2017/06/12

声が出ない。腎の疲労と驚恐という精神作用


声が出ない

咽喉の治療で恥骨上部を押圧する方法



ディスク・ジョッキーをされている方が、
「声が出なくなりました。何とか治してください。明後日には大勢の前で話す仕事もあるのです」
と、聞き取れないぐらいスカスカな声で訴えてきました。
話を聞くと、遅くまでお酒を飲みながら話していて、翌朝起きたら声が出なくなっていたそうです。

この方は、大きな手術をされた方で、背中の上部に大きな手術痕もあります。
そのせいで、何年も首の調子が悪く、毎週治療院へ通っているそうです。
ですから、上部脊椎や頸椎にも歪みがありますので、その歪みを矯正しています。
しかし、この声の問題は、上部脊椎や頚椎が直接の原因ではなく、遅くまで飲んだのが原因のようです。

声を使う仕事をしているので、声帯の問題と考えたくなりますが、声を使わない仕事の方でも同じような悩みを訴えて来る方もいますので、原因は他にありそうです。
そうなんです。
実は、下腹部の冷えでも同じような症状が出てくるのです。

ですから治療は、下腹部の緊張を取って、血液循環を良くして冷えを治めることが大切なのです。
方法は、上の写真のように、恥骨上部から、恥骨の内側に指3本を挿し込むように押圧していくのですが、冷えて硬くなっていますので、痛い治療になります。
痛いのが嫌な方には、ホカホカカイロ等を下腹に入れてもらいます。

鍼灸治療だと、恥骨上部の「曲骨」「横骨」辺りのツボを使う場合もありますが、即効性や治療効果は、写真のような手技で、恥骨上部を解した方がいいのです。

この方にも、
「ちょっと痛いのですが、声が出ないと仕事にならないと思いますので、ちょっと我慢してくださいね」と言うと、
「明後日は、皆さんの前で話をしなければならないので、お願い致します。痛いのは大丈夫です。我慢しますのでお願いします」ということで、その治療をしたわけです。

この治療は、施術後15~20分、長くても30分ぐらいでは声が出るようになりますので、遠慮なく治療しました。
そして、治療の途中で、「声はどうですか? あ、い、う、え、お、と声を出してみてください」と言うと、

「あ、い、う、え、お」と声を出してから、「これをやったらいいんですか? あ、い、う、え、お」と声を出すので、

「いえいえ、あいうえおと言ってもらったのは、声の調子をみただけです。あ、い、う、え、お、では良くなりませんよ。しかしちょっと良くなったようですね」と言いながら治療を続けました。

まだ十分ではないと思ったので、治療をしながら下腹の冷えと咽喉の話をしました。
すると、「ビールはいけないんですね。焼酎の湯割りはいいですか?」と聞いてきましたので、「ビールよりは焼酎のほうがいいのですが、腎臓の問題になるので、飲まないほうがいいんじゃないですか」と答えておきました。

治療が終わっても、まだ完全ではなかったのですが、声は聞き取りやすくなっていたし、今までの経験で「治る」という自信がありましたので、それで終了にしました。
今までしてきた「声の治療」と比べると、私としては満足できませんでしたが、それ以上治療をして負担をかけるとマイナスになる可能性もあるので、後は時間に任せようと思い治療を終了したわけです。

さて、何故下腹と咽喉が関係あるかというと、下腹は七星論での「腹七」で「水」に当たります。
つまり、恥骨上部を押圧するのは、「水=腎・膀胱」の治療をした事になるわけです。

それで、腎臓と咽喉がどのような関係にあるかというと、腎臓は血液浄化をする臓器です。
腎臓が疲れて血液が汚れると、粘膜や皮膚の代謝が落ちます。
粘膜や皮膚の代謝が落ちると、本来の働きができなくなります。
その結果、声帯に異変が起り、声が出なくなったわけです。

大声を出した翌日に声が嗄れる人も多いのですが、あれは咽喉粘膜の炎症です。
炎症でも粘膜の代謝が落ちますので、声が出なくなるわけです。

悲しい時やビックリしたときも声が出なくなる時がありますが、あれも東洋医学では「驚恐して腎を病む」と云い、腎と精神作用が説かれています。
「ビックリして腰を抜かす」なんていうのが「驚」で、腎との関係になるわけです。

そして、恐いことが続くと、緊張のせいで動脈が刺激され過ぎて動脈硬化が起ります。
その結果、腎臓の髪の毛より細い血管が詰まり、腎臓の代謝が落ちるわけです。
則ち、これが「驚恐」というわけで、腎臓が悪くなる一因とされるわけです。
2017/06/11

疲労咸・睡眠時間・メガネのかけはずし


メガネ (^_^;)



