2018/04/21

5月の連休はお休みさせていただきます。 m(_ _)m




ゴールデンウイーク



何年も、何年も、何年も、ゴールデンウイークは休んだことがないのですが、スタッフも増えてきましたので、今年のゴールデンウイークは休むことにしました。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解ご了承のほどをお願い申し上げます。

4月29日~5月9日までお休みですが、ご質問等でお問い合わせ頂いた方には、当方より折り返し連絡させて頂きます。



☆ メールフォームが上手く作動しないようですので、ご質問のある方は、  こちらから お願い致します。
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2018/04/21

重いのを持つと腕のスジが痛い (4/22の臨床実践塾)




この写真は痛みを取ってから撮影したものです




左の胃査穴に刺鍼したところ



上記の症状以外に、お臍の左側も硬い感じがする、と言っておりました。
触ってみると、確かにちょっと硬い感じがしました。

上記の症状を読むと、頚椎か上部胸椎が歪んでいるのだろうなー、と考えてしまいますが、その歪みの原因はどこからきているかは、診断や検査をしなければわからないものです。
そして、腕の外側の中心線辺りが痛いということなので、経絡を知っている人なら、「三焦経だな」と考えるはずです。

確かに痛みが出ているのは三焦経ですので、そう考えてもいいのですが、そこで三焦経に鍼をしても、多分完全には治まらないと思います。
理由は、これから書きますが、痛みの出ている経絡が原因でない場合も多いからです
はっきりとした原因を掴むのが先です。

そこで、確認のために、重たい辞典を、痛みが出るように持ってもらいました
ちょっと辛そうでした。(^_^;)
それから検査や診断をしてみました。

先に脈を診たのですが、脾虚と心包虚が出ていました。
脊椎診では、上部胸椎が左に歪んでいましたので、経筋腱収縮牽引で考えても、心包が原因の歪みと診ました。

脾虚と心包虚が出て、三焦経に痛みが出ているので、脾査穴でも痛みは取れたと思いますが、痛みが(陽経の)三焦経に出ていましたので、脾経と表裏になる(陽経の)胃経を使うことにして、2番目の写真のように「胃査穴」に刺鍼したのです。

かなり手応えがありましたので、

「効いたみたいですね。もう一回辞典を持ってみてくれませんか」と辞典を持たしたら、首を横に振るのです。(首を横に振るのは、痛くないということです)

「どう? 痛み取れた?」と聞くと、

「うん。痛くない!」と答えていました。

「ほんとに大丈夫?」と聞いたら、

「ぜんぜん」と、またも首を横に振っていました。

内容がちょっと難しくなってきましたかね。
でも大丈夫です。
今度の臨床実践塾でやる内容なので、当院スタッフの中にもわからない人がいると思います。
ですので、ご安心ください。

さて、何故胃経を使ったかと言いますと、三焦経に痛みが出ているし、脈診では、表裏である心包虚が出ていたし、脾虚も出ていました。
心包経と脾経は対応経絡ですので、いずれかを治療すれば、整うことが考えられます。
さらに、お臍の左側の硬さを考えると、胃経を刺激して、胃を活性化させるほうがいいと考えるので、先に胃経を使ったわけです。

つまり、その構図を描くと、以下のようになるわけです。
胃経→脾経⇔心包経→三焦経
という流れで回復させられると考ええたわけで、結果もその通りになりました。

ご本人は、かなり辛かったのか、痛みが取れてからはず~~~~~っと、ニコニコと笑顔が絶えませんでした。
で、ついでにエステまで受けて帰られました。



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2018/04/20

後ろに反ると右腰が痛い (4/22の臨床実践塾)




肝査穴への刺鍼



七星鍼法には「査穴」という便利なツボがあります。
それは、原穴のようでもあり郄穴のようでもあるツボです。

上の写真は、「肝査穴」に刺鍼したところですが、この方は、
「体を後ろに反らすと右腰が痛い」と言っておりましたので、脈診と脊椎診をして、「肝臓からの経筋腱収縮牽引」と判断したので、肝査穴に鍼をしたわけです。
もちろん、それで右腰の痛みは消えました。

