2017/11/25

耳鳴りの治し方 (11/26臨床実践塾)


耳周囲のツボ



董氏の鍼



このところパソコンが壊れて、まるまる2日間仕事にならなかったので、ブログの更新もできなかったのですが、パソコンの神様にたいな方に直して頂き、やっと講習資料も作ることができましたので、久しぶりにブログを更新することができました。


感覚器疾患の治療は比較的難しいのですが、耳鳴りは割と治りがいいように思います。
理由はわかりませんでしたが、台湾の董氏の鍼をよく読んでみますと、足の肝経に鍼をしていました。
それは、「耳鳴りが肝と関係している」ということになるはずです。

そこで振り返って考えてみますと、耳鳴りの患者さんには、ほとんど巨鍼で肝の治療をしていました。
鍼灸学では、「腎は耳に開竅する」となっているので、腎の関係だと考えていましたが、それは早合点だったようです。

「腎は骨髄を主る」と言いますので、耳小骨の問題なら腎の治療でいいかも知れませんが、耳小骨を支えている一番小さな筋肉は肝の関係になるはずなので、やはり肝の治療も必要なようです。
となると耳鳴りは耳周囲だけの鍼ではなく、肝の治療も必要ということになり、董氏の鍼で足の肝経を使うのもわかる気がします。

ただ、董氏の鍼では、足裏からズバンと刺しますので、私には自信がありません。
自分が嫌なことは他人にもしたくないからです。
そこで、痛みの少ない足の甲からの刺鍼を試してみましたら、上手くいきました。
でも、それだけでは心配なので、巨鍼もしました。



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2017/11/23

立っているのが辛い! 頭皮鍼での膝痛治療 (11/26臨床実践塾の準備)


膝痛、肩から腕の痛み、心臓からの症状の治療



今度の  臨床実践塾  は、今後行う「即効治療のテクニック」のプロモーションビデオ撮影を考えていますが、それだけでは参加する方々は不満に思うかも知れませんので、最新の「即効治療法」として、最近ブログに書き続けている「頭皮鍼」をやる予定にしています。

たとえば先日、
「膝が痛くて、東京出張で立ち仕事をしなければならないのですが、心配で心配で」という方が来られました。
その方は、「肩から手も痛い」と言うし、症状を聞いていると心臓の症状もありましたので、頭皮鍼でそれらの症状を取ることにしました。

写真を見るとわかると思いますが、中央部に3本、両方の髪際に1本ずつ、耳の上に1本ずつ鍼をしてあります。
これは、
中央部:主に脳(自律神経系)
髪際部:腕から手
耳の上:心・心包部
乳様突起:膝痛
の治療を目的にした鍼です。


膝痛、肩から腕の痛み、心臓からの症状の治療



最初は座位で膝を曲げると「痛いのでこれぐらいしか曲がりません」と言っていたのですが、鍼の後は、グーッと曲がるので、かなり喜んで頂きました。

この写真では見えませんが、乳様突起の斜め前下にも刺鍼してあります。
膝痛で乳様突起部を使うのは、YNSAという頭皮鍼法ですが、これは「そこに鍼を刺せば痛みが治る」というものではありません。

と言うのは、私がこの本を買ったのは、だいぶ前で、当時「関西医療大学」で、毎月「YNSA」の講義を、九州から来られる先生が講習をしていることを知って、どんな治療法だろうと買ったのがその本で、ちょうど「膝痛」の治療部位として「乳様突起下縁辺り」のツボが書かれていたので、患者さんに試したのですが、(私が下手だったと思いますが)効果がなかったので、「な~んだ!」と、本だなの肥やしにしてあったからです。

その著書の発行は、2010年2月15日第2版となっていまして、現在は「在庫切れ」になっていましたが、再び脳神経の関係で頭皮鍼の勉強を始めたのです。
そして、頭皮鍼のテストを自分の頭で繰り返しながら、患者さんにも協力してもらって治療効果を調べてみたのです。