最近、疲れやすくなってきたような気がするので、その原因を考えていましたら、メガネをかけるのが多くなったという事がありました。
つい最近までは、治療中にメガネをかけるのは、カルテを読む一瞬だけでしたが、だんだんめんどくさくなって、治療中もメガネをかけたままにしていたのです。

そんな時、NHKの「解説委員室・解説アーカイブス」に、『睡眠負債に気を付けよう』(視点・論点)というのが、名古屋のふじいさんのFacebookにシェアされていたのを読んで見たのです。

そこには、
【睡眠不足は、免疫機能の低下、糖尿病、がん、肥満、うつ、もの忘れなど、私たちの健康や脳の働きに弊害を及ぼすのです。また、感情や思考、記憶などをつかさどる、脳の前頭前野や大脳辺縁系の活動性が低下すること、ストレスホルモンであるコルチゾルの分泌量が多くなることも知られています。このように睡眠は、「とにかく生きる上で」必要なだけではなくて、脳や体の機能を正常に保って「よりよく生きる」ためにも必要なことが分かります。】と書かれていて、各国の平均睡眠時間の比較表も載せてありました。

そして、睡眠の実験もなされているのですが、評価として「認知能力テスト」を行なったようで、この実験からの提案として、
【睡眠不足は、なにかの作業の失敗や、事故につながる「ヒューマンエラー」の原因にもなることが知られています。例えば、お酒を飲んでからクルマの運転をすることは大変危険なことですが、実は、睡眠不足で行う作業は、飲酒をしたときと同様の状態になることをご存じでしょうか。】と述べています。

そして、睡眠と仕事の関係、覚醒時間と体の状態をアルコールを飲んだ時の状態で説明し、それから「睡眠負債」という弊害の話に移っていくのですが、
① 睡眠時間は預金できない
② 寝不足を続けると脳や体の働きに不具合が生じる可能性が高くなる
③ 睡眠負債を返すことで、生活や仕事の高いパフォーマンスを引き出せるかも知れない

④ 睡眠時間の確保が難しい人には、「量」ではなく「質」を取るようにする
⑤ 朝起きたときにはカーテンを開けて充分な日光を浴びる
⑥ 夕方以降はカフェインを多く含む飲料を飲まない
⑦ 起きている間はよく体を動かすようにしてメリハリのある生活をする
⑧ 特に就寝直前のパソコンやスマートフォンの使用を避ける

などが述べられていて、このサイトを読むと、「寝なくては」と思ってしまいます。
しかし、多くの人が「寝なくてもいいなら寝ないで仕事をしたり遊んだりしたい」と考えているのではないでしょうか。

その証拠に、堀大輔著『できる人は超短眠』という本が、2016年5月に発売されたのですが、多分ベストセラーになったはずです。
私も若い頃から睡眠は3~4時間でしたので、読んで見たのですが、共感するとこがありました。

そして、ちょっと読み返してみたのですが、「疲労感」に関しては、「大賛成!」という文面もありました。

【眼精疲労になると目からの情報収集能力が低下してしまいます。すると、ドーパミンやアドレナリンといったモノアミン系心経伝達物質の刺激が弱くなるため、「今はそんなに重要なタイミングじゃないんだ」と本能が勝手に認識してしまい、眠気が発生するわけです。】
つまり、眼精疲労と深い関係があると思われるわけです。

今までメガネは必要なかったので、メガネのかけはずしが原因で、疲労を強く感じるようになったのだと思います。
というのは、メガネをかけない日にはあまり疲れを感じないからです。(⌒_⌒)

多分、メガネをかけたりかけなかったりするのが良くないのではないかと考えたので、きょうはメガネをかけたり外したりする頻度を少なくしてみたら、やっぱり疲れが少ないように感じられました。

これらのことからすると、メガネのかけはずしと睡眠も関係がありそうです。
う~~~ん。
しかし、メガネがないとパソコンでの仕事がやりにくいしなー。
2017/06/11

腰痛の治し方:酢と腎臓(食養生の話)


靴下の跡がついています (^_^;)



右の腰が痛くて来院された方ですが、
「右は痛くないのですが、今度は左が痛くなってきました」と言っていました。
脈を見たら、腎虚があり、足を見たら、写真のように浮腫みがありました。

このように浮腫みがひどい場合は、多くが陰性の強い食品を摂った場合が多いものです。
そこで、
「酢を摂っているんですか?」と聞いたところ、

「いいえ。酢豚は食べていますけど」と言う。

「あちゃー。酢豚も酢ですよね」と言うと、

「あれも酢なんですか」と言う。

この時、「缶ビールは止めたほうがいいですよ」と言ったら、次に来た時には「ビンビールにしました」と言っていた患者さんを思い出しました。
そういうエピソードはいろいろあります。
食に対する意識というのは、そういうものなんですね。