いわゆるこういうのも「一穴鍼法」になるのですが、一穴鍼法はいくつかの症状も一穴で取ってしまうのが魅力です。
ですから、昨日書いた記事や、この記事のような、単純な治療では、なんか満足しないかも知れません。
でも、この治療法が初めての方にとっては、「えっ? なんで?」と驚いてくれます。(笑)

何故かというと、七星論での一穴鍼法は、太ももの後ろの痛みを心包査穴や心査穴で取ったりするからです。
つまり、そこに「演算」というのがあり、それを読み取って一穴を選んで治療していくのです。
そんなに難しいものではありませんが、経絡の流れや、経絡と経絡の関係性を把握してないと、このテクニックは使えません。

ですから、査穴だけ知っていても、一穴鍼法での使い方がわからないと使えないのです。
それに合わせて、筋肉や関節などの連動も知っておかなければ、「いくつかの症状」を一穴で治めることは難しいと思います。

たとえば、この患者さんには「肝査穴」を使いましたが、実は「肺査穴」でも治療できるのです。
対応経絡を使う方法ですが、対応経絡を使うことで、いくつかの症状を一穴で治めることができるわけです。
その場合は、ちょっと複雑になりますが、術者としては「自己満足」に浸ることができます。(^_^;)

対応経絡とは、下図を参考にしながら説明しますと、
たとえば、督脈に対応するのは任脈で、「水=腎・膀胱」に対応するのが、反対側にある「火=心・小腸」で、「金=肺・大腸」に対応するのが、反対側にある「木=肝・胆」になり、督脈のエネルギーを上げるのに任脈を使い、「腎」のエネルギーを使うのに「心経」や「小腸経」をつかうわけです。



対応経絡の説明図/div>


ここまで説明すると、先ほどの「肝からの経筋腱収縮牽引」を治めるのに、「肺経」を使うという意味も分かると思います。
ただ、この場合、単に肺経を使うのではなく、他の症状も併せて肺経を選びますので、そこに「演算」というのが出てくるわけです。

ですから、今回のセミナーでは、そのやり方を解説させていただくつもりです。
あ、できるだけ実験で見せながら行うつもりですので、笑いながら勉強できると思います。

笑いながらセミナーを進めるのは、それぞれの治療院で、患者さんと笑いながら治療をしていく練習になります。
笑いながら治療をしていくことは、患者さんの治りも早くなりますので、普段から、そのことを意識して治療にあたってみてください。

難しい顔をしていては、治る病気も治りません。



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2018/04/19

一穴鍼法での治療点は片方取穴です (4/22の臨床実践塾準備)




そこです。そこが痛いです



別の治療で来られた方ですが、たまたま右の腰が痛いと言うものですから、

「お、一穴鍼法が使えるな」と思って、にこにこしながら、

「ちょっと面白い治療法があるのですが、やってみましょうか。いえいえ、足に鍼を1本打つだけですから……」と言うと、患者さんもにこにこして、

「何ですか?」と言うので、

「いやいや、腰を治すだけなんですけど……」と応え、痛い部分を触ってもらった。

それから、後に回り、スタッフに痛みのある部位を指さしてもらい、写真を撮らせてもらった。
※痛いのは右の腰です。

そして、ベッドに座ったまま、左の腎査穴に鍼をして、軽く捻鍼をした。
そして、

「どうですか、痛みのほうは」と言うと、腰を立てたりしていましたが、

「痛くないですよ」と言うもので、

「いやいや、先ほど言ってた痛みですよ」と再度聞いたのですが、

「ええ、痛くないですよ」と言うので、

「腰が痛かったんですよね?」と再度念をおしたら、傍で見ていたスタッフが、

「先生。治ったと言ってるんじゃないですか」と言うので、やっと「痛くないですよ」という意味がわかった。

これは七星鍼法を知っている先生方には面白くない話かもしれません。
理由は、あまりに単純で簡単だからです。
でも、七星論や七星鍼法を知らない方には、
「なんで? 痛いのは右の腰なのに、鍼は左とはどういう意味だ」と思うかも知れません。