そしてわかったことが、膝痛の場合に「乳様突起付近」を使う場合は、単に鍼をするのではなく、胸鎖乳突筋の乳様突起付着部で過緊張の筋があるかどうかが問題だったのです。
つまり、その過緊張の筋を緩めることで膝関節の痛みが取れるわけです。
でも、膝関節の治し方は、原因によっていろいろですので、原因の分類をするのが先です。「この症状にはこのツボ」というような使い方では上達できないからです。

今度の臨床実践塾では、かなり効率のいい「頭皮鍼」の方法を説明するつもりです。
それは、頭蓋JAA、朱氏頭皮鍼、YNSA、クラニオセイクラルなどの勉強から出てきたものが多く含まれており、「単純明快」な診断と治療です。



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2017/11/19

橋本病と腎査穴での骨格調整 (11/26の臨床実践塾)


この姿勢で骨盤の捻れがわかります



橋本病の方が来られました。
「左の腰が突っ張って、接骨院に毎日通っているのですが、どうしても取れないんです」と言う。
橋本病は甲状腺機能低下の病気ですが、バセドウ病もそうですが、甲状腺の病気は腎臓と関係しています。

そこで、横座りをしてもらいました。
すると、上の写真の左側(足先が右側になる座り方)をすると、「左の腰が突っ張る」と言います。
つまり、左の腎臓裏が突っ張っていて、骨盤まで捻れているわけです。
これで左の腎臓との関係がわかります。

その時、普通なら手の腰腿点を使って骨格矯正をするのですが、「これは腎査穴を使うほうがいい」と思ったので、左の腎査穴に刺鍼して、再度横座りをしてもらいましたら、その方は「アチャー!!!」という顔をして、

「突っ張らないです。このツボな何ですか?」と聞いてきました。

「ここは腎査穴と言って、腎臓の大きなポイントとなるツボなんです」と言うと、

「これは自分で揉んでもいいですか?」と聞いてきました。

「きょうのように左の腰が突っ張っているときはいいのですが、何ともない時にやるとバランスを崩して、別のところがおかしくなる可能性があるので、ヒ・ダ・リ・の腰が、きょうのように突っ張った時だけにしてくださいね」と答えておきました。

さてここでは腎査穴や骨格矯正鍼の説明をしなければなりませんが、部位は下図になります。

陰陵泉の後ろで一筋隔てたところが腎査穴


七星鍼法には、十二経絡全てに「査穴」というのがあり、査穴は原穴としても使え、郄穴としても使えるところです。
ですから、手の腰腿点が使えない場合や、「査穴を使ったほうがいい」と思われる場合は、査穴を使います。

橋本病は、先ほど話ましたように、甲状腺は腎経と関わっていますので、ダイレクトに腎査穴で腎を刺激下方がいいだろうと思い、腎査穴を使ったわけです。
ですから、骨格矯正鍼は、腰腿点だけを使うのではなく、査穴を使う場合もあるわけで、どれを使うかは、その治療師の考え方によって違います。

自分で言うのも何ですが、今回のこの治療方法は、

「お見事!」でした。(^_^;)

この話は、11月26日(日)の 臨床実践塾 でもやります。



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2017/11/18

時には左、時には右の膝が痛い時の治療 (11/26の臨床実践塾)


頭部七星の「金」への刺鍼



「時には左、時には右の膝が痛い!」と訴える方が来られました。
「膝痛」の患者さんは多いのですが、このように「左右交互に痛みが出る」というのは少ないものです。

脈を診てから「ニッ!」と笑ったら、
「えっ、何ですの?」と聞いてきました。そこで、
「上向きに寝てみてください」と言い、仰臥になってもらった。
それからお腹を押さえてあげると、

「痛いですね」と言う。

「その膝は、腸が原因だからです」と言い、続けて腸と膝の関係を話した。

七星論で診ると、膝の関節配置は「金」になるので、七星論を知っている人には、「膝は金になるので、金=肺・大腸となり、腸がおかしくなると膝にも痛みが出る可能性があるわけです」と言えばそれで済みます。
しかし、患者さんは七星論は知らないと思うので、少しわかりやすく説明をしました。