この方が腰痛で来られたのは、腎臓が原因の腰痛でしたので、「甘い物、果物、酢の物は食べないほうがいいですよ」と最初に言ってありましたので、脈診をするときに、「甘い物や果物は食べていませんよ」と、言っていました。

しかし、足の浮腫みがこれですので、何か陰性の強いものを摂り過ぎているはずだ、と思ったわけです。
思ったというより、陰性なモノを摂らないと、こうはならないからです。

酢は、酢酸を含む酸味のある調味料で、アミノ酸などを含むので、栄養学では薦められることが多く、ネットで検索するとわかるのですが、「酢の効用」について、以下のような効用が書かれています。

この効用を読むときに、「酢は緩める作用がある」ということを意識しながら読んでみてください。
緩める作用とは、頑固な汚れを落とすときに、酢を使うとよく落ちるし、生タマゴを酢につけておくと、フニャフニャになることを思い出して頂ければいいと思います。
その緩める作用が体の内部で起ったらどうなるかです。

酢の効用:
免疫力の向上、便秘解消効果、疲労回復効果、食欲不振改善効果、免疫力に向上効果、ストレス解消、動脈硬化予防、高脂血症予防、高血圧改善、血液サラサラ効果、食欲増進、疲労回復、かぜ、のどの痛み、浄血作用、諸器官を正常化、疲労回復、肝機能を高める、整腸作用、美容効果、殺菌作用、胃病やストレスに効果的、コレステロールの合成抑制、大腸ガンや腎臓結石の予防などと書かれています。

この効用は一部の人への効用であり、腎臓や心臓の良くない人には害になる場合もあるのです。
例えば、腎臓は硬化することも肥大することもあるのですが、腰痛を起す人の多くが、腎臓が肥大した(腫れた)ようなことを訴えます。

つまり、腎臓が腫れた状態になると、腰椎の生理的弯曲がなくなり、後弯状態(腰が後に曲がる)になってくるわけです。
若い人は、腰が前に出ているのが一般的ですが、加齢とともに腰は後に曲がってきて、「後湾状態」になるのは腎臓に関係しているわけです。

何故腰椎が後に曲がってくるのかというと、腎臓の腫れも原因の一つになります。
そして、腰椎を後に曲げるぐらいの「腎臓の腫れ」があるとすれば、腎臓内部にも圧力がかかっているはずで、その圧力で腎臓の中を流れる血管にも圧がかかり、代謝を落していると考えることができます。

腎臓は、尿を処理するところですので、尿の処理が上手くいかなければ、体内に水分が溜まってしまいます。
溜まった水分は、組織内に流れていきますので、それが浮腫みにもなるわけです。

ですから、この人の腰痛を治すには、酢を止めさせるだけでいいわけです。
あ、適当に言っているのではありません。
酢が原因の治療は、臨床では絶対必要なことで、「酢」を止めさせて腰痛や関節痛などを治した人は数えきれないほどいます。

私は臨床家ですので、臨床で経験した事を重視して、次の臨床に役立てるようにしていますので、栄養学での「新理論」なんていうのは、あまり信じないようにしています。
歴史のない栄養学は先がわからないからです。
栄養学は時代と共に変わる場合が多いからです。 
2017/06/10

蒙色灸での治療


蒙色灸をしているところです (^_^;)



八面体質論という体質分類法があります。
その中に、蒙色治療というのがあり、皮膚が黒ずんだ部分を見て診断し、皮膚の黒ずみを消すことで体調を回復させるという方法です。
その本は、長い間大切にしていた本ですが、探しても見つかりませんでした。
多分、ダンボールに入ったままだと思います。

これは一つの診断法としても使えますが、明治から昭和初期の漢方医が頻繁に使っていたようで、私が蒙色知る頃には、クリームも発売されていて、蒙色の現れた部分にクリームを塗って蒙色を消すという方法でした。

蒙色というのは、たとえば肘を曲げると、肘の内側がちょっと黒ずんで見えますが、肘を伸ばすと、その黒ずみは消えます。
つまり、血液循環が悪くなると蒙色が出て来るわけです。
しかし、間違っても「皮膚炎」などの皮膚疾患には使ってはいけません。
皮膚炎にお灸をすると悪化させてしまいます。

この治療法は、何年も使った事がなかったのですが、手技でも、鍼灸でも取れない蒙色(蒙色と呼ぶ範囲は超えていました)がありましたので、患者さんの許可を得て、蒙色灸をしてみました。
方法は、糸状灸で蒙色の出た範囲内にお灸を施す方法です。

写真のように、蒙色の出た範囲内に、何か所も糸くずのようなお灸をします。
一か所に一つのお灸です。
お灸をしている間に赤味がさしてきます。

この灸法は、即効性があり、即座に症状を解消できるのですが、お灸の範囲がかなり広いので、露出部にはやりたくない灸法です。
と言っても、糸状灸ですので、2~3日で痕は消えてしまいます。