今度の臨床実践塾では、こんな話で、ちょっと複雑な内容もがどんどん出てきます。

もっといろいろ書きたいのですが、またもパソコンが動きにくくなってしまったので、きょうはこれぐらいにします。


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2018/04/18

一穴鍼法での演算で「肝虚の治療」 (4/22の臨床実践塾)




大腸経木への刺鍼



春は肝臓の症状が出やすい季節で、当院にも肝虚の方が時々来られます。
たとえば先日、以下のような症状を訴えて来た方がいました。

≪右肩から肩甲骨にかけて痛みがあり、肝臓部が重だるく、首回りが詰まっているようですっきりしない。頭痛はひどくはないが、だらだらと続いている。きのうから左の腰が痛い≫

このカルテから読み取れることと、診断(脈診、脊椎診、腹診)から考えられることは、下記のようになります。
こんな単純なものではありませんが、とりあえず概要を書いておきます。

右肩・右肩甲骨    →肝
肝臓部が重だるい   →肝
首回りが詰まっている →筋・骨格
頭痛がだらだら続く  →頸部の凝り
左の腰が痛い     →大腸

それで一穴鍼法はどのようにしたかと言いますと、左の「大腸経木」に刺鍼しました。
一穴鍼法では、基本的に脈位の側に刺鍼するのですが、大腸経の治療をする場合は、同側に選穴したほうが効果は高いので、「左の腰が痛い」と言うのを優先させて、左の大腸経を使ったわけです。
※ 七星論での脈位は、左手に「心包・脾・腎」、右手に「肺・肝・心」と配置してあります。

さて、上記の診断から、肝と大腸が原因の症状と思われますので、肝の分析から行ってみます。

中医学で考える「肝の働き」には、
① 蔵血作用:血液を溜める働き
② 疎泄作用:新陳代謝を促しエネルギーの流れをスムーズにする

というのがあり、それらの働きが悪くなると、煩燥易怒(騒ぐし怒りやすい)となったり、胸や脇の痛みが出たり、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。
また、肋間神経痛のようなチリチリをした痛みも出てきます。
その中でも、わかりやすい肝虚の症状は「イライラ」とした感情が出てくることです。

一口に「肝虚」と言っても、
① 「肝気虚」(やる気がない状態)
② 「肝血虚」(痺れ、ふらつき、頭痛、眼精疲労、生理不順や少ない経血、凝り)
③ 「肝陰虚」(煩燥易怒、胸脇部の痛み。内熱、五心煩熱、細数脈)
などに分けますので、ちょっと複雑です。

では、何故「大腸経木」に刺鍼したかと言いますと、左腰の痛みが大腸からきているので、大腸経を使ったのですが、大腸経でも「大腸木」を使っていますので、肝の治療としても使えるわけです。

これは七星論で説明しますと、「木=肝・胆」と「金=肺・大腸」は、七星論での対応経絡になり、金(大腸)を補すことで、木(肝)も整えられるからです。
つまり、大腸を整えることは、肝を整えることにもつながるということです。

それで、その患者さんはどうなったかと言うと、大腸木に刺鍼した後、

「どうですか? 腰や頭は」と聞いたところ、起き上がって腰を動かしたり、首を動かしたりしてから、

「はい。すっきりしました」と答えていました。

それから、ブレや再発が出ないように、全経絡を整えて治療を終了しました。

全経絡を整えるのは、再発を防ぐためで、これをやるのとやらないのとでは、後日に大きな差がでますので、いつも全経絡を整える治療を加えるようにしているのです。
ですから、「一穴鍼法」と言っても、一穴だけへの刺鍼で治療を終わるわけではないので、勘違いしないようにしてください。

「一穴鍼法」は、一穴で、患者さんの訴える症状を治めて、安心して治療を受けてもらうための手段なのです。
ただ、セミナーなどでパフォーマンスをする場合は、一穴で済ますことがほとんどです。
が、その場合は、受講者の元気な人がモデルになるので、問題が出ないわけです。



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