのツボで、腰椎や上肢まで整うのですから、やっている私も最初は「不思議やなー」と思いましたが、人体の連動作用を考えると、不思議でも何でもありません。

今回は、筋肉の連動性を活用した治療テクニックをもう一つ紹介できそうですので、楽しみにしてください。
これは、あるビデオを見てから、当院スタッフと実験をし、臨床にも使っている方法ですが、あまりにソフトな治療法だけに、患者さんは「何もしてもらってないのに治った」と思うようです。(笑)

たとえば、先日治療に来られた方は、「右腕を、上から背中に回そうとすると痛くて回せない」と言っていたのですが、1分程度触っただけでスッと回せるようになり、「あれっ?」と言葉を発して、首をかしげていました。
ちょっと忙しかったので、説明はしなかったのですが、ご本人はニヤニヤしていました。

2016年4月から、手技療法を中心に実践塾を開催してきて、そろそろ鍼灸に戻ろうかと考えることもあるのですが、鍼灸師でない方も何人か参加するようになってきましたので、やはり手技療法も続けていくことにしました。

『人体惑星試論』 は、鍼灸でも手技療法でも応用できる理論なので、問題はありませんが、鍼灸から離れてきたような気がして、多少の寂しさはあります。
しかし、何のために鍼灸をしているのかを考えると、「治すのが大前提」と考えていますので、多少鍼灸から離れてもいいのではないかと考えているわけで、実践塾に参加する方々の臨床が上手くなれば、それでいいと思います。

ということで、今回の臨床実践塾も手技療法がたくさん入ってきます。

メールで案内を送ったのですが、慣れてないので届いてない方もおられると思います。
その時は、電話を入れてもらうか、下のメールフォームからお知ら頂ければ、折り返しご案内を送らせて頂きます。



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2017/06/19

なぜ鍼灸学生が3ヶ月で治療ができるようになるのか!

バンザイ2
仰臥でバンザイをさせて、左右の手の長さで、左右の異変を検討する場合もあります


「古い!」と言われるかも知れませんが、私はスタッフに、私から「教えてあげる」なんてことは言いません。
技術の世界では、
① 見て学ぶ
② 自分で調べて学ぶ
③ わからないところは聞いて学ぶ
の三つは非常に大切な事だと考えているからです。

ですから、勉強材料や道順は教えますが、具体的な診断法や治療法は、自力で勉強してもらうようにします。
教えるのが惜しいわけではありません。
質問をしてきたら教えます。

鍼灸師は多くが独立開業を目指しているので、独立したときに役立つようにしたいのです。
ほんとうに技術を学びたい人は、毎月の 「臨床実践塾」 のお手伝いをしてもらいながら勉強してもらうようにしています。
(スタッフの参加費は要りません)

そして、 「人体惑星試論(通称:七星論)」 を組み立ててからは、一定の順序で診断と治療を教えるようにしています。
たとえば、「鍼灸診察」という言葉があります。
四診(望診、聞診、問診、切診)のことですが、これらの診断ができないと、鍼灸もできないことになります。

何故なら、鍼灸は内蔵の盛衰を整えたり、神経のバランスを調整したり、精神の安定を計ったりすることができるのですが、その代わりに、間違うと逆の効果も出てしまうからです。
ですから、一般の方が考えているように、「凝っているところに鍼を刺して凝りを解す」というものではないのです。

「肩が凝っているから肩に鍼をする」というのは素人的な考え方なので、私は患者さんから「肩に鍼をしてもらえませんか」と頼まれても、肩に鍼を刺したことはありません。
(そういう患者さんは来ないのですが…)
鍼灸診察や七星診察をすれば、その肩凝りの原因がどこにあるかがわかるので、原因を取り除く治療をするわけです。

ですから、新しいスタッフが入ってきましたら、最初は誰でも「見学」(見て学ぶ)をしてもらいます。
そして少し慣れたら、治療の準備やアルコール消毒などを手伝ってもらいます。

そのころになると、新しいスタッフも治療に興味を持つようになりますので、
「何故このようにしたかわかる?」と質問をして、脈診や腹診などの話などをしますが、新しいスタッフが興味を持つのは、七星論での「特殊鍼法」です。

しかし、その時点では特殊鍼法は教えられません。
何故なら、診断ができない状態で治療を教えると必ず失敗するからです。
その点は、手技療法と大きく違うところです。
と言っても、手技療法での失敗も困るのですが…。

診断には、先ほど話した四診以外にも、たくさんの診断法がありますので、それを現場で見せながら、説明しながら、覚えてもらうのです。
この時点で、「このスタッフは伸びる」とか、「このスタッフは脱落する」というのはだいたいわかるものです。

アルコール消毒をするころになると、七星鍼法での「査穴」の位置はだいたいわかってきますので、アルコール消毒の仕方や、患者さんへの対応を見て、私がモデルになって鍼をしてもらいます。
私に鍼をしてもらって「大丈夫」と思えたら、経絡治療を教えます。
それから徐々に「特殊鍼法」も教えていくわけです。