この方は、強度の肩こりを訴える方で、鍼灸治療でその場は良くなるのですが、何日かすると、再び肩こりがひどくなるのです。
その原因は、肝臓にあり、肝臓からの経筋腱収縮牽引で、背中から見ると、「C型」に背骨が歪んでいます。

ご本人もそのことを知っているのですが、どうも甘い物が止められないようで、いつも笑いながら、
「肩が詰まるように凝るんですわ」とやって来ます。

それで、蒙色があるのは前から気付いていたのですが、この方の症状は手技療法でも鍼灸治療でも簡単に治るので、いつもいろいろな方法で症状を消していました。
毎月1~2回来院されます。

しかし昨日は、「お灸を使うと治療効果がもっと長持ちするかも知れない」と思い、蒙色灸の話をして、蒙色灸をしたわけです。
この方は、治療が済むと、いつも「爽快」になる方なので、特に感動的な言葉は出ませんでしたが、蒙色は消えていましたので、それで治療は終わりました。

結果は、次回来たときに分かるのですが、今までの経験からして、治療効果はかなり長持ちするはずです。
そして、お灸なら、千年灸を使って、自宅でもできますので、わざわざこちらに来てもらわなくてもいいわけです。(^_^;)

最近、ちょっと忙しいこともあるのですが、前々からの方針で、出来るだけ自宅でできる治療方法を教えているのです。
そのほうがお互いにいいと考えるからです。
2017/06/08

内反ぎみなガニ股の治し方 (6月25日の臨床実践塾)


屈の外側がかなり擦り減っています
ガニ股の証拠になります (^_^;)



写真は私の靴ですが、外側がかなり擦り減っています。
そうです。
私はガニ股(O脚:内反膝)だったのです。(笑)
街中を歩いていると、靴の外側が擦り減った人は多いですよね。

鍼で足関節の矯正を行なう方法を考えて、それを試してみました。
それから、所用で外へ出て歩いたら、どうも靴の内側が高く感じるのです。
つまり、今までは普通に歩いていたのに、足関節を調整したら、内側が高く感じられたわけです。

O脚(内反膝)のことを「内反足」と言っている方がいますが、内反膝と内反足とは違いますので、内反足の定理を書いておきます。

世界大百科事典 第2版の解説には、以下のように書かれています。
=================================
ないはんそく【内反足 club foot】とは、
足が内反・内転・尖足位の形をとる変形を総称し,先天性のものと後天性のものとがある。
先天性内反足は,足の先天奇形のなかで最も多く,代表的な奇形であり,約1000人に1人の率で発生し,男子は女子の2倍多く,多因子遺伝によるとされている。
足根骨の配列が変わって脱臼したようになり,靱帯(じんたい)や腱も短縮している。
治療は生後できるだけ早期から開始する必要がある。
矯正マッサージ,矯正ギプス包帯,いろいろな形の装具,矯正靴などで治療されるが,変形の強いものでは硬く短縮した軟部組織を切離する手術も行われ,また成人になるまで残った変形には骨手術も行われる。
=================================

つまり、0.1%の人が内反足で悩んでいると言えるわけです。
しかし、内反足とまではいかなくても、ガニ股で悩む人(特に女性)は多いのではないかと思いますので、治療法を真剣に考える事にしました。

ガニ股になるのは、膝が曲がって見えるのですが、足関節から歪みがあり、足関節を治さないとO脚の矯正は難しいと考えてください。
ですから、足関節を整えながら、足関節に経筋腱収縮牽引を引き起こした筋肉や腱を整えれば、それは矯正されるはずです。
「はずです」と言うより、外反足の治療を頼まれた時に既に考えてあります。

ただ、経筋腱収縮牽引を起す筋肉や腱は、骨盤と連動しているので、矯正はそこから行なわないと上手くいかない。
もっとはっきり言うと、骨盤、仙腸関節、股関節を整えるのが基本になり、それらと繋がって、足関節を歪めてしまう筋肉や腱を調整する必要があるわけです。

たまたま足関節矯正を考えていたのですが、思わぬことを発見することになりました。
鍼灸での矯正ですので、膝や腰まで矯正されます。
他にも実験したいのがあるので、同時進行で実験を行なっていこうと思います。

診断法は考えてありますので、後は我々で実験を繰り返して、成功すれば(多分成功です)、患者さんの足も矯正させてもらうおうと考えています。

鍼灸師の皆さんは、6月7日に書いた
『顔の歪みの治し方。顔・頚椎・上肢の関係。 七星論での原理の使い方』を参考にしてください。
そこに、「経筋腱収縮牽引の原理」というのがあります。
そして、治療は七星鍼法の「筋腱鍼」というテクニックを使います。