「お腹の中には、大きな動脈が通っていて、その動脈が二つに分かれて太ももに流れていきます。その時、たとえばたくさんご飯を食べたとしたら、お腹の中の動脈を圧迫して、足に流れる動脈に血液が流れにくくなるのです。すると、必要な栄養が来なくなるので、膝は悲鳴を上げるわけで、それが膝痛というわけです」

その患者さんは、口をすぼませて息を吐き、
「ああ、そういうことなんですね。食べ過ぎなんですね」と納得した様子でしたが、さらに説明を続けました。

「いやいや、単に食べ過ぎというわけではなく、腸の弾力がなくなって、お腹の下のほうに下がっているのです。腸が下がると、そこにある動脈は圧迫されるので、血液の流れが悪くなるわけです」と言うと、
「ああ、そういうことなんですね!」と話していました。

そこで治療ですが、頭皮鍼を使う事にして、
「頭に鍼をしていいですか」と言ってから、頭皮鍼をしました。
それが上の写真です。

前頭部に見える3本の鍼は、膝ではなく、別の目的で刺した鍼です。
問題は、中央辺りに「ハの字」に刺した鍼です。
ここは七星論の「頭部七星」でいう「金」に当ります。
膝は、七星論の関節配置では「金」、頭に刺した鍼の位置も七星論では「金」になるわけです。
つまり、「金の部になる膝の異変を、頭部の金の部で治療した」ということになるわけです。

「それで治りますか?」と質問したいと思いますので、その回答は、
「治りますが、全ての膝痛ではありません」となります。
理由は、この方は腸の異変が膝に影響を与えていますが、膝痛はいろいろな原因がありますので、「これだけで治る」というのはないからです。

たとえば、骨盤や股関節、仙腸関節の歪みからくる膝痛、肝臓の異変による筋緊張からくる痛み、腎機能低下による膝関節異変の痛み、膝関節変形による痛み、足関節の歪みからくる膝痛、栄養障害からくる膝痛等々と、診断ができなければ完璧な治療はできないのです。

ただ、この方の場合は、大腸が絡む腹部大動脈の血流障害と思われたので、頭皮鍼で大腸を整えたわけです。
もちろん、それだけではすぐに再発させてしまいますので、全経絡を整えて、大腸も動かしてあげました。



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2017/11/17

自然に中学校の校歌を口ずさんでいた(頭皮鍼のせい?)


自分の頭で頭皮鍼の訓練をしているところ。途中です



週に2~3回、自分の頭に頭皮鍼の練習をしています。
練習と言うより、どのような効果があるかという事も試すつもりでやっているのですが、
先日、朝の散歩をしているときに、自然に「中学校の校歌」が出てきて、歌ってみると歌えるのです。
歌詞が出てくるのです。

で、一人ニヤニヤしながら校歌を口ずさんでしまいました。
幸い、朝早いので誰もいませんでしたので、救急車を呼ばれずに済みましたが、その時に思い出したのは、当院に来られた患者さんの話でした。

その患者さんというのは、前にもこのブログに書きましたが、
「あの頭の鍼をしたら、忘れていると思っていたことが思い出されてきたのです」と言った方です。
その時は、「ほんまかいな」と思っていたのですが、自分がこんな経験をすると、「ほんまやったんかなー」と考えてしまいます。

それでも、何日かはブログには書かんでおこうと思っていたのですが、やっぱり忘れていると思っていたことが浮かび上がってくるのです。
これまで何人かにその鍼をしていますので、そのうちその方々から報告があるのではないかと期待していましたら、きょうもありました。

「あの鍼はすごいですね。私たち夫婦は、あの人、ほらあの人よ、あの人」と言ったり、

「あれはどこにやったかな、あれは」と言ったり、

「あれって何?」

「あれだよあれ」

という感じで会話をしたりで、なかなか言葉が出てこなかったのですが、最近はパッとでてくるんです。助かりますわ、と言う。
そして、
「パズルゲームをしているのですが、この頃はパッと出てくるので楽しいですわ」とも言っていました。


まだまだ希望者を募って試す必要があるのですが、とりあえずこれまでの経過はこんなところです。



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