これでだいたい3ヶ月が過ぎています。
ただし、週1出勤とか、週2出勤の場合は、もっと期間がかかります。
言わなくてもわかると思いますが、週1出勤だと、月に4日しか出勤しないので、年間にしても50日ぐらいしか出勤しないからです。

このように教えていきますと、週3日出勤でも半年ぐらいすれば、鍼灸学生でも治療ができるようになっています。
つまりタイトルの「3ヶ月で」というのは、週3日で半年ぐらいということです。
治療経験のある人は、もっと早くなるか、ぜんぜんダメになるかです。(笑)
ダメになるパターンは、手技療法ばかりやってきた人です。

何故半年ぐらいすれば、治療ができるようになることがわかるかと言うと、私の前では、「治療はしていません」みたいな顔をしても、スタッフ同士の話をきいていると、治療しているのが丸わかりだからです。( ´,_ゝ`) プッ

現在の営業が週3日ですので、3ヶ月で治療ができるようになるのはギリギリですが、

センスがあり、真面目に一生懸命やる人は、3ヶ月ほどで治療ができるようになります。
それは、「七星論での査穴」が大きな役割をしています。
2017/06/16

一穴整体鍼の効用 (6/25の臨床実践塾)


ビフォー

アフター



昨日はスタッフに協力してもらい、「一穴整体鍼」のテストをしました。
写真の上がビフォーで、下がアフターです。
このテストの他に、仰臥でバンザイして腕の長さを比べるのもしましたが、バンザイの写真ではわかりにくいので、こちらの写真を使いました。
腕の捻じりが違うのがわかるはずです。
1分もしないうちにこんな変化が出せるのです。

この検査法は、大腰筋のテストに使うのですが、この変化を見れば、素人でも変化のあったことがわかるはずです。
モデルになってくれたスタッフは、

「最初のテストでは、左肩甲骨の内側が突っ張っている感じがしたのですが、鍼をしてからのテストでは、全然感じなくなりました。そして、何より驚いたのは、バンザイをしたときで、自分では見えませんでしたが、“伸びてる”というのがはっきりわかりました」
と話していました。

つまり、大腰筋の起始である浅頭は、第12胸椎~第4腰椎までの椎体および肋骨突起に付着し、深頭は、全腰椎の肋骨突起に付着していて、停止は、大腿骨の小転子に付着しますので、上の写真のように腰部を捻転させたり、バンザイをさせたりすることにも関係してくるわけです。


大腰筋


大腰筋の主な働きは、股関節を屈曲させたり、僅かに外旋させたりしますので、股関節や仙腸関節とも関わってくるわけで、この「一穴整体鍼」を使うことで、その辺りの調整にも使うことができるという証明にもなるわけです。

さらに、バンザイをしたときに手を挙げやすいということは、僧帽筋や大胸筋にも変化を起こしていると言え、大胸筋の付着部が上腕骨になっていますので、上肢の調整にも使えるわけです。


大胸筋


細かく書けば、もっと多くの筋肉に影響を与えていることがわかると思いますが、ここで覚えてほしいのは、
「一穴で多くの筋にいい変化を起こし、その筋の変化で関節も調整される」ということです。

おそらく、皆さんの頭の中は「??????」になっていると思いますが、「論より証拠」と言いますので、きょうも何人かの患者さんにも使ったのですが、私の「ドヤ顔」が直りません。
v(^◇^)v

6/25日の臨床実践塾が楽しみです。
2017/06/15

たった一つのツボでいくつもの筋肉や関節が調整できる筋骨一穴調整テクニック (6/25臨床実践塾)

バンザイ
バンザイで筋骨のテストをする

写真のように、仰臥でバンザイすることで、一般的には、僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨・大胸筋、大腰筋などの緊張がわかると言われます。
つまり、左右の緊張差があれば、両手の長さが違ってくるわけです。

さてしかし、それらを整えるとすれば、いくつかの治療法が使えなければなりません。
と言っても、そんなに時間のかかることではないのですが、「あっちも、こっちも」と治療していると、その治療をするのに、それなりに時間がかかってきます。

そこで出てきたのが、 今度の臨床実践塾 で行なう、「筋骨一穴調整法」です。
一つのツボで、それらの筋肉や関節を整えるということですので、ちょっと考えにくいかも知れません。
しかし、筋肉は連鎖していますので、その連鎖のポイントを掴めば、一穴で整えるのも可能になるかも知れません。

たまたまですが、ある部位の関節調整法を考えて鍼をしていましたら、「えっ?」と思うことがあり、自分で可動域テストをしながら試してみたら、一穴でそれらの筋肉を整えることができたのです。
そこで先週、治療をしながら、4穴を使ってやってみましたら、其れなりに上手くいったのです。

しかし、その方だけに使っただけで、まだ他の人にはやっていません。
ですから、どれぐらいの確率かはわかりませんが、調整できることは間違いないと思います。
それは、筋肉や関節の連鎖を考えると、「何となく」理解できそうな感じがするはずです。