ほんとは、ここに書きたいのですが、刺鍼の前の「触診」をするときに、実技でないと説明できない事がありますので、今度の臨床実践塾で説明したいと思います。
こういう細かいテクニックというのは、あまり使わないのですが、このテクニックは、足関節、膝関節、股関節、腰椎なども整えますので、今回は細かいテクニックも使うことにしました。
2017/06/07

顔の歪みの治し方。顔・頚椎・上肢の関係。 七星論での原理の使い方


顔の中心線が真っ直ぐな人
多くが、①②③の何れかで歪んでいて、①②③で矯正方法がちょっと違います



顔の中心線が右折れした人
鼻から下が右に歪んでいることを表現しています



昨日、歯科医の先生が、
「顔から首の矯正をするのはおもしろいですね。家内にやったら、寝てしみましたよ。やっぱり寝る人が多いのでしょうかねー。私もやってもらった後は眠たかったですね」という話をしていました。そして、続けて、

「あれからずっと患者さんの顔の歪みを見ているのですが、殆どの人が、顎が右に歪んでいますね」と言うのです。
※ さすがミクロンの歪みを見つめ続けてきた歯科医師です。

「そうなんです。おそらく70~80%の人が右に歪んでいますねー。いや90%かも知れない。それは何故かと言うと、七星論での経筋腱収縮牽引で考えれば分かりますが、肝臓に負担のかかった人が多いからだと思います」
※ こちらの歯科医の先生は私のセミナーに何回か参加したこともあるし、 『人体惑星試論奥義書』 も読んでくれていますので、「ツーカー」で通じるのです。


経筋腱収縮牽引収縮牽引で現れる症状


「眠くなる」というのは、スカルセラピーでのテクニックの話ですが、このテクニックを使うと歯科医でも顔の歪みの矯正ができ、顔を真っ直ぐにした状態で歯科治療ができるので、治療後の異変が出にくいはずだ、と考えたのがスタート地点でした。

そこで、
① 歯科医ではどの範囲まで矯正できるか
② テクニックとしての指使い
③ 矯正に使える時間
④ 患者さんへの説明方法
⑤ 歯科医と患者さんが得るもの

などについて、ずっと考えていましたので、そのことをお話し、矯正のための説明や矯正にかかる時間を知ってもらうために、実技をして見せることにしました。

最初は、治療を受けた感触を、その先生に知ってもらうために、先生をモデルにやってみました。
同席していた歯科衛生士の方にも知っててほしかたので、歪みの確認を証明するために、定規を顔の中心に当てて、ビフォー・アフターで見てもらいました。
そして、

「どうですか? これだと “イタ気持ちいい”という感じなので、患者さんも納得してくれるのではないでしょうか」と話すと、

「気持ちいいですねー」と、首を回しながら話していました。

しかし、それだけでは原理やテクニックの説明になりませんので、今度は同席していた歯科衛生士の方をモデルにすることを考えて、

「たとえば、彼女の場合だと、肝臓に負担がかかっているのがわかりますので、下顎が右に歪んでいるはずで、それを後頭下部と上肢の関節で調整すると、自分で感じてない違和感が取れるので、何となく気持ちいいという感じがわかると思います。もし、よかったら、ちょっとやってみましょうか」と、彼女を歯科ベッドに座ってもらい、それから上部胸椎と頚椎の歪みを歯科医の先生に確認してもらいました。

それから矯正の方法を説明しながら、歯科医の先生にもやってもらいました。
しかし、あまり時間を掛けるわけには行きません。
理由は、あまり時間がかかり過ぎると、「これは歯科医ではできない」と思われると考えたからです。

ですから、頸椎だけはやってもりあましたが、上肢のほうは私だけでやりました。
上肢の調整は、時間にして1分もかかりません。
ですから、「顔面、頸椎、上肢」の3箇所にかかる時間は、3分程度です。

そして言いました。
「これぐらいの時間なら、歯の治療中にでもできるのではないですか。テクニックとしても難しいことはないので、歯科衛生士の方でもできると思うので、先生が忙しかったら、歯科衛生士の方にも手伝ってもらえると思うし…」と。

歯科医の先生は納得したように、答えてくれました。

「そうですね。これだと時間を取りませんね」
2017/06/05

対応経絡とは何か

対応経絡


七星論では「対応経絡」という言葉をよく使います。
対応経絡とは、「対応している経絡」という意味で、二つのモノが向い合って「対」(つい)になっていることや、互いにつりあいが取れているという意味です。

それは、上のイラストで説明するのですが、太陽と黄泉、水と火、金と木、地と土というように、それぞれが対になっていると仮説しているわけです。
太陽は、そのまま太陽のことで、黄泉とは、冥土のことでもありますが、ここでは「陽の当らない暗い世界」と考えています。

