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2020/01/29

首が痛い:昨日の急患

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




写真① 両側のここら辺が痛い:胸鎖乳突筋 




写真② 胸鎖乳突筋(筋肉ガイドさんのサイトより) 



この方は、「首が痛い。昼は眠たい。食べるけどお腹は空いていない」と訴えて来ました。(写真①参照)
休診日ですので、私しかいません。
なので、問診も私がしたのですが、主訴を聞いただけで「腎の問題やな」と診断しました。

何故だと思いますか。

人体惑星試論(通称・七星論)では、人体を七星に分けて考えるのですが、首は「水星=腎・膀胱」に属すると考えているからですが、
「昼は眠たい」とか
「食べるけどお腹は空いていない」
と言うことからしても、「腎」と判断できたからです。

それは次のようなことからです。
水≒火(眠たいという症状は心ですが、心と腎は対応しているからです)
お腹が空かない=消化器の粘膜が炎症ぎみと考えられます=いわゆる淤血(腎)

ちょっと難しいですかね。
これは、「しちせい特殊鍼法研究会」で解説するような内容ですので、七星論を知らない方には理解しにくいかも知れません。
では、分かり易い解剖学で説明してみます。

胸鎖乳突筋とは、写真②のように首の横からつかむ事ができる大きな筋肉で、乳様突起を含む側頭部から鎖骨部に向かって走行し、胸骨と鎖骨の内側に付着します。
この筋肉の下には、リンパ節が多数存在しているので、感染症などでは、このリンパに腫れが出て、筋肉に圧迫もしくは刺激が加わり、過緊張を起こしやすくなります。
(感染症になりやすいのは淤血のある人です)

片側だけの緊張は、頚部を反対側へ回旋する事になり、斜頚の原因の一つとなります。
冷えによっても同様のことが容易に起こる筋肉ですので、肩側だけクーラーに当たっていたりすると、そのような症状が出たりすると言われます。
(血液が汚れているときは温度差に弱くなります)

これで部位的なことはわかりますが、治療はどのようにしたらいいでしょうか。

七星論で診たように、「腎」を狙えばいいわけです。
それを理解してもらうために、問診のあとに腎査穴を指で押してみました。
顔をしかめていました。

「痛い?」

「痛い痛い、痛いです」と言っていました。

「首の痛みがここと関係しているんですよ」と言うと、「えっ?」という顔をしましたが、この方は素人ではなく医療従事者です。
なので、臓腑の異変は身体各部に現れるということを知っています。
ですから、すぐに平常な顔に戻りました。

そして「せんかん鍼」をすることにして、
「腰臀部に鍼を1本すれば、すぐに楽になりますよ」と言い、せんかん鍼をしました。

「はい。起きて首の痛みを確認してみてください」と言うと、起き上がって首を動かし、首を触り、

「あ、ほんとですね」と言っていました。

それから経絡を整え、腎を中心にした治療を行ない、頚椎の歪みを整えてから治療を終了しましたが、治療の途中で、腎が弱化する食事の話もしておきました。
2020/01/28

先日の臨床実践塾:診断と治療の順序

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 実践塾

画像をクリックしてください



先日の実践塾では、3人が実技のモデルになってくれました。
ありがとうございました。

その中で、「むち打ちをしたことがある」という方ですが、診断から治療までをわかりやすいように解説しながら実技をしていきました。
私が能書きを言うよりも動画を観たほうがわかりやすいと思いますので、画像をクリックしてYouTubeをごらんください。
2020/01/27

≪七星 特殊鍼法研究会体験セミナー≫ 1月26日の臨床実践塾

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昨日の臨床実践塾風景



日曜日の臨床実践塾は、≪七星特殊鍼法体験会≫という形にしました。
良かった、ほんとに良かった。
こんなことを言うと、今まで参加された方々が気分を害するかも知れませんが、おそらく今までで一番良かったのではないかと思えるほどでした。

何が良かったかと言うと、七星鍼法の実技疲披露をしたときに、モデルになった方々がすごく良かったのです。
お一人は、1月4日に交通事故に遭い、頭の後ろから背中、腰まで痛く、「かなり辛い」と言っていました。