僧帽筋は肩甲骨の肩峰や肩甲棘に付着しています。

胸鎖乳突筋と大胸筋は鎖骨を介して連鎖しています。

大腰筋は背骨と大腿骨小転子に付着しています。

多裂筋は仙骨や脊椎に付着しています。

大腿の筋肉は骨盤に付着しています。

多裂筋2
多裂筋

このように、筋肉の付着部を調べていくと連鎖がよくわかりますが、連鎖しているということは、連動するということになります。
つまり、どこかに刺激を与えると、遠く離れた部位にも連動される可能性があるということです。
そこでは、どこに刺激を与えるかが問題になります。

たとえば、腰部に刺鍼しても、腰部の筋肉が大きくて、揺らぎも大きいので、連鎖反応は期待しにくいものです。
それでは指先に刺激を与えると、「揺らぎの問題」が解決されるかというとそうでもないようです。
経絡反応は得られても、関節の調整までは難しいと考えるわけです。(一部の関節は矯正できます)

一穴で骨格を矯正する「骨格矯正鍼」というのがあります。
これは鍼灸学校1年生の時に論文発表をして、いろんなところで教えてきましたし、私自身現在でも頻繁に使っている治療法ですが、一穴で、首から足までの筋肉や関節を調整するというのは、考えた事はありませんでした。
ほんとに、たまたま出てきたテクニックです。

しかし、これを使うには検査のテクニックが要ります。
テクニックと言っても、いくつかの検査法のことですが、普段鍼灸治療では使わない検査法です。
難しいことはありませんが、先ほどの僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨・大胸筋、大腰筋などの検査と、関節の動きの検査です。

臨床実践塾に参加されている先生方は、「スカルセラピー」の講習で、いくつもの検査法をやりましたので、覚えていると思います。
その検査法の中のいくつかを使うわけです。

そして、検査の結果が出た後、一穴に刺鍼します。
手技でもできますが、鍼のような効果はありません。

追伸

きょう出勤して、早速スタッフと一緒にテストをしたのですが、上手くいきました。
そして、対象になる患者さんにも協力してもらい、テストをしたのですが、こちらは半分上手くいきました。
半分というのは、この方は脊椎の歪み(ズレ)もありましたが、脊椎は無視して一穴だけで試したからです。
ですから、テストが済んでから脊椎を軽く矯正したら、上手くいきました。
脊椎の矯正にかかった時間は30秒ぐらいです。

負け惜しみで言うのではないのですが、ほんとは一穴だけで成功させたかったです。
しかしいろいろな方がいますので、その方に応じた治療を考えることができましたので、それはそれで良かったと考えています。
2017/06/14

治療の見せどころ! (6/25臨床実践塾)

鍼管

鍼管で押してから刺鍼すると多少、刺鍼時の痛みは和らぎます


鍼灸師は、鍼灸学校で、基本的に経絡で考えるように教育されるからか、筋・骨格系には弱い部分があります。
それは、診断が四診(望聞問切)で、身体を動かしての動診や検査の方法を使ってこなかったのも一つの理由かと思います。

しかし、鍼灸の利点を活かすと、弱いと考えていたのが逆転することもあります。
たとえば、6月25日の臨床実践塾では、一穴で足関節から頚椎までを整えることができる方法を発表する予定ですが、これは経絡と関節や筋骨を考えていたら出てきたものです。

たとえば、大胸筋や僧帽筋、腸腰筋などの異変は、仰臥になってもらい、バンザイをさせると、左右の手の長さが違うので、左右どちらの筋に異変があるかがわかります。
その検査をしてから、左右どちらかの一穴(一つのツボ)に刺鍼すると、それだけで両手が揃うのです。

座位での上半身捻転でも同じです。
両手を前で合わせてもいいし、両手を首の後ろで組んでもいいのですが、その状態で上半身を左右に回旋させると、左右差のある人がいます。
その時も、左右どちらかの一穴に刺鍼すると、左右の回旋が同じようになります。

さらに手技で、足関節を20秒ほど調整すると、足関節も整いますし、股関節も20秒ぐらい調整すると整います。
これは簡単なテストですぐわかりますし、3分学べば誰にでもできる方法です。
ただし、ツボの触り方や刺鍼の方法に大きく左右されるので、ただ鍼をさせばいいというものではありません。

最近の手技療法では、「誰でもすぐにできます」というのを宣伝文句にしているのが多いのですが、この治療法はちょっと違います。
瞬時に、整体と同じような効果を出すのですから、それぐらいの勉強は必要でしょう。

ここにツボの名前を書くと、必ず失敗する人がいますので、ツボの名前は書きません。
失敗した人は往々にして、「このツボは効かない」なんて言いかねないからです。
この治療法のポイントとしては、各種手技療法で行なわれている検査にあります。
各種の検査法を勉強していたら、この方法が出てきたのです。

一般的に、鍼灸師は筋・骨・関節に弱い人が多いのですが、鍼灸師でないと鍼は使えませんので、鍼を使わない方法も考えてあります。
ただ、鍼のような効果は望めないかも知れません。
しかし、「見せどころ」として使うなら、それでも十分だと思います。

いろいろな検査をして、異変のあるところを患者さんにも確認してもらい、その後たった一つのツボで、それらの異変が治るのですから、見せどころとしては非常にインパクトのある場面になるはずです。
治療の「パフォーマンサー」ですね。(^_^;)