つまり、極陽性でまぶしい太陽に対して、極陰性で闇や暗闇を表わしているわけです。
そうすることで陰陽一対になるからです。
と言うのは、七星論の基礎も「易」ですので、易で説明するには、陰に対しては陽があり、陽に対しては陰があるわけです。
つまり「易」の基本概念である「森羅万象は陰陽の変化」であり、「陰陽の交差」であると考えているからです。

ですから、「水=腎・膀胱」に対しては「火=心・小腸」があるわけで、それを如何にして臨床に活かしていくかが、治療原理になるわけです。
治療理論として、古典の『黄帝内経』を参考にすることもありますが、古典に書かれた通りにはしない場合もあります。

では、どうするのかと言うと、検証して確認してから使うわけです
私が「疑り深い人間」と思わないでください。
臨床は、より慎重に考えているだけなのです。

一つの例を挙げますと、膝痛の鍼灸治療で、昔からよく使っているのに、膀胱経の京骨と心経の神門というツボがありますが、それは、「水:火」となり、対応経絡を使っているわけです。
則ち、それが陰陽の組み合わせであり、対応経絡の組み合わせになるわけです。

同じように、「金=肺・大腸経」の治療を、「木=肝・胆」で治療することもありますし、「地=包・三焦」の病を、「土=脾・胃」で治療することもあります。
勿論、対応経絡だけで治療するわけではなく、エネルギー(精氣)の流れである「相生」を考えて、「金=肺・大腸」が虚しているときは、「水=腎・膀胱」で治療することもあります。

この流れを説明するには、「相生相剋関係」を説明する必要がありますので、ちょっと説明させて頂きます。
相生とは、「生じる関係」ということで、「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という解説をします。
相剋とは、「剋する関係」ということで、「水は火を消し」、「火は金を溶かし」、「金は木を切り」、「木の根は土を割り」、「土は水をせき止める」という説明をします。



実践が相生関係、波線が相剋関係


この説明は、五行論での説明ですので、地上にある五材を当てはめた説明で、七星論には、この説明は当てはまりません。
無理矢理当てはめることはできるのですが、当てはめても意味がないと考えているからです。
何故なら、この説明方法は「語呂合わせ的な」一つの「記憶術」として考えられたと思われ、検証しても合わないからです。

ですからここでは、対応経絡の話ですので、それをどう使えばいいのかを説明します。
対応経絡は、先ほども述べたように「対の関係」ですので、対応経絡を使うことで、エネルギーが充実してくると考えてください。
たとえば、「肝虚の治療には曲泉、陰谷」と書かれた本が多いのですが、多分、それは古典にそのように書かれているのを、臨床に用いたらそのようになったからだと思います。

がしかし、任脈督脈と肝経を使っても治療できますし、肝経と対応経絡である肺経を使っても治療できるのです。
もっとも、経絡治療を勉強した人は、相剋関係で「木剋土、火剋金、土剋水、金剋木、水剋火」というのが浸み込んでいるので、肝虚の治療に金は使わないのが基本だと思います。

ところが、実験をしてみると古典に書かれた相生相剋関係とは違った結果が出てきます。
なので、私はその件ですごく悩み、苦しみました。
どのように違っているのかは、拙著 『人体惑星試論奥義書』 をお読みください。

ああ、ちょっと難しくなってきましたねー。
この文章を読むと、鍼灸学校の先生でも戸惑うと思いますので、心配しないでください。
スミマセン!
とにかくここでは、七星論での対応経絡が上図のようになっているということだけ覚えてもらえばいいです。
2017/06/04

肝臓が腫れていますよ!!!

肝臓の腫れ1 肝臓の腫れ2

左の写真に体の線だけをなぞって、その線だけを右にイラストで示しました


肝臓の腫れた状態がわかりやすい患者さんが来られました。
許可はもらってあるので、問診をした通りに書いておきます。
以下がカルテに書きこまれた内容です

==================================
①ちょっと背中と腰が突っ張って、ぎっくり腰になる前ぶれのような、ピリッとした痛みが走る。

② 朝起きたとき、目を開けると、景色が揺れていることがある。
横になった状態で上下に揺れる。

③ 引っ越してから、ギィーっと歯ぎしりをするほどのイライラが続いている。

④ あるはずの物がない時など、探さなくなってきた。

⑤ 最近アイスクリームを食べてしまう。
1日1個と決めているけど…。

⑥ お腹は空くけど、食べ始めたら食べられない。

⑦ このイライラを止めたい。 (特に家族にイライラする)
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このカルテを読んで、どの臓器が原因かわかった人は問診だけで診断の出来る人です。
というのは、上の写真を見るとわかると思いますが、右横腹がポコッと腫れています。
この部分は肝臓の状態が現れやすいところで、凹んでいる人は多いのですが、腫れている人は少ないのです。