その方がモデルになり、1本鍼をしただけで症状が殆ど取れてしまったのです。
参加者の方が、
「最初が10だとすると、今はどれぐらいですか?」と聞いたら、すかさず

「0です」と答えたのです。

その表情を見ていても良くなっていることは分かったのですが、
「0です」の発言に、参加者の皆さんは、
「おおー!」とかなんとか声をあげていました。

もう一人は、20歳の女の子で、この子も交通事故をしたことがあるらしく、
「まだ完全に治ってない」と言っていましたので、どこに問題があるかを調べる方法から説明しました。
原因は左腸骨にあり、治療は、頭に鍼を1本しただけです。
それから、診断で見つけた腸骨の歪みを確認したのですが、それも消えていました。

参加者の皆さんは、ほんとに喜んでくれました。
そして、今度の臨床実践塾は「七星特殊鍼法研究会への参加呼びかけ」も兼ねていましたので、「興味のある方はご参加ください」と言ったら、ほとんどの方が参加を希望してくれたのです。

これには私も驚いたのですが、参加してくれる方々への「技術と運営」の指導(コンサル)があるので、私はこれから頑張らないといけないのです。(^_^;)
と言うことで、臨床の部分を編集してから動画で流す予定にしていますが、やることが多すぎるので、それらが済んでからになります。
2020/01/25

左の仙腸関節が硬くて股関節が開かない (1/26の臨床実践塾)

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ここら辺が痛いです 



先日、治療の途中で左の股関節が開かない方がいました。
まるで「得意技見せてくれ」と言われているようなものです。
「あれ、左の股関節が開かないですね」と言うと、

「そうなんです。硬いですよね」と言う。

「どんなん。どんなん。やってみてくれない」と言うと、笑いながらこんなことを考えているように思えました。

「先生、喜んでいるんでしょう」

「いやいや、喜んではいないのだが‥‥。何か嬉しくてね!」

「あ、やっぱり喜んでる!」



「これ、すぐ治るんで、写真撮らせてくれない?」と聞くと、

「いいですよ。どうすればいいですか」

「向こう向きに寝て、痛みの出るところを触ってほしいんですが‥‥」

「そうそう、それでいいですよ」、、、パチリ!!!

で、
「これって、面白いですよ。10秒ですから10秒」と言いながら、横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
その日は、特に調子が良く、スーッと鍼が入ったので、サッと鍼を抜きました。

10秒もかかったかな、という感じです。
それから、仰臥になって両膝を立ててもらい、片足ずつ倒してもらったら、先ほどまで倒れ難かった足が、バタンと倒れるように開いたのです。

それにはご本人もちょっと驚いた様子で、
「あ、ほんとにスッと行きますね。あんな簡単な方法で、すごいですね」とか何とか言っていました。
(簡単じゃないんだけどなー・笑)

筋骨系の治療は、ほんとに「アッ」と言う間に変化させられるので、楽しいものです。
おっと、楽しいなんて言うと怒られるので、
「やりがいのあるもの」と言っておきましょうかね。

今度の臨床実践塾 は、久しぶりの方や初めての方も来られるので、ワクワクしています。(^_^;)
2020/01/24

むせるし、喉の奥に鼻汁が張ったような感じがする (1月26日臨床実践塾の準備)

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天突穴と雲門穴の位置



先週から、下記のような症状があると訴えて来た方がいました。

1、 鼻が詰まる感じがする
2、 鼻水が喉お奥に張り付いた感じがする
3、 肩甲骨間が凝る
4、 左胸がシクシク痛む
5、 むせる感じがする時がある

こういう場合、鍼灸では、「天突」への刺鍼をすることもあるのですが、天突を使うのは対症療法的で、私はあまり好きじゃない。

ちなみに、天突の治療効果としては、いびき、過呼吸、呼吸困難、喘息、気管支炎、咽頭炎などと書かれており、風邪で喉がやられたときなどにも使います。
しかし、実際には、天突よりも恥骨上部への刺激の方が治療効果は高いものです。

そこで私は、雲門を使いますが、雲門の効能は、「肩こり、五十肩、肺の異変で反応が出ている場合に用いるとよく効きます。
つまり、咳や喘息、胸痛といった呼吸器疾患の治療ですが、最近時々使うのは、大腸や肛門の異変にも使っています。

これは、「肺・大腸」という表裏肝経を利用したものですが、大腸経のツボを使うよりも治療効果は高いものです。

そして、この方の症状にも、「雲門に千年灸」を使うことにしました。
「前回の、雲門への千年灸で、だいぶ楽になった」と言われたからです。

治療が済んでから、鼻やのどの状況を聞いたら、
「ほとんどいいようです」と言ってくれたので、それで治療を終了しました。
本人もそのように言ってるし、六臓診をしても大丈夫そうでしたので、多分これでOKだと思います。