その部分が腫れている患者さんで、深く記憶に残っている人がいます。
その方は、体調が良くないと思うと、親しい医師が経営する病院へ行って、「ビタミン剤を打ってくれ!」と点滴でビタミン剤を打っていたという方です。
その方の肝臓は、上の写真よりもっとすごくて、私はその時「高栄養でこんなになるのか。恐いなー」と考えたのを今でも思い出します。

いわゆる、これが「実証」というやつですが、脈診での実脈とはちょっと違います。
脈診での実なら、脈診をするとすぐわかるのですが、脈に現れない(現れにくい)変動が、「臓腑が腫れたり凹んだり」する場合もあるわけです。

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参考:実証とは
実証とは「病邪の実」のことで、病邪の存在(六淫・-食積)とこれにともなう病理的反応状態を指します。体の抵抗力すなわち正気が十分強いときには、病邪に対して強い反応を示しますので、あきらかな実証を呈します。
ただし、もう一面で、正気が衰退したために体内に血瘀・痰飲・水腫などの産物が生じて、あらたな実証を発生することもあります。

実証が発生する原因としては,
 ・細菌・ウイルス.在どの病原微生物の感染や寒冷・暑熱・乾燥などの物・環境の変化による障害
 ・暴飲暴食・美食の過多・刺激物の摂取過剰・不潔な飲食物の摂取など
 ・寄生虫・外傷など
 ・精神的ストレスや感情の抑うつによる自律神経系の過緊張や過亢進(肝結・肝欝化火)
 ・体内の機能失調や機能低下によって生じた病理的産物(痰飲・水腫・血瘀)が考えられます。
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肝臓がこのように腫れますと、脇腹を軽く叩くだけで肝臓部に響いてきます。 この診断法を七星論では「六臓診」と呼んでいます。
※ 六臓診:肝、心、脾、肺、腎、心包の体表部位に現れた反応を検査する方法

この方は、肝臓がパンパンに腫れていますので、カルテに書かれたように、「食べ始めると食べられない」という食欲減退があっても不思議ではありません。
肝臓が、「それ以上モノを入れないでくれ」と叫んでいるわけですので、それ以上モノを入れないほうが賢明なのです。。

ですから、この症状を治めるには、肝臓にこれ以上モノを入れないようにするために、余計なモノを食べないようにします。
たとえば、食事は穀物(米、麦、粟、稗、蕎麦)と、漬物と味噌汁だけにするとかですが、全体量を抑えるために、水をたくさん使って調理する「おかゆ」などにするというのもいいと思います。

しか~し、肝臓がこのようになる人は、食べるのが好きな人が多いので、中には、「炊き込みご飯はダメですか?」とか、「2食はそのように食べて、1食は好きなモノを食べるというのはダメですか?」などと、いろいろな質問をしてきます。
こちらは、この症状を早く治めるための話をしているのに、相手は「如何にしたら食べられるか」に集中して質問してきます。(笑)

勿論、理由を説明して「ダメ!」と言います。 (^_^;)

治療としては、最初に全経絡を整えるためと、後の巨鍼による変動そ防止するために、全陰査穴(肺査穴、心包査穴、心査穴、腎査穴、肝査穴、脾査穴)に刺鍼します。
その後に、肝臓の代謝を上げるために巨鍼を使います。
(この症状の場合は巨鍼に勝るものはないと考えています)
巨針で右膈兪から大腸兪辺りまで透刺するわけです。
これで十分です。
2017/06/03

査穴はすごい!


上肢の陰査穴


七星論を組み立てながら、伝統的な経穴(ツボ)に疑問を持つようになったことがあります。
その時、「仮に七星配置が経絡にもあるとすれば…」と考えたのが査穴でした。
最初は「検査穴」ということで使っていたのですが、治療に使ってみたら、従来の経穴より効果があるのです。
ですから、「検査穴」という意味で「査穴」と命名したのです。

査穴は、原穴のようでもあり郄穴のようでもある。

原穴とは、ウィキペディアには、「五臓六腑の病気に応じて反応の出るところ」となっていますが、原穴は「経絡の原気が出入りするところ」と解釈したほうがいいように思います。
郄穴とは、経絡の変動が現れるところで、主に急性の疾患に使います。

つまり、査穴は、その二つの作用をしてくれるところで、臨床家に一役かっています。
たとえば、酷い生理痛の場合、脾査穴に刺鍼して、軽く捻鍼するだけでほとんどの症状は、消えるか軽くなります。
ですから、この査穴を覚えておくだけで、いろいろな急性の治療にも使えるのです。

当院に、新しいスタッフが入社したら、最初に覚えてもらうのが、「太もも踏み」です。
大腿内側を踏むだけですが、それには患者さんへの解説も必要ですので、解説方法も覚えてもらいます。
解説は、患者さんが納得して治療を受けてもらうためです。
理屈が分かり、実際に体験すると、治療効果が高くなると考えているからです。

その次に覚えてもらうのが、刺鍼部位の消毒です。
刺鍼部位の消毒を覚えてもらいながら、査穴の位置を「頭ではなく指や腕に」覚えてもらうためです。
そうすることで、治療助手をする場合、スムーズに消毒ができるようになるので、患者さんも納得できてくるわけです。

※ 患者さんは敏感ですので初心者の手付きはすぐわかります

それから「脈診」や「手技療法」を教えながら、カルテを書いてもらうようにします。
当院のカルテには、鍼灸学校では教えない特別な単語がたくさんありますので、この時点で戸惑うと思います。
しかし、使う単語はそんなに多くないので、すぐに覚えてしまうようです。

多分ですが、最初に覚えるのが「◯査穴」という単語ではないかと考えますが、聞いたことはありません。
何故なら、誰のカルテにも、必ず「◯査穴」という言葉が入っているからです。

この査穴を使って、いろいろな実験もしてきました。
中でも面白かったのは、相生相剋の実験で、五行論での相生相剋と、七星論での相生相剋を実験してみると、「なんじゃこれは!」という結果が出てきたのです。

その相生相剋関係は、鍼灸治療になくてはならない理論なので、臨床実践塾でも鍼灸学校の授業でもやってみせました。
いや、やって見せましたと言うより、皆さんにやってもらいました。
私がやると、「誤魔化しているのではないか」と思われると考えたからです。

※ 臨床実践塾でも、参加者の皆さんにやってもらうようにしています。

査穴にもいろいろなエピソードがあります。
ある経絡治療家は、こう言いました。
「経絡学会での経絡治療で上手くいかないときは、査穴を使っています。最初から査穴を使うとやることがなくなりますので…」(笑)
また、ある鍼灸学校の先生は、
「査穴は学生に教えないようにしています。これを覚えてしまうと教科書に書かれたツボが教えられなくなりますからねー」(笑)

で、実際にはどうかというと、その通りだと思います。
査穴は、拙著 『人体惑星試論奥義書』 で、大きなポイントとなるところです。
ぜひ皆さんも査穴を使ってみてください。
2017/06/01

七星論の魅力は「診断即治療」です

延命学の本


七星論を組み立てる時に、いろいろなことに気付きました。
① 身体各部は七星に分類できる
② 七星に分類した図を用いれば診断が簡単になる
③ 各部に配置された七星は全て繋がっている
④ その繋がりを経絡に集約すれば少数穴で治療できる
⑤ 手技療法のテクニックも七星で解くことができる
⑥ つまり鍼灸で関節を含めた筋骨格系の治療もできる

その他にもいろいろありますが、それはこのブログで順次書いていきます。
面白いのは、身体各部への七星配置で、どの部位に症状があるかで、大まかな原因臓腑の検討を付けることができるということです。

たとえば、新日本延命学という整体療法があるのですが、それは宮原一男という先生が創作したもので、私も長年その延命学で治療をしていました。
それはどんな理論化と言うと、たとえば「胃」に問題がある場合、その胃の活動を妨げているものがあり、それが筋腱の縮みというわけです。
その筋腱の縮みが固まったところを「延命の玉」といい、治療では、その延命の玉をつぶすように解していくわけです。

そして、その延命の玉を解せば、胃の制限が取れて、胃は正常な活動をすることができるというわけです。
具体的には、大腿内側などに現れる「凝り」を解すのですが、こらがまた痛いのなんのって、悲鳴をあげたくなるほどの手技療法なのです。

しかし、延命の玉がほぐれると、確かに内臓の働きは良くなりますので、体調がすこぶる良くなります。
その手技療法で治療しているときに、私はある部位の凝りと、患者さんの主訴が一致することに気付いたのです。

大腿後面の真ん中辺りに強い凝りのある人は、心臓か心包(心筋と考えてください)に異常があることがわかり、その大腿後面の凝りを解すと心臓や心包まで楽になることが分かったのです。
下の図を見るとわかると思いますが、ちょうどその部が「火=心・小腸」や「地=心包・三焦」になるからで、大腿後面の凝りを取ることが、心臓や心包の治療になっていたわけです。

大腿後面七星


つまり、整体をしながら診断をし、同時に治療もしていたわけです。
これが、「診断即治療」に繋がってくるわけです。
下肢にこのような現象があることを知れば、上肢にもあるはずだと考えるのが一般的なはずで、上肢にも同じような反応を調べたのですが、バッチリだったのです。

このような要領で身体各部に七星を配置したのですが、配置されて七星同士はそれぞれ関係がありますので、手足のツボが使えないときには頭のツボで、頭のツボが使えないときには背中のツボで、というように、いろいろな部位のツボを使って治療することも可能です。

診断に使えて、即治療にも使えるということは、診断と治療が密接な関係にあるということで、非常に論理的だと考えています。